リスパダールの効果と副作用、特徴について添付文書から徹底解説!

リスパダールの副作用・リスパダール液をはじめとする剤型・効果・注意点・薬価について解説しています。リスパダールを服用するときの参考にしてください。

リスパダールは統合失調症・小児自閉スペクトラム症に効果的な薬です!

リスパダールは統合失調症や小児における自閉スペクトラム症にともなう易刺激性の症状改善のために用いられます。
統合失調症の治療のためによく処方されており使用頻度が高い薬ですが、眠気などの副作用に注意が必要な薬でもあります。

リスパダールは、主に精神科や心療内科で処方されます。

この記事では、リスパダールについて添付文書を中心に解説しています。

リスパダールとは?

リスパダールはどんな薬?

リスパダールは、1996年に発売された抗精神薬です。
発売時の適応症は統合失調症のみでしたが、2016年に小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性の適応が追加されました。

リスパダールは、抗ドパミン作用だけでなく、抗セロトニン作用もあわせもつ非定型抗精神薬です。

適応疾患

リスパダールの適応疾患は、統合失調症、小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性です。

市販薬

リスパダールは医師の処方箋が必要な医療用医薬品で、現在市販薬は販売されていません。

ジェネリック医薬品

リスパダールのジェネリック医薬品は主にリスペリドンという名称で販売されています。
後発品の剤型もリスパダールと同様に、内服として錠剤、細粒、OD(口腔内崩壊)錠、内用液の4つの剤型があります。

リスパダールの効果・作用

作用機序

リスパダールは、精神症状の原因となるドパミンやセロトニンの機能を調節することにより、不安や緊張などの症状を鎮静し、やるきがでない、無関心などの状態を改善させます。

特徴

リスパダールは、統合失調症の症状の中でも、幻覚や妄想などの陽性症状への効果が高いことが特徴です。
また、剤型が錠剤、細粒、OD(口腔内崩壊)錠、内用液の4種類と多いことも特徴としてあげられます。

効果・効能

リスパダール錠1mg/2mg、リスパダール細粒1%、リスパダールOD錠0.5mg/1mg/ 2mg/リスパダール内用液1㎎の効能・効果は以下のとおりです。

効能又は効果

統合失調症
小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性

リスパダール錠添付文書

※リスパダール錠3㎎においては、統合失調症のみの適応となっています。

リスパダール錠3mg
統合失調症

リスパダール錠添付文書

効能・効果に関連する使用上の注意

リスパダールを小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性の治療に用いるときは、原則として5歳以上18歳未満の人に使用することとされています。

**小児期小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性に本剤を使用する場合は、原則として5歳以上18歳未満の患者に使用すること。

リスパダール錠添付文書

※現在のリスパダールの適応は自閉症の症状全般ではなく、自閉スペクトラム症に伴う易刺激性(不機嫌・怒りっぽいような状態)となっています。

リスパダールのADHD・発達障害・うつへの効果は?

リスパダールの適応症は統合失調症、小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性であるため、副次的な作用として症状緩和がみられる可能性はありますが、現時点ではADHD・うつ・発達障害全般の治療に特化した薬としては認められていません。
双極性障害やチック症などの精神疾患においても同様です。

しかし、医師の判断によって精神症状改善のためにリスパダールを処方される可能性があります。
医師からリスパダールを処方されたときは、医師の指示に従って正しい服用を心がけてください。

リスパダールの認知症への効果は?

リスパダールの適応症として、認知症は記載されていません。
しかし認知症における幻覚・妄想・興奮状態を抑えるために、医師からリスパダールを処方される可能性があります。
医師からリスパダールを処方されたときは、医師の指示を守って正しく服用してください。

高齢者の場合は、生理機能の低下などによって副作用があらわれやすいことがありますので、ご注意ください。

リスパダールの半減期からみる効果時間・作用時間

リスパダール服用後、体内での薬の濃度が最高値に達するまでの時間は約1時間で、半減期は約4時間と言われています。
リスパダールは代謝を受けるとパリぺリドンという別の物質に変化するため、上記した半減期だけではなく、パリぺリドンの半減期についても知っておく必要があります。

