【超低用量ピル】ヤーズの効果と副作用を解説!

ヤーズは超低用量ピルに分類されるホルモン剤です。ヤーズの正しい飲み方、気になる避妊効果や副作用、飲み忘れた時の対応方法などを徹底解説します。

はじめに

低用量ピルは1999年に発売が開始されて以降、ピルは「避妊」「月経周期の調整」を目的として服用するというイメージが一般的に持たれていました。
しかしながら現在では、「月経困難症」「月経痛」の治療を目的として、医療の現場でも積極的に取り入れられるなど、服用目的も多岐に渡るようになりピルを服用する女性が増えています。

現在日本国内ではアンジュトリキュラーラベルフィーユマーベロンシンフェーズファボワールヤーズといった低用量ピルが婦人科などで処方してもらうことで入手可能となっています。

ヤーズは、低用量ピルの中でも「超低用量ピル」に属し、ピルの中でも新しい第4世代の薬です。おもに生理痛の緩和や月経困難症(PMS)の改善に用いられます。
この記事では、ヤーズの飲み方と副作用、よくある困った時の対応方法を解説していきます。

関連記事:低用量ピルを徹底解説!種類・効果・副作用について

ヤーズの効果

添付文書に記載されているヤーズの効能効果は次の通りです。

・月経困難症

ヤーズには、黄体ホルモンの「ドロスピレノン」と、卵胞ホルモンの「エチニルエストラジオール」という2つの女性ホルモンが配合されています。
とくに黄体ホルモンには排卵を抑えたり、子宮内膜が厚くなるのを抑える役割があり、痛みのもととなる物質であるプロスタグランジンが作られるのが抑えられるため、ヤーズは生理痛や月経困難症の治療に使われるのです。

また28日周期の中で、他の低用量ピルが21日間(プラセボを含まない)の服用であるのに対し、ヤーズは24日間(残り4日はプラセボ)の服用が必要です。他の低用量ピルと比べて服薬期間が長いため、治療薬としても適しているという側面があります。

ヤーズの避妊効果は?

日本では、ヤーズは避妊を目的とした低用量ピルではなく、「月経困難症治療薬」として認可されているため、添付文書を読んでも避妊効果については認められていません。
「本剤は月経困難症のお薬です。避妊目的で使用することはできません。」と書かれています。
しかしながらヤーズも、他の低用量ピルと同様に排卵を抑制する効果があるため、飲み方を間違えていなければ結果としては避妊効果があります。

ただし、何らかの理由で万が一妊娠してしまった場合、保障はないためあくまで自己責任という形になってしまいます。避妊効果を得たい場合は医師に相談してください。
また、性感染症を防ぐためにも、ヤーズを服用していても避妊具を使用しましょう。

緊急避妊(アフターピル)効果はある?

ヤーズを緊急避妊薬として使用することはできません。

緊急避妊についてはこちらの記事をご覧ください。
関連記事:アフターピル(緊急避妊)の副作用は?失敗しない飲み方まで解説!

ヤーズの飲み方

ヤーズは28日間で1サイクルという使い方の薬です。他のピルと異なる部分は、成分が入っている錠剤の数です。他のピルは通常は成分の入っている錠剤を21日間飲み、7日間の休薬期間(偽薬を含む)をとりますが、ヤーズはピンク色の錠剤を24日間、最後の4日間は休薬期間として白色の錠剤(偽薬)を服用します。
プラセボ錠をこれは28日の周期を忘れずにし、次のシートへ移行するためです。

服用開始日は生理が始まった日

ヤーズは「月経(生理)が始まった日」から飲み始めます。
カレンダーシールと錠剤シートの矢印に従って、ピンク色の錠剤を1日1錠ずつ24日、最後の白い錠剤を4日、計28日間ほぼ一定の時刻に毎日飲みます。
通常、白色の錠剤を服用している間に月経に似た出血の消退出血が始まります。

出血が終わっていても続いていても、28錠すべて飲み終わったらそのまま続けて新しい錠剤シートを飲み始めてください。

1相性タイプのヤーズは3相性の低用量ピルと異なり、服用期間の28日間のサイクル中、ホルモン量が変わることはありません。プラセボ錠(偽薬)以外はすべての錠剤が同じホルモン量の錠剤となります。

そのため万が一飲む順番を間違えても、プラセボ錠以外は同じ成分なので問題なく効果が続きます。ただし、1日1錠を飲むという飲み方を間違えたり、順番を間違えてプラセボ錠を飲むと効果が落ちたり不正出血が起きる可能性があるため、1相性タイプのヤーズでも飲む順番を守ることは大切です。

