クラビット(レボフロキサシン)はインフルエンザの合併症を予防する薬!副作用・飲み合わせについて

クラビット(レボフロキサシン)は、インフルエンザにかかったときに注意すべき合併症を予防する効果がある薬です。この記事では、クラビットの効果や副作用に加えて、飲むときの注意点や飲み合わせについて詳しく解説します!

毎年、流行の猛威をふるうインフルエンザ。

インフルエンザは、急激な高温、寒気や全身の痛みなどとても辛い症状をもたらします。

また、ひどい症状をもたらすだけではありません。インフルエンザは、二次感染や合併症にも注意な病気。

ここでいう二次感染とは、インフルエンザウイルスに感染したことによって体の抵抗力が弱まっている状態で、新たな病原体(細菌やウイルスなど)によって別の病気にかかることをいいます。

なんと合併症である肺炎が、インフルエンザの死亡原因の90%以上を占めています。

そして合併症を引き起こすのは、インフルエンザウイルス自体であることは稀で、ほとんどの場合は二次感染が原因となっているのです。

この記事では、二次感染の原因となる細菌に効き目がある抗菌剤のクラビットについて取り上げます。

加えて、クラビットの注意すべき飲み方やほかの薬との飲み合わせについても詳しく解説します!

クラビット(レボフロキサシン)は細菌感染を予防する抗菌剤

インフルエンザに処方される薬といえば、タミフルをはじめとした抗インフルエンザ薬でしょう。

この記事では、抗菌剤である細菌に効き目がある薬、クラビットについてみていきます。

クラビットとは商品名で、レボフロキサシンは成分名になります。

クラビットは、インフルエンザ菌をはじめとして肺炎球菌、腸球菌属など幅広い菌に効果を発揮する抗菌剤です。

インフルエンザにかかったときに、クラビットが処方される理由は細菌による二次感染の予防です。

インフルエンザにかかると、体力が落ちて免疫力が低下してしまいます。

そうすると細菌感染による合併症になってしまう危険性があります。

そのため、クラビットは細菌感染を前もって予防するために処方されるのです。

クラビットの用法・用量&取り扱い方法

■用法・用量・・・

通常の場合、成人には1回500㎎を1日1回服用します。

クラビットには250㎎、500㎎の錠剤と細粒10%のタイプがあります。

1日の量(250㎎:2錠、500㎎:1錠、細粒10%:5g)を1回で飲むことが重要です。

クラビットは100㎎を3回に分けて飲むよりも500㎎を1回飲む方が「耐性菌」を抑制する効果が増します。

耐性菌とは、抗生物質などの抗菌剤が効きにくい菌のことです。

ただし、1回に飲む量を増やせばいいというわけではありません。2日分をまとめて1回飲むのは、控えてください。

■副作用

主な副作用は、発疹、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などです。

このような初期症状があらわれたら、担当の医師あるいは薬剤師に相談してください。

■取り扱いの注意

光の当たらない場所で室温で保存し、子どもの手が届かない場所におきましょう。

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クラビットと抗インフルエンザ薬との飲み合わせは問題ナシ!

クラビットとインフルエンザで処方される抗インフルエンザ薬との飲み合わせについて解説します。

インフルエンザで処方される抗インフルエンザ薬には、イナビル、タミフル、リレンザなどがあります。

これらの抗インフルエンザ薬とクラビットとの飲み合わせは問題ありません。

膀胱炎でクラビットを服用中に、インフルエンザにかかって抗インフルエンザ薬であるタミフルを一緒に飲むことも大丈夫です。

飲み合わせについては、医師からの特別な指示がない限り、成分的に併用しても問題ないといえます。

効果の違いとしては、イナビルなどの抗インフルエンザ薬はインフルエンザウイルスが増えるのを抑える薬。

一方、クラビットはインフルエンザで体力が落ちたあとに細菌による合併症や重症化の予防をする抗菌剤です。

クラビットとの飲み合わせに注意が必要な薬

以下の薬とクラビットを併用して使用するときには、医師や薬剤師に相談しながら指示をもらってください。

<フェルニ酢酸系またはプロピオン酸系の非ステロイド性消炎鎮痛薬>

・フェルニ酢酸系の内服薬・・・ポルタレン、クリノリルなど

・プロピオン酸系の内服薬・・・ロキソニン、ナイキサンなど

痙攣を起こすことがあります。

<アルミニウムまたはマグネシウムを含む鉄剤や薬>

クラビットの効果が弱まってしまうおそれがあります。

これらの薬を飲む場合には、クラビット服用の1~2時間後にしましょう。

<QT延長を起こすことが知られている薬(デラマニドなど)>

QT延長を起こすおそれがあります。

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クラビットは小児や妊婦は服用できません!

クラビットを使用する上で安全性が認められていないので、飲んではいけない場合があります。

処方されたときの医師の指示の従うようにしましょう。

■服用してはいけない場合

以下の場合にあてはまる方は、クラビットの使用はできません。

・以前にクラビットを使用して、かゆみ・発疹などのアレルギー症状が出た

・小児(15歳未満)

・妊娠している可能性がある、または妊娠中・授乳中

■服用に注意が必要な場合

以下のような方は、クラビットの使用に注意が必要です。

使用する際は医師や薬剤師に相談しましょう。

・腎機能、心疾患、てんかんなどの痙攣性疾患のある患者

・重症筋無力症の疾患のある患者

・不整脈・虚血性心疾患などの重度な心疾患のある患者

・高齢者

クラビットを飲むときに気になる疑問~Q&A~

Q.クラビットを服用中ですが、インフルエンザの予防接種はできますか?

A.クラビットを飲んでいるときにインフルエンザの予防接種を受けても問題ありません。

Q.処方箋に飲む時間帯が書かれていないのですが、クラビットは飲む時間帯が決まっていますか?

A.クラビットは飲む時間の設定が明確にされていない薬です。

毎日同じくらいの時間に飲めばよいでしょう。クラビットは食事による影響がないので食前・食後どちらでも大丈夫です。

Q.薬を飲み忘れたときどうしたらよいのでしょうか?

A.飲み忘れに気付いたときには、できるだけ早く飲みましょう。ただし、次回の飲むべき時間が近い場合、忘れてしまった1回分は飲まないでください。

そして、2回分を一度に飲むことは絶対にやめてください。誤って多く飲んでしまった場合は医師または薬剤師に相談することをおすすめします。

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おわりに

インフルエンザの二次感染を予防するために処方されるクラビットについて、いかがでしたか。

クラビットを飲む際のポイントは、1日に1回500㎎を服用することです。

飲み忘れたときにまとめて2日分飲むことは、やめましょう。

そして、クラビットを飲んだ後に副作用として気になる症状が出たときには、かかりつけの医師に相談してください。

インフルエンザにかかった際には処方された薬を指示通りに飲んで、十分な休養をとってください。

インフルエンザが重症化しないために、一番大事なのはインフルエンザを早く治すことです。

クラビットのより詳しい説明については、ミナカラ薬辞典をご覧ください。

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