パリぺリドンは服用後薬の濃度が最高値に達するまでの時間は約3時間で、半減期は約21時間と言われています。

半減期は薬の効果(作用)時間をはかるための一つの基準となりますが、具体的な効果時間は個人差が大きいため、ご注意ください。

上記した2つの半減期を見るとリスパダールは比較的速やかに効果を感じられ、基本的に1日2回服用する薬であることから、薬の効果は半日程度はもつものと考えられます。

リスパダールの用法・用量

用法・用量

リスパダールの用法・用量は症状によって異なります。
剤型の違いによる用法の大きな違いはありません。(内用液は同用量をml換算で服用してください)

■統合失調症の場合
通常、成人はリスペリドンとして1回1mg1日2回より始め、徐々に増量します。
維持量は通常1日2~6mgを原則として1日2回に分けて服用します。
年齢や症状により服用量が変わることがありますが、原則として1日量は12mgをこえないこととされています。

通常、成人にはリスペリドンとして1回1mg1日2回より開始し、徐々に増量する。維持量は通常1日2~6mgを原則として1日2回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。但し、1日量は12mgを超えないこと。

リスパダール錠添付文書

■小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性の場合
小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性に用いる場合は、小児の体重によってリスパダールの服用量が変わります。

体重15㎏以上20㎏未満の人では、1日1回0.25㎎より服用開始し、4日目より1日0.5㎎を2回にわけて服用します。
症状により服用量は変化しますが、増量時は1週間以上間隔をあけて1日量として0.25㎎ずつ増量します。
1日最大量は原則として1㎎をこえないこととされています。

体重20㎏以上の人では、1日1回0.5㎎より服用開始し、4日目より1日1㎎を2回にわけて服用します。
症状により服用量は変化しますが、増量時は1週間以上間隔をあけて1日量として0.5㎎ずつ増量します。
1日最大量は原則として20㎏以上45㎏未満の人は2.5㎎、45㎏以上の人は3㎎をこえないこととされています。

体重15kg以上20kg未満の患者:通常、リスペリドンとして1日1回0.25mgより開始し、4日目より1日0.5mgを1日2回に分けて経口投与する。症状により適宜増減するが、増量する場合は1週間以上の間隔をあけて1日量として0.25mgずつ増量する。但し、1日量は1mgを超えないこと。

体重20kg以上の患者:通常、リスペリドンとして1日1回0.5mgより開始し、4日目より1日1mgを1日2回に分けて経口投与する。症状により適宜増減するが、増量する場合は1週間以上の間隔をあけて1日量として0.5mgずつ増量する。但し、1日量は、体重20kg以上45kg未満の場合は2.5mg、45kg以上の場合は3mgを超えないこと。

リスパダール添付文書

リスパダール液の飲み方

主にリスパダール内用液の服用方法について説明いたします。
全ての剤型において共通の注意点もありますので、しっかりと確認しておきましょう。

■リスパダール内用液の服用方法
1回量を直接服用するか、1回量を水、ジュースまたは汁物に混ぜてコップ一杯(約150mL)くらいに希釈して服用し、希釈後はなるべく速やかに服用してください。
薬の含量が低下することがありますので、茶葉抽出飲料(紅茶、烏龍茶、日本茶など)やコーラとは混ぜないでください。

■飲み忘れたときは?
飲み忘れた場合は、気づいた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。
ただし、次に通常服用する時間が5時間以内の場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。
2回分を一度に服用することは絶対にやめてください。

■服用についての疑問は医師や薬剤師に相談しましょう

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
離脱症状などを未然に防ぐためにも、医師の指示なしに自分の判断で飲むのを止めないでください。

用法・用量に関連する使用上の注意

リスパダールの活性代謝物はパリぺリドンであり、パリぺリドンと併用することで作用増強のおそれがあるため、リスパダール服用中はパリぺリドンを含む薬(抗精神薬)との併用は避けてください。

本剤の活性代謝物はパリペリドンであり、パリペリドンとの併用により作用が増強するおそれがあるため、本剤とパリペリドンを含有する経口製剤との併用は、避けること。

リスパダール錠添付文書

剤型

リスパダールは内服として錠剤、細粒、OD(口腔内崩壊)錠、内用液の4つの剤型があります。
剤型の違いによる効能・効果の違いはありません。
※リスパダール錠3㎎の適応は統合失調症のみとなっています。

頓服として処方されたときは?