ヤーズを飲み忘れた場合

■ピンク色の錠剤(1-24番目)を飲み忘れたとき

飲み忘れに気づいたときにすぐに飲み忘れた分の1錠を服用してください。その後当日分の錠剤も通常の服用時刻に服用します。
いつもの服用時刻に前日の飲み忘れに気づいたら、前日分と当日分をまとめて計2錠服用してください。

避妊目的のピルではないため、他の低用量ピルと比較すると飲み忘れに関しては神経質にならなくても問題ないでしょう。そのため2錠以上飲み忘れた場合、3錠をまとめて服用するのではなく、気づいたときにまず1錠服用し、服用時間に通常通り1錠服用するか、服用時間に2錠まとめて服用し、飲み終わる日を1日ずらすようにします。

■白色の錠剤(25-28番目)を飲み忘れたとき

白色の錠剤には成分は含まれていないため、飲み忘れても問題ありません。飲み忘れた分も飲んだものとみなし廃棄してください。その後は順番通り服用します。

関連記事:【低用量ピルの飲み忘れ】日数・時間別の対処法と避妊効果

他のピルからヤーズへ切り替える場合

■21錠タイプからの切り替え

現在服用しているシートの錠剤(21錠)をすべて服用し、7日間休薬したあと、29日目からヤーズを飲み始めます。

■28錠タイプからの切り替え

現在服用しているシートの錠剤(28錠)をすべて服用したあと、29日目からヤーズを飲み始めます。

ヤーズの副作用

ヤーズのおもな副作用として、不正子宮出血、乳房痛、乳房障害、頭痛、悪心(気持ち悪さ)、吐き気、嘔吐などの症状が挙げられます。

ヤーズに限らず低用量ピルを始めて服用した際は、これらの副作用が出やすいといわれています。

副作用はいつまで続く?

ヤーズを飲み始めて最初の1〜2か月は、頭痛や吐き気、月経とは異なる軽い出血(不正出血)などが現れることがあります。マイナートラブルといわれるこれらの副作用は、徐々に体が薬に慣れてくるので通常は3か月以内になくなっていきます。まずは3か月服用を続けてみてください。

ただし、副作用が強かったり体に合わないようなときは、3か月を待たずにヤーズを処方してもらった医療機関へ行き、ほかの低用量ピルへの変更などを含めて医師に相談するようにしましょう。

関連記事:ピルの使用中に不正出血?原因や対策を解説!

血栓症のリスク

ヤーズの重大な副作用に血栓症(けっせんしょう)が報告されています。
血栓症は文字通り血管内に栓ができてしまい、血流が低下したり血管がつまる恐れのある病気です。

低用量ピルの服用には血栓症のリスクは付きものですが、とくにヤーズは死亡例が出ていることから厚生労働省は注意喚起を行っています。

厚生労働省:月経困難症治療剤ヤーズ配合錠による 血栓症について

下記のような症状がみられたら、すぐに服用をやめて医療機関を受診してください。

手足 突然の足の痛み・腫れ、手足の脱力・まひ
突然の息切れ、押しつぶされるような痛み
激しい頭痛
舌のもつれ・しゃべりにくい
突然の視力障害(見えにくいところがある・視野が狭くなる)

その他、足に急激なしびれやむくみ、足がつるなど、服用前にみられなかった症状が増えた場合も同様に医療機関で診断を受け、他の低用量ピルに切り替えるようにしてください。

ヤーズが処方されると「ヤーズ配合錠患者携帯カード」が配布されます。これは保険証と一緒に持ち歩くように指示され、緊急の際は医療機関がヤーズを服用していることが分かるようにします。

血栓症は早く気がつき、すぐに治療を受けることで重症化を防ぐことができます。忘れずに携帯しましょう。

■35歳以上の喫煙者は要注意!

おおよそ35歳以上でタバコを吸う人は血栓症のリスクが格段に高くなります。ヤーズを含む低用量ピルを服用する場合は禁煙することが望まれます。

ヤーズ服用後の生理について

白色の錠剤である偽薬・プラセボ期間に消退出血(生理)が起こりますが、なかなか生理が来ない場合があります。

生理が来ない場合

休薬期間、偽薬・プラセボ期間に消退出血という出血(生理)が発生しますが、ヤーズを服用し始めたばかりの頃は、この消退出血の量が少なかったり、出血がないという場合があります。

次のシートが処方されている場合、28錠すべて飲み終えたら生理が来ていても来ていなくても、新しいシートへ以降してください。

出血が続く場合

出血がだらだらと続くような場合は、必ず医師に相談してください。体は生理を起こそうとしているのに、ヤーズが出血を抑えようとしているため、出血がだらだらと続く場合があります。

ヤーズの購入方法

ヤーズは医師の処方が必要な薬です。薬局やドラッグストアでは購入できません。そのため、ヤーズは婦人科、産婦人科で処方してもらう必要があります。
しかしながら、他の低用量ピルのように避妊目的で自己申告して処方してもらうものではなく、月経困難症の治療薬として使用されるため、ヤーズの処方の最終的な判断は医師によります。

関連記事;ピル処方の流れを解説!検査は?値段はどれくらい?

