インフルエンザワクチンの種類:4価ワクチンとは?

インフルエンザ予防接種のワクチンの種類は、3価ワクチンから4価ワクチンに移行しました。新しいワクチンについて徹底解説!

日に日に気候が冬へと近づく中、健康面で気になる問題といえば、毎年やって来るインフルエンザ」。急激な発熱にダルくなる筋肉と食欲不振…昨年の辛さを思い出す人も少なくないでしょう。
あの地獄のような日々を繰り返したくない!そのためには、インフルエンザの予防接種が欠かせません。

実は、インフルエンザの予防接種は2015-2016年シーズンから、新しいワクチンに移行したことをご存知でしょうか。

この記事では、インフルエンザワクチンの種類について解説します。

インフルエンザの予防接種は4価ワクチンに

2014-2015シーズンまでは3価ワクチン

2014-2015シーズンまでのインフルエンザの予防接種は「3価ワクチン」と呼ばれるものでした。

「3価」とは、3種類のインフルエンザウイルスに対しての免疫を獲得できるという意味です。その3種類位のウイルスとは、A型2種類とB型1種類でした。

インフルエンザ3価ワクチンでは、B型はどちらかひとつしか入れることができなかったのです。
これは、ワクチンなどを作るとき、良い品質を保つための基準「生物学的製剤基準」によって、インフルエンザワクチンを3種類までしか入れることができなかったためです。

そこで、3価ワクチンでは「今シーズン流行するB型はどちらか」を予測し、毎年流行性が強いA型2種類に加え、流行ると予測したB型1種類のワクチンを取り入れてきたのです。

【インフルエンザB型の種類】
◼︎山形系統
・・・B型に分類されるインフルエンザウイルスのうち、1988年に山形県で分離されたもの。
◼︎ビクトリア系統・・・・B型に分類されるインフルエンザウイルスのうち、1987年にカナダのビクトリア州で分離されたもの。4価ワクチン:B型の混合流行から世界中で4価ワクチンの導入へ

今までは、B型の3分の2はビクトリア系統、3分の1が山形系統といわれていました。

2015-2016シーズンからB型2種の4価ワクチンに

これまでは同時に流行することはほとんどなかったB型のインフルエンザウイルスですが近年、B型インフルエンザ2種類の混合流行が世界的に広がりをみせるようになっています。
そこで、B型両方の免疫を獲得できるワクチンを求める声が高まり、インフルエンザの4価ワクチンが生まれました。

つまり4価ワクチンとは、A型2種類に加え、B型も2種類加えたインフルエンザワクチンとなります。

2016-2017シーズンの4価インフルエンザワクチン

国立感染症研究所より発表された平成28年度(2016-2017シーズン)インフルエンザワクチンの内容は、次のとおりです。

A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)

インフルエンザA型の中でも、去年に引き続いてインフルエンザA香港型が流行すると予想されています。
また、昨年に引き続きB型の流行も予測され、今年度のワクチンに組み込まれています。

いくつかのメーカーがインフルエンザワクチンを製造していますが、共通してこの4種類が含まれます。

インフルエンザワクチンの料金:4価は3価の約1.5倍!

新しいインフルエンザの予防接種・4価ワクチンが、これまで以上に幅広く効果を発揮することはお分かりいただけたでしょうか?

しかし、多くのウイルスの免疫を獲得するということは、それだけ製造するための費用もかかるということ。

そのため、これまでのインフルエンザワクチンと比較して、約1.5倍の料金となっています。

インフルエンザの予防接種は自由診療にあたるので、料金は医療機関によって異なりますが、相場は税込みで3.000~5.000円です(1回接種の場合)。

詳細に関しては、予防接種を受ける医療機関へお問い合わせください。

妊婦が接種するインフルエンザワクチンの種類

インフルエンザワクチンには、防腐剤が含まれているのものがあります。妊娠中の方、授乳中の方などは、この防腐剤の影響が気になるのではないでしょうか。

インフルエンザワクチンに含まれる防腐剤はごく微量であり、母体や胎児には影響を与えることはないといわれています。

実は、防腐剤が含まれていないインフルエンザワクチンも存在します。
ただし、2016-2017シーズンは、ワクチン製造メーカーの工場が熊本地震の影響を受けたため、防腐剤無添加のワクチンは製造されていません。

おわりに

インフルエンザ予防接種は、3価から4価ワクチンになったことにより、混合流行にも対応できるようになりました。

自分自身が感染することを防ぐため、そして周囲の人へ感染させることを防ぐためにも、ぜひ流行前にワクチンの接種を受けましょう。

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