リスパダールは通常、毎日継続して飲む薬として処方されることが多いですが、医師の判断により頓服として処方されることがあります。
頓服として処方されたときは、症状がひどくないときの必要以上の服用は避けましょう。

具体的な服用量や服用のタイミングは、必ず自分自身の症状を理解している医師と相談したのちに決定した使用方法を守ってください。

リスパダールの使用上の注意

糖尿病の症状悪化に注意!

リスパダールを服用することによって、高血糖や糖尿病の悪化がみられることがあり、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡などの重大な副作用を引き起こす可能性があります。
糖尿病の人のリスパダール服用は禁忌ではなく、注意が必要といった記載にとどまってはいますが、重大な副作用を引き起こさないためにも、十分な注意が必要です。

本剤の投与により、高血糖や糖尿病の悪化があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡に至ることがあるので、本剤投与中は、口渇、多飲、多尿、頻尿等の症状の発現に注意するとともに、特に糖尿病又はその既往歴あるいはその危険因子を有する患者については、血糖値の測定等の観察を十分に行うこと。

リスパダール添付文書

リスパダールを服用してはいけない人

昏睡状態の人、バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある人、アドレナリン服用中の人、リスパダールの成分リスぺリドンおよびパリぺリドンに対して過敏症を起こしたことのある人は、症状悪化や作用増強の危険性があるため、リスパダールを使用することはできません。

禁忌(次の患者には投与しないこと)

昏睡状態の患者[昏睡状態を悪化させるおそれがある。]
バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[中枢神経抑制作用が増強されることがある。]
アドレナリンを投与中の患者
本剤の成分及びパリペリドンに対し過敏症の既往歴のある患者

リスパダール添付文書

リスパダールを服用する際に注意が必要な人

以下にあてはまる人は、リスパダールの使用には注意が必要です。
症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もありますので、事前に医師に伝えておきましょう。

■心・血管系疾患、低血圧、又はそれらの疑いのある患者
■不整脈の既往歴のある患者、先天性QT延長症候群の患者又はQT延長を起こすことが知られている薬剤を投与中の患者
■パーキンソン病又はレビー小体型認知症のある患者
■てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者
■自殺企図の既往及び自殺念慮を有する患者
■肝障害のある患者
■腎障害のある患者
■糖尿病又はその既往歴のある患者、あるいは糖尿病の家族歴、高血糖、肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者
■高齢者
■小児
■薬物過敏症の患者
■脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊のある患者

※高齢・小児の具体的な注意点については、以下をご覧ください。

高齢者は使用できる?

高齢者のリスパダールの使用は可能ですが、錐体外路症状等の副作用があらわれやすく、腎機能障害を持つ人では、半減期が延長することがあるため、慎重な服用が必要です。

高齢者では錐体外路症状等の副作用があらわれやすく、また、腎機能障害を有する患者では最高血漿中濃度が上昇し、半減期が延長することがあるので、少量(1回0.5mg)から投与するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

リスパダール錠添付文書

妊娠中に使用できる?

妊娠中はできるだけ控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は、必要最小限の範囲で用います。
妊娠中のリスパダール服用における安全性は確立していないため、妊娠中または妊娠の可能性がある人は、事前に医師に伝えるようにしてください。

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。妊娠後期に抗精神病薬が投与されている場合、新生児に哺乳障害、傾眠、呼吸障害、振戦、筋緊張低下、易刺激性等の離脱症状や錐体外路症状があらわれたとの報告がある。]

リスパダール錠添付文書

授乳中に使用できる?