ヤーズは保険適用されるピル

避妊目的で服用する低用量ピルと異なり、ヤーズは「月経困難症治療薬」として用いられるため保険が適用されます。
1シート7000円前後ですが、保険が適用されるため、保険適用がない低用量ピルとおおよそ同額2500〜3000円程度の価格です。
なお、現在日本では保険適用がされるピルは、ヤーズとルナベルの2種類のみです。

関連記事:ピルの値段を比較!目的別のピルの値段と個人輸入について

検診を受けないと処方されないので注意!

ヤーズなどのピルを長期服用する場合、定期的(3〜6か月に一度程度)に血液検査や血栓症の問題がないか、検診をする必要があります。
初回は問診のみの場合もありますが、数か月服用した後にピルの処方だけお願いしても、検診を受けないと処方してもらうことはできません。

また、すでに乳がんや子宮頸がんにかかっている人、または過去にかかったことがある人がピルを長期間飲むと、がんの悪化を促す可能性があります。18歳以上の方は定期的に「乳がん」「子宮頸ガン検診」を受けてください。

これらの検診は、ほとんどの婦人科・レディースクリニックで行うことができるので、ピルを処方してもらっている医療期間にそのまま相談するのが良いでしょう。

個人輸入の注意事項

現在、ピルをインターネットなどの通信販売で購入したり、個人輸入で入手することは可能です。通販や個人輸入では、通常より安価であったり病院に行く手間が省けます。
しかしながら、個人輸入でピルを購入する場合は、以下のリスクがあります。

◼︎個人輸入で入手した医薬品で発生する問題はすべて自己責任となる
◼︎販売ページに商品についての詳細な説明がないので、購入後に自分で外国語の取扱説明書をしっかりと読む必要がある
◼︎日本国内で流通している医薬品ではなく、品質管理なども異なる海外の製品である
◼︎副作用があったときに国の補償などを受けられない

ピルは副作用が起こる可能性のある医薬品なので、個人輸入ではなく、国内の医療機関で販売されている正当なピルの使用をおすすめします。
病院で処方してもらった医薬品で重大な副作用が起きた場合は、医薬品副作用被害救済制度などで補償されることがありますが、個人輸入の医薬品などは補償の対象外になるので注意してください。

ヤーズを服用する際に注意すべき人

次の方はヤーズの使用を医師とよく相談しましょう。

子宮筋腫のある方:筋腫の腫大を促すことがあります。

40歳以上の方:一般に心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなる年代であるため注意が必要です。

⑶乳癌の既往歴のある方:乳癌が再発するおそれがあります。

⑷乳癌の家族歴又は乳房に結節のある方

⑸喫煙者:35歳以上で1日15本以上の喫煙者は、心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告があります。

肥満の方:血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告があります。

⑺血栓症の家族歴を持つ方:血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告があります。

⑻前兆を伴わない片頭痛の方:脳血管障害(脳卒中等)が発生しやすくなるとの報告があります。

⑼心臓弁膜症の方:血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告があります。

高血圧(妊娠中の高血圧の既往も含む)のある方:血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告があります。

耐糖能の低下している方(糖尿病及び耐糖能異常の方):耐糖能が低下する可能性があります。

⑿ポルフィリン症の方:症状の悪化を招く恐れがあります。

肝障害のある方:代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が悪化することがあります。

⒁心疾患又はその既往歴のある方:ナトリウム又は体液の貯留により症状が悪化することがあります。

⒂重篤な腎障害又は急性腎不全のある方:ドロスピレノンの弱い抗ミネラルコルチコイド作用により、血漿中レニン及びアルドステロン活性が上昇することがあります。

⒃てんかんを持っている方:症状が悪化することがあります。

⒄テタニーのある方:症状が悪化することがあります。

ヤーズとの飲み合わせに注意が必要な食べ物・薬

ヤーズと併用禁忌(併用しないこと)

オムビタスビル水和物・ パリタプレビル水和物・ リトナビル配合剤(ヴィキラックス) 

エチニルエストラジオール含有経口避妊剤を併用した患者においてALT (GPT)上昇が高頻度に認められています。
なお、オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル配合剤治療終了の約2週間後からヤーズの使用を再開できます。

