RSウイルスに感染したら保育園の登園はいつから?

子どもがRSウイルスに感染した場合、保育園にはいつから登園できるのでしょうか?保育園への報告や登園許可が必要かどうか解説します。

RSウイルスは保育園に通う子どものほぼ100%が感染!

寒い季節に流行する感染症といえば、インフルエンザ。そんなインフルエンザより少し早く、9月ごろから流行の兆しをみせるのが「RSウイルス感染症」です。

なんと、保育園や幼稚園をはじめとした施設に通う子どものほとんどが、2歳までにRSウイルス感染を経験するとされています。つまり、パパ・ママにとってRSウイルス感染症は避けては通れない道なのです。

もしも自分の子どもがRSウイルスに感染したら、登園はいつから可能なのでしょうか?
RSウイルス感染と保育園の登園について解説します。

RSウイルスに感染したら保育園に報告を

RSウイルス感染症と判明したら、まずは保育園に報告しましょう。保育園が他の子どもへの感染を防ぐための対策を取ることができます。

登園許可証は必要?

RSウイルスは、学校感染症には指定されていません。ただし、厚生労働省のガイドラインで「医師の診断を受け、保護者が記入する登園届が望ましい感染症」となっています。

子どもがRSウイルスに感染した場合、保育園や幼稚園へ登園するタイミングは医師と相談の上で決めましょう。

いつから登園できる?

「いつから登園できるか?」という、ひとつの目安は消化器症状の消失です。消化器症状とは咳や痰、呼吸困難などのこと。これらの症状がなくなり、全身状態が良くなると、保育園などの登園が可能となります。

2歳以上の子どもの場合、発熱が治まり、軽い咳や鼻水だけになると、登園させるケースもみられます。しかしRSウイルスは、完治後も1~3週間、感染力を維持するほど強いウイルスです。軽い風邪程度で元気に見える場合でも、周囲にうつしてしまう可能性があります。

登園はできるだけ呼吸器症状の消失まで待ちましょう。

登園時の注意点

軽い咳であっても、RSウイルスを含む小さな粒子は飛び散ります。回復後の登園時には、ぜひマスクの着用も心がけてください。

RSウイルスとは:1歳未満の子どもは重症化に注意

RSウイルスの主な感染経路は、接触、および飛沫感染です。「接触感染」は感染者との接触や、感染者の咳や痰、鼻水に含まれるウイルスが手指に付着したことで起こります。おもちゃや日用品など、あらゆるものにRSウイルスが付着している可能性があるので、注意が必要です。なお、接触感染は口や鼻だけでなく、目から起こることもあります。一方の「飛沫感染」は、感染者の咳やくしゃみのしぶきを吸い込むことによる感染です。

体内に侵入したRSウイルスは4~6日の潜伏期間を経たのち、発症します。軽い場合は、鼻水、咳、発熱と、風邪に似た症状があらわれます。回復までにかかる期間は、およそ1週間です。

ただし初感染の場合、約30%の子どもに気管支炎や細気管支炎といった、重い症状があらわれます。RSウイルスは症状の進行が早く、夜間急に悪化することもあるので、注意深く観察しましょう。

特に1歳未満の子どもは、重症化しやすい傾向があるため、注意が必要です。

RSウイルス感染症の症状

RSウイルス感染症の症状には、次のようなものがあります。

◼︎水っぽい鼻水・鼻づまり
◼︎咳
◼︎発熱
◼︎気管支炎(激しい咳・痰)
◼︎細気管支炎(激しい咳、呼吸困難など)

RSウイルスは再感染する!回復後の3つの注意

RSウイルス感染症が無事治まり、保育園や幼稚園に登園できる!でもちょっと待ってください。RSウイルス感染症には、完治後も3つの注意点があるのです。

RSウイルスは再感染しやすい

RSウイルス感染症は、再感染を繰り返しやすい病気です。保育園や幼稚園には、ただの風邪と思って登園している子どもや、RSウイルスの感染力を維持した子どもがいる可能性もあります。

再感染予防のために、マスクの着用やこまめな手洗い・うがいを習慣にしましょう。

兄弟間での感染に注意

RSウイルス感染症は、年齢が高くなるほど症状が軽くなる傾向があります。そのため、お兄ちゃんやお姉ちゃんの風邪が、実はRSウイルス感染症だったというケースもあるのです。

兄弟間での感染を防ぐには、マスク着用や手洗いなどのほか、消毒が有効です。アルコールや、次亜塩素酸ナトリウムを含む「家庭用塩素系漂白剤」で、家の中を消毒しましょう。

まれに大人が感染するケースも

感染者の90%以上が3歳以下と、子どもの病気である印象が強いRSウイルス感染症。ただし、1%満たない割合ですが、大人が感染するケースもあります。大人の場合は軽い症状で済みますが、子どもに感染すると危険です。

咳、鼻水といった症状が出るときは、万が一のことを考え、マスクを着用の上で接触はなるべく控えましょう。

おわりに:RSウイルス感染症の流行は春まで続く可能性も

子どもがRSウイルスに感染した場合の症状の経過や、登園の目安、注意点についてお分かりいただけたでしょうか。

RSウイルス感染症は、春ごろまで流行が続く可能性があります。流行期は再感染、再々感染を起こしやすいので、一度治っても継続して予防に努めることが大切です。

特にパパ・ママや兄弟間による家族感染は避けたいところ。家族みんなで力を合わせて、家の中にウイルスを入れないための予防対策を行いましょう。

そして、秋冬に咳や痰、鼻水といった症状がみられた場合は、自己判断で風邪と決めず、早めに医師に相談してくださいね。

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