授乳中のリスパドールの使用は可能ですが、薬の成分が乳汁に移行する可能性があるため、リスパドール服用中は授乳を中止してください。

授乳中の婦人に投与する場合には、授乳を中止させること。[ヒトで乳汁移行が認められている。]

リスパダール錠添付文書

子どもは使用できる?

子どものリスパダール服用時の安全性については、統合失調症、小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性のどちらの症状においても確立されていません。
そのため、できるだけ使用は避けるべきですが、医師の判断により処方されることがあります。

リスパダールを使用するときは、医師の指示に従って正しく服用してください。

統合失調症:低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性:低出生体重児、新生児、乳児、5歳未満の幼児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

リスパダール錠添付文書

リスパダールとアルコールの併用に注意!

アルコールは中枢神経抑制作用を有するため、リスパダールとの併用により相互に作用を増強することがあるため、注意しましょう。
飲酒量が多い人や、アルコールの摂取量が多い人は、リスパダールの服用について一度医師と相談してみることをおすすめします。

リスパダールの離脱症状について

リスパダールの減薬・断薬を考えたときに気になるのが離脱症状ではないでしょうか。

急激な減薬・断薬をしなければ、離脱症状の発現率はそれほど高いものではありませんが、念のためご注意ください。

リスパダールの離脱症状として、不眠、吐き気、イライラ感や不安感、せん妄(混乱状態)などの症状が発現することがあります。

離脱症状は急激な減薬・断薬や、自己判断による減薬などをしたときに発現しやすいと言われています。

自己判断による減薬・断薬は危険です!

リスパダールを服用している場合は、自己判断で医師から指示された用法や用量を変更することはやめましょう。
自己判断での大量摂取や減薬は、副作用や症状悪化を誘発してしまう可能性があります。
症状がおさまったから薬を減らそう、やめてみよう、といった自己判断がかえって症状悪化の原因となったり、離脱症状を発生させ、治療期間の延長につながることもあります。

副作用がひどい場合にも何らかの対処が必要となりますが、これも自己判断での解決は難しいでしょう。

症状の早期改善、再発防止のためにも医師に症状を伝えた上で、今後の服用方法を定めることが必要です。

リスパダールの副作用

リスパダールの眠気の副作用に注意!

リスパダール副作用として眠気や注意力の低下があらわれることがあるため、リスパダール服用中は運転などの危険を伴う機械の操作は避けてください。
リスパダール添付文書にも、重要な基本的注意として記載されています。
目に見える副作用を感じていない場合でも、注意力や集中力が低下している可能性がありますので、ご注意ください。

眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。

リスパダール錠添付文書

症状別の副作用発現率:傾眠・体重増加・アカシジアなど

リスパダールは、副作用としては以下のような症例が報告されています。
症状別の主な副作用発現率は、以下のとおりです。

■統合失調症の場合
主な副作用はアカシジア(4.95%)、不眠症(4.11%)、振戦(3.07%)、便秘(2.98%)、易刺激性(2.98%)、傾眠(2.55%)、流涎過多(2.53%)、不安(2.38%)、倦怠感(2.29%)、筋固縮(2.01%)でした。

■小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性の場合
主な副作用は傾眠(63.2%)、体重増加(34.2%)、食欲亢進(26.3%)、高プロラクチン血症(10.5%)、不安(7.9%)、よだれ(7.9%)、浮動性めまい(5.3%)、便秘(5.3%)、倦怠感(5.3%)でした。

※アカシジアやせん妄(意識混濁)、不眠症や傾眠などの睡眠障害は離脱症状としてあらわれやすい症状でもあります。
思わぬ副作用を未然に防ぐためにも、正しい服用を心がけましょう。

重大な副作用:悪性症候群、麻痺性イレウス、肝機能障害など

リスパダール服用時、まれに以下のような重い副作用が発現することがありますので、ご注意ください。
また、以下のような初期症状があらわれたときは出来るだけ早く医療機関を受診してください。

