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ヘモリンドの効果とは?特長やいぼ痔への効果について解説

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薬剤師監修日:

ヘモリンドの効果は、いぼ痔の症状緩和です。体の中から有効成分が働きかけ、いぼ痔を小さくして改善へ導きます。吸収が早い舌下錠である点も特長です。ヘモリンドの効果を詳しく解説します。

ヘモリンドは、いぼ痔の症状を緩和する市販薬です。

ヘモリンドには医療用医薬品ヘモリンガルの有効成分と同じく静脈血管叢エキスが配合されています。体の中から作用し、いぼ痔そのものを小さくして改善へ導きます。また、舌の下で溶かして服用する舌下錠であるため、吸収が早いのが特長です。錠剤やカプセル剤のように服用にあたって飲み物などを用意する必要がなく、場所を選ばず手軽に服用できるでしょう。

この記事では、ヘモリンド舌下錠の特徴やいぼ痔への効き目について解説します。

ヘモリンドの効果

ヘモリンド(ヘモリンド舌下錠)は、繰り返してできるいぼ痔の根元へ働きかけて改善する、いぼ痔専用薬です。外用薬のように患部へ直接塗布するタイプではなく、舌下錠として服用することで体の中からいぼ痔の原因にアプローチします。

<h3>効果</h3>
ヘモリンドの有効成分は、静脈血管叢エキスです。静脈血管叢エキスには、以下の5つの働きがあります。

・血管循環機能調節:拡張してしまった血管の弾力を高め、いぼ痔の原因であるうっ血を改善する
・抗浮腫:腫れを抑える
・繊維素溶解:うっ血した部分で固まった血を溶かし、大きくなったいぼをやわらかくする
・組織修復:組織を修復し、出血を抑える
・抗炎症:炎症を抑えて、かゆみや痛みなどを改善する

ヘモリンドの有効成分である静脈血管叢エキスがいぼ痔の原因に作用し、内痔核や外痔核の腫れ・出血・かゆみ・痛みを緩解させ、改善へ導きます。なお、ヘモリンドはいぼ痔専用の市販薬となるため、切れ痔に対する効果は期待できません。

特長

ヘモリンドは、服用することで体の内側から作用し、いぼ痔そのものを小さくして改善に導く舌下錠です。舌の下で溶かして使用するため、有効成分が舌の裏の毛細血管からすみやかに吸収されるという特長があります。

体の中から作用する

ヘモリンドは、舌下錠タイプの内服薬です。舌下錠では、有効成分が舌の下から吸収されて、血液中に入ります。血液に乗って患部の根元に直接届き、いぼ痔の原因であるうっ血を改善して、いぼそのものを小さくするよう働きかけます。

舌の下の血管から成分が吸収されることで、胃酸の影響を受けたり、肝臓による代謝を受けたりしにくくなるのが特長の一つです。これにより有効成分が血流に乗って直接患部に届きます。

いぼ痔そのものを小さくして改善する

ヘモリンドに含まれる静脈血管叢エキスは、いぼ痔の根元に働きかけ、血管循環機能調節作用でうっ血を改善に導いてくれる成分です。また、抗浮腫作用でいぼ痔の腫れを引かせるとともに、線維素溶解作用でうっ血を起こした部位で固まっている血を溶かし、いぼをやわらかな状態にします。

いぼ痔は、一度治っても再発する可能性のある疾患です。男性だけでなく20~30代の女性にも多く、短期間で頻繁に再発してしまう方も少なくありません。そうした繰り返すいぼ痔に対し、静脈血管叢エキスは内側から働きかけ、根本から改善させていきます。

吸収が早い

ヘモリンドが採用している舌下錠タイプの治療薬は、有効成分が舌の下の粘膜から血管に吸収されるため、体内へ吸収されるのが早いのが特長です。肝臓で代謝されることなく、そのまま血液に乗って肛門付近まで運ばれ、体の内側から直接患部に作用します。

ヘモリンドに配合されている有効成分は胃酸で分解されやすい性質があるため、溶かさずそのまま飲み込んでしまうと、十分な効果が発揮されません。また、ヘモリンドは空腹時に使用する必要があります。胃の中が空になっている状態で、舌の下で溶かして服用しましょう。

使い方

ヘモリンドは舌下錠タイプになっており、舌の下で溶かして使用することで、有効成分を下の裏の粘膜から吸収させられます。錠剤をそのまま飲み込んだり、噛んだりしないで、舌の下で自然に溶かすようにして服用してください。有効成分の静脈血管叢エキスは胃酸で分解されやすく、舌下で溶かさずに飲み込んでしまうと効果が低減するためです。

口の中が乾いている場合は、少し水を含んで、口内を湿らせてから舌の下に入れてください。すべて溶け切るまでには5~10分程度かかります。ヘモリンドに味はないため、出先など使用シーンを選ばないだけでなく、就寝前などのタイミングでも服用しやすいでしょう。

医療用と市販薬の違い

ヘモリンドの有効成分である静脈血管叢エキスは、医療用医薬品「ヘモリンガル」にも配合されています。有効成分と効能・効果は同じですが、用法および用量と使用できる対象年齢は違っています。市販薬のヘモリンドは15歳未満の小児は使えず、用法用量も症状によって異なる点に注意しましょう。

効能または効果

医療用医薬品ヘモリンガルの効能・効果は、痔核の症状(出血、疼痛、腫脹、痒感)の緩和、市販薬のヘモリンドは内痔核、外痔核症状の緩和です。両者が使用できる症状おおむね同じであり、有効成分も静脈血管叢エキスとなっています。

