ブタクサ花粉症の時期や症状を解説!写真で分かる見分け方:ヨモギ・セイタカアワダチソウ

ブタクサは秋の花粉症原因のひとつです。ブタクサ花粉症の時期や症状、似ているヨモギやセイタカアワダチソウとの見分け方も写真付きで解説します!

花粉症ときくと春のスギ・ヒノキ花粉をイメージする方も多いかもしれません。
しかし実際は夏や秋にも植物の花粉により目の痒みや鼻炎といった花粉症状がおこります。そして冬になるとまたスギ花粉が飛散し始め、年間を通して花粉症状がおこるサイクルができています。そのため近年では「花粉症は通年病」と言われつつあります。

秋の花粉症の原因になる主な植物は大きく分けて3種類あります。ブタクサ、ヨモギ、カナムグラです。特にブタクサは日本でスギ・ヒノキに次いで3番目に多い花粉症原因となっています。
この記事では秋の花粉症原因の中からブタクサについて詳しく解説します!
またブタクサと間違えられやすいヨモギやセイタカアワダチソウとの見分け方も写真付きで解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ブタクサはマッカーサーの置き土産?!

ブタクサはアメリカの特に北米地区において一般的な花粉症の原因となっている植物です。アメリカでは1900年頃から注目され、5~15%の人がブタクサ花粉症を発症しているといわれています。ヨーロッパ各地のイネ科花粉症、日本のスギ花粉症、そしてアメリカのブタクサ花粉症は世界三大花粉症です。

日本で初めて確認された花粉症も1961年のブタクサ花粉症でした。北米原産の植物であるブタクサを戦後に北米軍が持ち込んだことから「マッカーサーの置き土産」とも呼ばれるようになりました。

日本におけるブタクサの詳細です。

種類 キク科 ブタクサ族(1年草)
高さ  30~100cm
分布 全国
生息場所 道路わき、公園、河川敷など
飛散時期 8~10月

ブタクサ花粉症の特徴

秋の花粉症は認知度の低さと症状のでるピークの時期により、ブタクサ花粉症を風邪症状だと思われる方が多いようです。

ブタクサ花粉の飛散時期

ブタクサの花粉は8月から飛び始め、ピークは9月で、10月まで続きます。関東地方では8月~10月、東北から北では8月~9月、九州では9月~10月に飛散量が多くなります。
飛散量は年によって大きく変わるため、11月~12月頃まで飛散している年もあるようです。この季節までブタクサ花粉症の症状が表れていると、より風邪との区別がつきづらくなります。

ブタクサ花粉の飛散距離

ブタクサ花粉は飛散距離が短いことが特徴です。スギ・ヒノキ花粉のように飛散距離が長いと風にのって広範囲に広がります。しかし飛散距離が短いブタクサ花粉は遠くにまで飛ばないため、ブタクサに近寄らなければ症状は抑えやすくなるのです。

ブタクサ花粉症の症状

ブタクサ花粉症の主な症状は、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど花粉症全般の症状と同じです。それ以外にブタクサ花粉症で注意すべき特徴的な症状があります。

喘息

ブタクサ花粉の大きさは、スギ花粉の半分ほどしかありません。粒子がとても細かく気管支に入りやすいため、喘息(ぜんそく)の原因となることがあります。そのためブタクサは「喘息草」とも呼ばれています。花粉症状で鼻がつまっている場合、口呼吸の頻度が上がり更にブタクサ花粉を気管支へ入れることになります。

口腔アレルギー症候群・ラテックスフルーツ症候群

ブタクサ花粉症の人がフルーツ、野菜、ナッツなどを食べたときに起こる可能性がある症状です。口の中や唇にしびれや違和感、喉が痒くなる、顔面が腫れる、呼吸がしづらく感じるなどの症状が表れます。

特にメロン、スイカ、キュウリ、ズッキーニ、バナナなどが注意が必要です。花粉症をおこすアレルゲンと植物由来の食物に含まれるアレルゲンの構造で共通してる部分があるため、口の中でアレルギー反応がおこり発症します。

アレルギー反応が強い場合、じんましんや呼吸困難などの症状がでるアナフィラキシーショックをおこす可能性もあります。これらの症状をおこさないための対策は、自分にどのようなアレルギーがあるか知ることが重要です。花粉症の症状を自覚した際には病院で検査を受けることをオススメします。

風邪との違いはここだ!花粉症チェックポイント

風邪ではなく花粉症を疑うべきチェックポイントと、風邪症状との違いをまとめました。

花粉症のチェックポイント

・1週間以上鼻水やくしゃみが続いている。
・くしゃみが止まらないことがある。
・透明でサラっとした鼻水が出る。
・目のかゆみがある。
・熱があっても微熱程度。高熱は出ない。
・晴れた日により強く症状が出る。

花粉症と風邪症状の違い

花粉症と風邪症状の違いを比べてみましょう。

症状 花粉症  風邪
鼻水 透明でサラッとしている 黄色や緑色で粘り気がある
くしゃみ 頻発・止まらない事がある 経過と共になくなる
目のかゆみ あり なし
発熱 微熱 高熱が出ることがある
症状の持続 数か月 長くて1週間ほど
天候の影響 晴れた日により強く症状が出る なし

ヨモギ・セイタカアワダチソウとの見分け方

ブタクサ花粉は飛散距離が短いため、近寄らないようにするだけでも花粉症状を抑える効果があります。家の周りなど生活範囲に生息しているブタクサを認識することは重要です。
ブタクサと似ている植物にヨモギとセイタカアワダチソウがあります。ブタクサを認識するために、3種類の違いを写真でまとめました。

ブタクサ

ブタクサは黄色い花を咲かせるため、特に花が咲いた状態だとセイタカアワダチソウと間違いやすくなります。また葉っぱはギザギザしていて、こちらはよもぎの葉っぱに似ています。
ブタクサの特徴はまっすぐ並んだ花のつき方と、ギザギザした葉っぱです。

ヨモギ

ヨモギの葉っぱはブタクサと似てギザギザしていますが、花はベージュや茶色の落ち着いた色をしています。そして葉っぱの裏側は表に比べて白くなります。
ヨモギの花のつき方はランダムなため、花が咲くとブタクサと見分けがつきやすくなります。

セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウは花粉を飛ばしません。「虫媒花」という蜂などが花から花へと受粉する植物です。
黄色い花と背丈の高さの見た目的特徴とあわせ、道路や河川敷に生えるという生息場所も同じためブタクサと間違われやすいです。
よく見るとセイタカアワダチソウの方が花の全体部分がモミの木のように三角形に広がっています。また葉っぱの形もスッと細長く、笹の葉っぱのような直線的な感じです。

おわりに

ブタクサ花粉症について詳しく解説しました。
秋の花粉症は風邪症状と区別がつきづらいです。またブタクサ花粉症の時期は、イネ科の花粉の飛散時期とも重なります。正しい予防や対処のためにも自分がアレルギー反応をおこしている花粉を特定することは大切です。症状が長引く場合は病院で検査を受けてみてくださいね!

ミナカラ
インフルエンザの基礎知識・予防・治療・お薬まで

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