副作用 初期症状
悪性症候群 他の原因がなく、37.5℃以上の高熱が出る、汗をかく、ぼやっとする、
手足が震える、身体のこわばり、話しづらい、
よだれが出る、飲み込みにくい、脈が速くなる、呼吸数が増える、血圧が上昇する
遅発性ジスキネジア 舌を動かしたり、出し入れしたり、絶えず噛むような口の動き、吐き気、嘔吐
麻痺性イレウス お腹がはる、著しい便秘、腹痛、吐き気、おう吐などがみられ、これらの症状が持続する
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 けいれん、意識の低下、頭痛、吐き気、嘔吐、吐き気、食欲不振、吐き気
肝機能障害、黄疸 倦怠感、食欲不振、発熱、発疹、吐き気・おう吐、かゆみ、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿が褐色になる
横紋筋融解症 手足・肩・腰・その他の筋肉が痛む、手足がしびれる、手足に力がはいらない、こわばる、全身がだるい、尿の色が赤褐色になる
不整脈 めまい、胸がドキドキする、胸の痛み、気を失う
脳血管障害 めまい、意識がうすれる、考えがまとまらない、頭痛、嘔吐、半身まひ、しゃべりにくい、判断力の低下
高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡 口渇(のどがかわく)、多飲、多尿、体重減少などがみられ、これらの症状が急に出現したり、持続したりする
意識の低下、考えがまとまらない、深く大きい呼吸、手足のふるえ、判断力の低下など
低血糖 冷や汗がでる、気持ちが悪くなる、急に強い空腹感をおぼえる、寒気がする、
動悸がする、手足がふるえる、目がちらつく、ふらつく、力のぬけた感じがする、
頭が痛い、ぼんやりする、目の前が真っ暗になって倒れそうになるなどの症状が急に出現したり持続したりするが、食事をとると改善する、
ボーッとしている、うとうとしている、いつもと人柄の違ったような異常な行動をとる、わけのわからないことを言う、ろれつが回らない、
意識がなくなる、けいれんを起こすなど
無顆粒球症、白血球減少 突然の高熱、さむけ、のどの痛み
肺塞栓症、深部静脈血栓症 汗をかく、発熱、意識の低下、咳、胸の痛み、息苦しい、皮膚や唇、手足の爪が青紫色~暗紫色になる、はれ、下肢のむくみ
持続勃起症 性欲に関係なく起る陰茎の持続する勃起