肛門の内側にいぼ痔があるときの特徴的な症状として挙げられるのが、排便時の違和感です。このため、排便の際の違和感などが緩和したと感じられたら、ヘモリンドが効いたと考えてよいでしょう。

用法および用量

医療用医薬品ヘモリンガルは1日3回、市販薬のヘモリンドは症状にあわせて1日3~4回空腹時に使用します。医療用医薬品のヘモリンガルに関してはいつ飲むべきか明確な記載がありません。一方、市販薬のヘモリンドは食前または食後2時間以上空いたタイミングで服用します。各食事の前などに飲むとよいでしょう。

用量は医療用医薬品のヘモリンガルが1回1錠、市販薬のヘモリンドは症状によって細かく決められています。ヘモリンドの症状別服用量および服用回数は以下のとおりです。

症状の
​​​​​名称
症状 1回量 服用
回数
急性症 激しい痛みや出血、腫れ、かゆみ、違和感などを伴う 2錠 1日4回
一般症状 激しい痛みの緩和後に感じる排便時の痛みや出血、腫れ、かゆみ、違和感などを伴う 1錠 1日3回
慢性症 長期にわたって排便時の痛みや出血、腫れ、かゆみ、違和感などを伴う 1日目2錠 1日4回
2日目2錠 1日3回
3日以降1〜2錠 1日3回

*慢性症の方は第3日目以降、様子を見ながら1回1錠に減量

急性症のいぼ痔であれば1回2錠を1日4回、1日に合計8錠を服用します。一方、慢性症で継続服用する場合は1日に合計3錠にまで少なくなります。慢性症の方で減量の仕方に不安がある場合には、使用前に薬剤師や登録販売者へ相談してみましょう。

ヘモリンド舌下錠の効果に関してよくある疑問

症状や体質によって異なりますが、ヘモリンド舌下錠は飲み始めて1週間ほどで効果を感じることが多いようです。効果を感じる場合は1か月程度は継続することもできます。塗り薬との併用も可能です。継続しても効果が見られない場合、いぼ痔ではない疾患も考えられるため、医療機関の受診を検討してください。

ヘモリンドは使い始めてどのくらいで効果が出る?

ヘモリンドの効果をいつから実感できるのかは症状や体質によって異なりますが、まずは1週間ほど服用して様子を見てみましょう。ただし、ヘモリンドを1か月ほど服用しても症状が改善しない場合は服用を中止し、医師や薬剤師、販売登録者に相談してみてください。

改善しているものの症状が続いている場合には、1か月以上続けて使用することも可能です。ただし、体調に異変がないか確認をしつつ、症状があるときのみ使うようにします。

ヘモリンドを使用しても効果がない場合はどうすればよい?

ヘモリンドを使っても症状が改善しない理由として、使用方法が間違っているか、いぼ痔ではなく他の疾患が原因である可能性が考えられます。まずは、舌の下において吸収させるという、舌下錠の正しい使い方ができているかを確認しましょう。

また、効果を感じられていないにも関わらず、そのまま使用し続けるのは適切ではありません。1か月ほど服用しても改善しない場合は使用を中止し、ヘモリンドの添付文書などを持参のうえで医師や薬剤師、販売登録者に相談しましょう。

ヘモリンド服用後に食事をしてもよい?

ヘモリンド服用後は通常通り食事がとれます。ヘモリンドは胃酸で分解されてしまうため、舌下に薬を入れて、口の粘膜から吸収できるように服用しなければなりません。ヘモリンドを舌下に入れてからすべて溶けるまでには5~10分程度かかりますが、その間は飲食を避けるようにしましょう。

また、ヘモリンドは空腹時の服用が推奨されているため、食後2時間以上空けてから使用するのが望ましいといえます。朝食前や昼食前、夕食前、就寝前などのタイミングで服用するとよいでしょう。

塗り薬との併用は可能?

ヘモリンドは塗り薬との併用が可能です。いぼ痔に使える外用薬としては、塗り薬の他に注入軟膏、坐薬があります。ヘモリンド舌下錠を使用するうえで注意すべき外用薬の報告はなく、いぼ痔の改善に役立つ塗り薬などと併用してもよいでしょう。

ただし、人によって体質は異なるため、併用する際は念のため、事前に医師、薬剤師もしくは登録販売者に相談するのがおすすめです。場合によっては、副作用が出やすくなる可能性もあるためです。すでに医療機関でいぼ痔の治療を受けていて、市販薬の使用を検討している場合にも、あらかじめ医師または薬剤師に確認してみてください。

副作用はある?

ヘモリンドの副作用として、皮膚の発疹や発赤、かゆみ、食欲不振、吐き気、嘔吐、口内炎様症状、腹部膨満感などが挙げられます。医療用医薬品のヘモリンガルの副作用も、口内炎以外はヘモリンドとほぼ同じです。

ヘモリンドにもヘモリンガルにも、眠気のような神経症状の副作用は報告されていません。ただし、上記のような副作用の他にも体調に異変があらわれた場合は、服用を中止して添付文書などを持参のうえ、医師や薬剤師、登録販売者に相談してください。

使用上の注意点はある?

ヘモリンドを使用するときには、以下3点に注意が必要です。

・症状があるときにのみ服用する
・錠剤は噛んだり飲み込んだりせず、舌下で溶かす
・15歳未満の小児は使用できない

また、上述でも触れたとおり、現在すでに医療機関でいぼ痔治療を受けている方は、服用する前にかかりつけ医に相談することをおすすめします。妊婦の方または妊娠していると思われる方、いぼ痔に限らず薬などでアレルギー症状を起こしたことがある方なども、念のため医師や薬剤師、登録販売者に相談のうえで使用しましょう。

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