【アフターピル】マドンナの効果と副作用を解説!

マドンナは国内未認可のアフターピル(緊急避妊薬)です。国内未認可の薬であるため、取り扱いには正しい知識を身につけることが大切です。マドンナの飲み方、効果、副作用、などについて解説します。

はじめに

アフターピルとは、性行為の際に避妊に失敗してしまったとき、その後72時間以内に飲むことで望まない妊娠を防ぐ薬です。「モーニングアフターピル」や「緊急避妊薬」とも呼ばれています。

アフターピルは、服用するのが早ければ早いほど避妊に成功する確率が高まります。今現在緊急避妊の必要がない人も、いざというときに慌てないために、アフターピルに関する正しい知識が必要です。

この記事ではアフターピルのひとつである「マドンナ」について飲み方・使い方とよくある困った時の対応方法を解説していきます。

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アフターピル・マドンナとは

マドンナは日本未認可のアフターピルです。マドンナは病院の処方で入手することができないため、マドンナを購入するためには海外からの輸入になります。

マドンナの成分

マドンナの有効成分はレボノルゲストレルです。1つの錠剤につき0.75mg含まれています。レボノルゲストレルは第2世代ピルに使用されている強い黄体ホルモンです。男性化症状(アンドロゲン作用)が強く作用する特徴があります。一部では低用量ピルにも使用されています。

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マドンナと同じ成分の認可アフターピル

マドンナと同じ成分にノルレボ錠というアフターピルがあります。成分はマドンナと同じレボノルゲストレルが0.75mg含まれています。もともとノルレボ錠の方が先に開発されており、マドンナはノルレボ錠のジェネリック医薬品ということになります。

ノルレボ錠は、2011年に日本で初めて認可された緊急避妊専用の薬です。成分は黄体ホルモン(レボノルゲストレル)のみとなっており、従来緊急避妊に使われていた薬よりも副作用が少なくなっています。購入するためには病院を受診し医師の診察が必要です。

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マドンナの個人輸入・通販について

マドンナは日本では未認可の薬であるため、処方している医療機関はほぼありません。マドンナを購入するためには、インターネットなどの通販を利用するか個人輸入する必要があります。
ただしマドンナを個人輸入で購入した場合は、「服用方法」「飲み忘れ等の対処」「検査の手配」などの「全てが自己責任」になります。これは個人輸入サイトにも記載されている事です。

病院で処方してもらった医薬品で重大な副作用が起きた時は医薬品副作用被害救済制度などで補償されることがありますが、個人輸入の医薬品などは補償の対象外になります。

いざという時に相談できる医療機関を知っていることはマドンナを使う上で大切になってきます。

マドンナの効果

マドンナを飲むと卵巣・卵管・子宮内膜に作用し、排卵・受精・着床のそれぞれの過程で妊娠を防ぐ働きをします。マドンナの避妊効果は高く、失敗率は2.5%程度であると言われています。しかし毎日服用する低用量ピルとは違い、避妊率は100%でないことを把握することは必要です。
マドンナの避妊効果には、大きくわけて、排卵を抑える受精を阻害する着床障害をおこすという3つの作用があります。

排卵を抑える

女性ホルモンは大きく分けて卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類があります。この2種類が生理周期において身体にいろいろな作用を及ぼしています。
排卵がおこる直前には、LH(黄体形成ホルモン)と呼ばれるホルモンが大量に分泌されます。この時期に黄体ホルモンを投与すると、LHが大量に分泌されることを抑える効果があります。その結果、排卵がおこらなかったり、遅延するのです。
排卵がおこらないと受精することはありません。強い黄体ホルモンであるレボノルゲストレルは、LHの大量分泌を抑えることにより避妊効果を高めます。

受精を阻害する

黄体ホルモンには子宮の入り口にある頚管粘液の粘り気を増す作用があります。その作用により、精子が侵入することを阻害します。

着床障害をおこす

着床とは、受精卵が子宮壁に付着し発育の準備を始めることです。着床した状態が「妊娠した」ことになります。通常の状態だと排卵後5~7日後に子宮内が着床しやすい環境に整えられます。
しかし黄体ホルモンであるレボノルゲストレルの作用により、服用後すぐに子宮内が着床しやすい環境が作られます。その結果、受精卵が子宮内に到着する頃にはすでに着床しにくい環境へと変化していることにより避妊効果を高めます。

マドンナの副作用

マドンナ服用時のおもな副作用として、吐き気、腹痛、下痢、頭痛、めまい、倦怠感などがあります。また予定外の出血(点状出血、破綻出血)がおこる場合もあります。
マドンナの成分は黄体ホルモンのため、血栓症の副作用はほぼありません。

マドンナの飲み方・服用の注意

マドンナは2錠で1シートの薬です。性交渉後72時間以内(できれば12時間以内が望ましい)に1錠服用します。その12時間後に残りの1錠を服用します。

マドンナと同じ成分のノルレボ錠は飲み忘れを防ぐために1度に2錠服用するように処方されます。しかしマドンナは未認可の薬のため、服用方法は自己責任にて選択することになります。

▼マドンナを服用できないケース
・重い肝臓病
・妊婦

▼マドンナの服用に注意が必要なケース
・肝臓病、心臓病、腎臓病のある人

マドンナとの飲み合わせに注意が必要な薬・食べ物

以下の薬は、併用するとマドンナの避妊効果が低下するため注意が必要です。

▼てんかんの薬
・フェノバルビタール(フェノバール)
・フェニトイン(アレビアチン)
・カルバマゼピン(テグレトール)
・プリミドン(マイソリン)

▼エイズ治療の薬
・リトナビル(ノービア)

▼結核の薬
・リファンピシン(リファジン)
・リファブチン(ミコブティン)

▼健康食品
セイヨウオトギリソウ( セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品

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おわりに

マドンナは国内未承認の薬です。個人輸入の場合、使用は自己責任になります。副作用などについて、きちんと理解をしておくことが必要です。
また、アフターピルはあくまで妊娠を緊急的に回避する薬です。性交渉のたびに飲むのは望ましくありません。通常の避妊には低用量ピルを使用しましょう。

ミナカラ
インフルエンザの基礎知識・予防・治療・お薬まで

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