その他の副作用:精神障害、眼障害、胃腸障害など

リスパダール服用時、その他の副作用として以下のような症状が発現することがありますので、ご注意ください。

発現部位 副作用
感染症および寄生虫症 気管支炎、鼻咽頭炎、咽頭炎、肺炎、胃腸炎、感染、膀胱炎、
耳感染、インフルエンザ、限局性感染、気道感染、鼻炎、副鼻腔炎、
皮下組織膿瘍、尿路感染、ウイルス感染、蜂巣炎、扁桃炎、眼感染、中耳炎、爪真菌症、ダニ皮膚炎
血液およびリンパ系障害 貧血、血小板減少症、好中球減少症
免疫系障害 アナフィラキシー反応、過敏症
内分泌障害 高プロラクチン血症
代謝および栄養障害 食欲不振、高脂血症、食欲亢進、多飲症、食欲減退、高尿酸血症、
水中毒
精神障害 不眠症、不安、激越、妄想、うつ病、幻覚、抑うつ症状、躁病、
被害妄想、精神症状、睡眠障害、緊張、自殺企図、錯乱状態、
リビドー亢進、徘徊、リビドー減退、神経過敏、気力低下、
情動鈍麻、無オルガズム症、悪夢
神経系障害 アカシジア、振戦、傾眠、構音障害、ふらつき、頭痛、ジストニー、
鎮静、めまい、立ちくらみ、運動低下、ジスキネジア、パーキンソニズム、
錐体外路障害、精神運動亢進、無動、痙攣、注意力障害、構語障害、
しびれ感、よだれ、仮面状顔貌、頭部不快感、嗜眠、錯感覚、
意識レベルの低下、会話障害(舌のもつれ等)、味覚異常、
記憶障害、てんかん、末梢性ニューロパチー、協調運動異常、
過眠症、弓なり緊張、失神、平衡障害、刺激無反応、運動障害、
意識消失
※よだれの症状は軽いものであれば経過を観察してもよいですが、
心配な場合は医師に相談してください。
眼障害 調節障害、眼球回転発作、眼瞼痙攣、視力低下、眼脂、結膜炎、
網膜動脈閉塞、霧視、眼充血、眼瞼縁痂皮、眼乾燥、流涙増加、
羞明、緑内障、術中虹彩緊張低下症候群
耳および迷路障害 耳痛、回転性めまい、耳鳴
心臓障害 頻脈、洞性頻脈、動悸、心室性期外収縮、房室ブロック、
右脚ブロック、上室性期外収縮、不整脈、徐脈、左脚ブロック、
洞性徐脈
血管障害 起立性低血圧、低血圧、高血圧、末梢冷感、潮紅、末梢循環不全
呼吸器、胸郭および縦隔障害 鼻閉、呼吸困難、咳嗽、鼻漏、副鼻腔うっ血、睡眠時無呼吸症候群、
口腔咽頭痛、鼻出血、肺うっ血、喘鳴、嚥下性肺炎、発声障害、
気道うっ血、ラ音、呼吸障害、過換気
胃腸障害 便秘、流涎過多、悪心、嘔吐、嚥下障害、口内乾燥、胃不快感、
下痢、胃炎、腹部膨満、腹痛、消化不良、上腹部痛、唾液欠乏、
腸閉塞、膵炎、歯痛、糞塊充塞、便失禁、口唇炎、舌腫脹
肝胆道系障害 肝機能異常
皮膚および皮下組織障害 多汗症、発疹、そう痒症、湿疹、過角化、紅斑、ざ瘡、脱毛症、
血管浮腫、皮膚乾燥、頭部粃糠疹、脂漏性皮膚炎、皮膚変色、
皮膚病変、蕁麻疹、水疱
筋骨格系および結合組織障害 筋固縮、筋肉痛、斜頚、筋攣縮、関節硬直、筋力低下、背部痛、
四肢痛、関節痛、姿勢異常、筋骨格痛、頚部痛、筋骨格系胸痛、
筋痙縮
腎および尿路障害 排尿困難、尿閉、頻尿、尿失禁
生殖系および乳房障害 月経異常、無月経、乳汁漏出症、不規則月経、射精障害、
女性化乳房、性機能不全、乳房不快感、勃起不全、月経遅延、
希発月経、腟分泌物異常、乳房腫大、乳房分泌
※生理不順の副作用があらわれたときは、一度処方した医師に相談してください。
薬の変更や減薬などの措置によって症状がおさまる場合があります。
全身障害および投与局所様態 易刺激性、倦怠感、口渇、無力症、疲労、歩行障害、発熱、
気分不良、胸部不快感、胸痛、顔面浮腫、末梢性浮腫、疼痛、
不活発、浮腫、低体温、インフルエンザ様疾患、悪寒、
薬剤離脱症候群
臨床検査 ALT(GPT)増加、CK(CPK)増加、AST(GOT)増加、血中クレアチニン増加、
血中ブドウ糖増加、LDH増加、血圧低下、血中プロラクチン増加、
血中ナトリウム減少、血中トリグリセリド増加、血中尿素増加、
心電図異常、心電図QT延長、好酸球数増加、γ-GTP増加、
グリコヘモグロビン増加、血小板数減少、総蛋白減少、体重減少、
体重増加、白血球数減少、白血球数増加、尿中蛋白陽性、
Al-P増加、ヘマトクリット減少、心電図T波逆転注、血中尿酸増加、
尿中血陽性、肝酵素上昇、尿糖陽性
傷害、中毒および処置合併症 転倒・転落、引っかき傷、処置による疼痛

※上記のような副作用があらわれた場合や、副作用として記載されていない症状であっても、体に異変を感じたときはできるだけ早く医療機関を受診してください。

リスパダールを服用すると太る?