ヤーズの効果や作用に影響が出るおそれのある飲み合わせ

ヤーズとの飲み合わせに注意が必要な食べ物(サプリメント含む)や医薬品として、おもに以下のようなものがあります。

いずれも併用が禁止されているわけではなく、必ずしも一緒に使ってはいけないわけではないため状況により一緒に処方される方もいますが、ヤーズの使用中にこれらの薬が必要となる場合は担当の医師としっかり相談しながら対応方法を確認しましょう。

  1. テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン・アクロマイシン等)、ペニシリン系抗生物質(アンピシリン水和物・ビクシリン等)
    病原菌(細菌)を殺すいわゆる抗生剤の一つです。ヤーズとテトラサイクリン系やペニシリン系の抗生物質の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    これらの薬は腸内の環境に影響を与えることでヤーズの再吸収を抑えてしまい、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
    上記グループ以外の抗生物質もあるので、医療機関で抗生物質が処方される場合は念のためヤーズを服用していることを医師にも伝えておくと良いでしょう。
     
  2. セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
    セイヨウオトギリソウは薬ではないのですが、ダイエット関係のサプリメントや食品に含まれていることがあります。
    セイヨウオトギリソウによりヤーズの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が考えられています。
     
  3. リファンピシン(リファジン・アプテシン)
    結核の治療に使われる薬の一つです。ヤーズとリファンピシン(リファジン・アプテシン)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    リファンピシンによりヤーズの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  4. バルビツール酸系製剤(フェノバルビタール・フェノバール等)
    てんかんの予防や、不安や緊張の治療に使われる薬の一つです。ヤーズとバルビツール酸系製剤(フェノバルビタール・フェノバール等)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    バルビツール酸系の薬によりヤーズの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
    不安や緊張の治療の薬は他にも多数あるため、抗不安薬を使う場合は念のためヤーズを服用していることを医師にも伝えておくと良いでしょう。
     
  5. ヒダントイン系製剤(フェニトインナトリウム・アレビアチン・ヒダントール等)
    てんかんやけいれんの予防に使われる薬の一つです。ヤーズとヒダントイン系製剤(フェニトインナトリウム・アレビアチン・ヒダントール等)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ヒダントイン系の薬によりヤーズの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  6. カルバマゼピン(テグレトール)
    てんかんやけいれんの予防や、そううつ(躁鬱)の治療に使われる薬の一つです。ヤーズとカルバマゼピン(テグレトール)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    カルバマゼピンによりヤーズの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  7. ボセンタン(トラクリア)
    肺動脈性肺高血圧症の治療に使われる薬の一つです。ヤーズとボセンタン(トラクリア)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ボセンタンによりヤーズの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  8. モダフィニル(モディオダール)
    眠気をとる薬で、ナルコプレシーや睡眠時無呼吸症候群の治療に使われる薬の一つです。ヤーズとモダフィニル(モディオダール)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    モダフィニルによりヤーズの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  9. トピラマート(トピナ)
    てんかんを予防する薬の一つです。ヤーズとトピラマート(トピナ)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    トピラマートによりヤーズの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
  10. HIVプロテアーゼ阻害剤〔ネルフィナビルメシル酸塩,リトナビルダルナビルホスアンプレナビル(リトナビル併用時),ロピナビル・リトナビル配合剤等〕、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(ネビラピン:ビラミューン
    HIVやエイズの治療に使われる薬の一つです。ヤーズとHIVプロテアーゼ阻害剤、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。

  11. HIVプロテアーゼ阻害剤(アタザナビルインジナビル)、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(エトラビリン
    HIVやエイズの治療に使われる薬の一つです。これらのお薬はヤーズの血中濃度を高める可能性が報告されています。

  12. フルコナゾール(ジフルカン)、ボリコナゾール(ブイフェンド)
    真菌を殺す薬の一つです。ヤーズとフルコナゾール(ジフルカン)やボリコナゾール(ブイフェンド)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    これらの薬はヤーズの血中濃度を高める可能性が報告されています。

  13. テルビナフィン塩酸塩(ラミシール)
    水虫やカンジダの治療に使われる薬の一つです。ヤーズとテルビナフィン(ラミシール)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    月経異常の副作用があらわれたという報告があります。

飲み合わせ相手の作用に影響が出るおそれのある飲み合わせ

  1. 副腎皮質ホルモン(プレドニゾロン・プレドニン・ステロイド等)
    いわゆる「ステロイド」タイプの炎症をおさえる薬です。ヤーズはステロイドの代謝を抑えると考えられており、ステロイドの作用が強まる可能性が報告されています。
     