リスパダールの副作用として、むくみ・便秘・食欲増加が起こり、結果として体重の増加がみられる可能性があります。
しかしこれらの症状は症状改善の効果を発揮するために起こる副作用であり、もちろん全ての人にこのような副作用が発現するわけではありません。

太ったり痩せたりすることを目的とした服用は危険であり、体重の変動を気にして自己判断で減薬したり、断薬をすることも離脱症状の原因となります。
あまりにも症状がひどい場合や、効果に疑問を感じるときにはすぐに処方した医師に相談してください。

リスパダールが血圧に与える影響は?

リスパダール飲みはじめや、再度服用をはじめるとき、増量をしたときに起立性低血圧があらわれることがあります。
脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等の低血糖症状などの兆候や、身体の異変を感じたら、出来るだけ早く医療機関を受診してください。

投与初期、再投与時、増量時にα交感神経遮断作用に基づく起立性低血圧があらわれることがあるので、少量から徐々に増量し、低血圧があらわれた場合は減量等、適切な処置を行うこと。

リスパダール錠添付文書

リスパダールの値段・購入方法

リスパダールの薬価

リスパダールの薬価は以下のとおりです。

名称 薬価
リスパダール錠1㎎ 28.70円/1錠
リスパダール錠2㎎ 50.30円/1錠
リスパダール錠3㎎ 69.30円/1錠
リスパダールOD錠0.5㎎ 15.50円/1錠
リスパダールOD錠1㎎ 28.70円/1錠
リスパダールOD錠2㎎ 50.30円/1錠
リスパダール細粒1% 247.80円/1g
リスパダール内用液1ml 80.40円/ml

リスパダールのジェネリック医薬品の薬価

リスパダールの後発品であるリスぺリドン錠の薬価もあわせてご覧ください。

名称 薬価
リスぺリドン錠0.5㎎ 9.90円/1錠
リスぺリドン錠1㎎ 10.10円/1錠
リスぺリドン錠2㎎ 17.00円/1錠
リスぺリドン錠3㎎ 24.60円/1錠
リスぺリドンOD錠0.5㎎ 9.90円/1錠
リスぺリドンOD錠1㎎ 10.10円/1錠
リスぺリドンOD錠2㎎ 17.00円/1錠
リスぺリドンOD錠3㎎ 24.60円/1錠
リスぺリドン細粒1% 84.70円/1錠
リスぺリドン内用液分包0.5㎎ 25.30円/1包
リスぺリドン内用液分包1㎎ 36.50円/1包
リスぺリドン内用液分包2㎎ 73.90円/1包
リスぺリドン内用液分包3㎎ 105.80円/1包

※リスパダールのジェネリック医薬品の薬価については、販売元によって薬価の変動がありますので、ご注意ください。
ジェネリック医薬品を希望する場合は医師や薬剤師に相談してください。

通販サイトでの個人輸入に注意!

リスパダールは医師の処方箋が必要な薬です。
しかし、個人輸入等により市販され、通販サイトなどで流通しているものも一部存在します。
個人輸入で手に入れた薬は全て副作用救済制度が受けられず、万が一体に異変が生じた場合の対処法の選択肢を狭めてしまう行為です。

リスパダールを服用するときは、正しい効果を得るためにも医師から薬の用量や飲み方についてのアドバイスを受け、服用していきましょう。

おわりに

リスパダールは統合失調症・小児自閉スペクトラム症に効果的な薬です。
思わぬ副作用の発現をふせぐためにも、用法用量を守った正しい服用を心がけてください。
もし効果に疑問を感じたときは、一人で悩まずに医師や薬剤師に相談してみましょう。

 

ミナカラ
インフルエンザの基礎知識・予防・治療・お薬まで

インフルエンザ特集2016〜2017

インフルエンザは例年12月から2月にかけて猛威を振るいます。
インフルエンザ予防の予防接種・感染しないための方法や、もしかかってしまった場合の対処について特集しています。