  2. 三環系抗うつ剤(イミプラミン・トフラニール等)
    うつ(鬱)の治療に使用される薬の一つです。ヤーズとステロイドの飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ヤーズは三環系抗うつ剤の代謝を抑えると考えられており、三環系抗うつ剤の作用が強まる可能性が報告されています。うつの治療薬は三環系抗うつ剤以外の薬も多数あるため、ヤーズの服用中は他の医薬品の使用を含めて相談が可能です。
     
  3. セレギリン塩酸塩(エフピー)
    パーキンソン病の治療に使用される薬の一つです。ヤーズとセレギリン(エフピー)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ヤーズはセレギリンの代謝を抑えると考えられており、セレギリンの作用が強まる可能性が報告されています。パーキンソンの治療薬は三環系抗うつ剤以外の薬も多数あるため、ヤーズの服用中は他の医薬品の使用を含めて相談が可能です。
     
  4. シクロスポリン(サンディミュン・ネオーラル)
    免疫抑制剤の一つです。ヤーズとシクロスポリン(サンディミュンやネオーラル)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ヤーズはシクロスポリンの代謝を抑えると考えられており、シクロスポリンの作用が強まる可能性が報告されています。
     
  5. オメプラゾール(オメプラール・オメプラゾン)
    胃酸を抑える薬の一つです。ヤーズとオメプラゾール(オメプラールやオメプラゾン)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ヤーズはオメプラゾールの代謝を抑えると考えられており、オメプラゾールの作用が強まる可能性が報告されています。
     
  6. テオフィリン(テオドール・テオロング・スロービッド・ユニフィル・アプネカット)
    気管支を広げて呼吸を楽にする薬の一つで、喘息や気管支炎の治療に使われます。ヤーズとテオフィリン(テオドール・テオロング・スロービッド・ユニフィル・アプネカット)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ヤーズはテオフィリンの代謝酵素を阻害すると考えられており、テオフィリンの血中濃度が上がる可能性が報告されています。
     
  7. チザニジン塩酸塩(テルネリン)
    筋肉の緊張をほぐす薬の一つです。ヤーズとチザニジン(テルネリン)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ヤーズはチザニジンの代謝酵素を阻害すると考えられており、チザニジンの血中濃度が上がる可能性が報告されています。
     
  8. Gn-RH誘導体(ブセレリン酢酸塩・スプレキュア等)
    子宮内膜症や支給禁止の治療に使われる薬の一つです。ヤーズはGn-RH誘導体の効果を弱めてしまう可能性が報告されています。
     
  9. 血糖降下剤(インスリン製剤,スルフォニル尿素系製剤,スルフォンアミド系製剤,ビグアナイド系製剤等)
    糖尿病の治療に使われる薬の一つで、血糖値を下げる薬です。
    ヤーズと血糖値を下げる薬(血糖降下剤)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ヤーズは血糖降下剤の効果を弱めてしまう可能性が報告されており、ヤーズ服用中は特に血糖値の状態をしっかり観察しながら血糖降下剤の用量を調整するなどの注意が必要とされています。
     
  10. ラモトリギン(ラミクタール)
    てんかんを予防する薬の一つです。ヤーズとラモトリギン(ラミクタール)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ヤーズはラモトリギンの血中濃度を下げる可能性が報告されています。
     
  11. モルヒネ
    激しい痛みがあるときの痛み止めに使う薬の一つです。ヤーズはモルヒネの血中濃度を下げる可能性が報告されています。
     
  12. サリチル酸
    皮膚の角質をやわらかくする薬の一つです。ヤーズはサリチル酸の血中濃度を下げる可能性が報告されています。
     
  13. テラプレビル(テラビック)
    C型慢性肝炎の治療に使われる薬の一つです。ヤーズはテラプレビルの効果を下げる可能性が報告されています。
     
  14. アセトアミノフェン(カロナールなど)
    解熱鎮痛剤のひとつです。アセトアミノフェンはヤーズの血中濃度を高める可能性が報告されているほか、ヤーズによりアセトアミノフェンの血中濃度が低下する可能性が報告されています。

関連記事:ピルの飲み合わせ:サプリ・市販薬・処方薬は飲んでも大丈夫?

おわりに:副作用の症状が現れたらすぐに相談を!

ヤーズは体質に合えばとても高い効果を発揮しますが、服用後に体調の変化を感じた場合は、3か月飲み続けるのではなくただちに医師へ相談してください。
また、避妊目的として低用量ピルを服用する場合は必ず医師に伝え、別のピルを処方してもらうようにしましょう。

ミナカラ
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