サワシリンってどんな薬?副作用や効果、使用上の注意について添付文書から徹底解説!

サワシリンの副作用・効果・剤型の特徴・小児への飲ませ方について解説しています。サワシリンを服用する際の参考にしてください。

サワシリンは咽頭炎や膀胱炎・細菌除去に使用される薬です

サワシリンは主に風邪が悪化した時などの咽頭炎、気管支炎、肺炎の他、膀胱炎やヘリコバクターピロリの除菌療法などに使われます。

子どもから大人まで幅広く使用されており、副作用の発現率もそれほど高くないため安全性の高い薬です。

子どもによく処方される薬ですので、サワシリンの子どもへの飲ませ方や副作用については保護者の方も知っておきたいですね。

この記事では、サワシリンについて添付文書を中心に解説しています。

サワシリンとは?

サワシリンはどんな薬?

サワシリンは古くから風邪の症状悪化時の炎症緩和やヘリコバクターピロリの除菌療法に使われてきた抗生物質です。

子どもでも服用しやすい細粒剤があることから、小児の溶連菌の治療のために処方されることも多い薬です。

適応疾患

サワシリンは剤型によって一部適応疾患が異なります。

サワシリンカプセル125/サワシリンカプセル250/サワシリン錠250の適応症は以下のとおりです。

適応症:表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

サワシリン添付文書

サワシリン細粒10%の適応症は以下のとおりです。

適応症:表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症

サワシリン添付文書

市販薬

サワシリンは医師の処方箋が必要な薬となっており、現在市販薬は販売されておりません。

ジェネリック医薬品

サワシリンは数多くのジェネリック医薬品が販売されており、「アモキシシリンカプセル+製薬会社名」という名称で販売されていることが多いです。

サワシリンの効果・作用

作用機序

サワシリンは細菌の細胞壁の合成を阻害することにより、細菌を死滅させる効果をもたらします。
細菌が死滅すると症状は次第におさまっていきます。

特徴

サワシリンはペニシリン系の抗菌薬に分類されており、「細菌」による感染症に効果的な薬です。
適応疾患をみてもわかるように、幅広い菌や症状に適応できることが特徴となっています。

また、抗生物質に多い下痢の副作用はあるものの、その他の眠気などの副作用発現率が比較的低いため安心して使える薬となっています。

効果・効能

サワシリンは剤型によって効能・効果が異なりますが、主に風邪が悪化した時などの咽頭炎、気管支炎、肺炎の他、膀胱炎や中耳炎、ヘリコバクターピロリの除菌療法に使われています。

また、サワシリンは小児や大人の溶連菌感染症や中耳炎・にきび・ものもらいなどの治療のために処方されることがあります。

■サワシリンカプセル125/サワシリンカプセル250/サワシリン錠250

適応菌種:サワシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ヘリコバクター・ピロリ、梅毒トレポネーマ

適応症:表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

サワシリン添付文書

■サワシリン細粒10%

適応菌種:サワシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ヘリコバクター・ピロリ、梅毒トレポネーマ

適応症:表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症

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クラミジア・カンジダ・ヘルペスへの効果は?

サワシリンの症状への適応については、しっかりとした検査を行ったうえで適切な処方を行うべきですが、一般的にクラミジアは細菌性であれば一定の効果を感じられる可能性があり、ヘルペスはウイルス、カンジダは真菌が原因となっていることが多いため効果は期待できません。

効能・効果に関連する使用上の注意

効能・効果に関連する注意について、添付文書では以下のように記載されています。

1.進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。

2.特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行うこと。

3.早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。

4.ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であること及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認すること。

サワシリン添付文書

サワシリンの用法・用量

用法・用量

サワシリンは適応する疾患によって、用量に違いがあります。
また、年齢や症状によって用量を調整します。

■サワシリンカプセル125/サワシリンカプセル250/サワシリン錠250
〔ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症〕

通常1回アモキシシリン水和物として250mgを1日3~4回にわけて使用します。 
通常子供には、アモキシシリン水和物として、通常1日20~40mg/kgを3~4回にわけて使用します。 
1日量として最大90mg/kgを超えないこととします。

成人:アモキシシリン水和物として、通常1回250mg(力価)を1日3~4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
小児:アモキシシリン水和物として、通常1日20~40mg(力価)/kgを3~4回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量として最大90mg(力価)/kgを超えないこと。

サワシリン添付文書

〔ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎〕
アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用の場合

通常、アモキシシリン水和物として750mgクラリスロマイシンとして1回200mg、プロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間使用します。 

なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて用量を調整する場合があります。ただし、1回400mg、1日2回を上限とすることとされています。

通常、成人にはアモキシシリン水和物として1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 
なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

サワシリン添付文書

〔アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合〕

通常、アモキシシリン水和物として750mg、メトロニダゾールとして1回250mg、プロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間使用します。

通常、成人にはアモキシシリン水和物として1回750mg(力価)、メトロニダゾールとして1回250mg及びプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

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■サワシリン細粒10%
〔ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合〕

通常成人は、アモキシシリン水和物として、通常1回250mgを1日3~4回服用します。
年齢や症状によって用量を調節します。

小児は、アモキシシリン水和物として、通常1日20~40mg/kgを3~4回にわけて服用します。
なお、年齢や症状によって用量を調節しますが、1日量として最大90mg/kgを超えないこととなっています。

成人:アモキシシリン水和物として、通常1回250mg(力価)を1日3~4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
小児:アモキシシリン水和物として、通常1日20~40mg(力価)/kgを3~4回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量として最大90mg(力価)/kgを超えないこと。

サワシリン添付文書

〔胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症の場合〕
アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用の場合

通常、成人にはアモキシシリン水和物として1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 
なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

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アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びラベプラゾールナトリウム併用の場合

通常、成人にはアモキシシリン水和物として1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びラベプラゾールナトリウムとして1回10mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

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効能又は効果毎の用法及び用量に関連する使用上の注意

サワシリン服用にあたって、耐性菌ができることをふせぐため感受性を確認したうえで必要最低限の期間にとどめることとなっています。

一般的に幼児や小児は抗生物質への耐性をもっていないため作用が早くあらわれやすい傾向にあります。

高度の腎障害のある人の服用では、血中濃度が持続しやすいため症状に応じて必要最小量を用い、服用の間隔をあけるなどの注意が必要とされています。

1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。

2.高度の腎障害のある患者では、血中濃度が持続するので、腎障害の程度に応じて投与量を減量し、投与の間隔をあけて使用すること。

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剤型

サワシリンの剤型は、カプセル剤、細粒、錠剤の3剤型となっています。
※薬の効果に影響をあたえる可能性があるため、錠剤、カプセル剤は医師から特別な指示がない限り粉砕服用や半錠服用はしないようにしてください。

それでは剤型ごとの特徴を確認しておきましょう。以下をご覧ください。

■サワシリンカプセル
見た目は白色と褐色の硬カプセル剤となっています。
全長17.6mmとなっており飲みにくさは感じない大きさかと思われます。
コップ一杯の水またはぬるま湯と一緒に服用してください。

■サワシリン錠
見た目は薄いだいだい色の錠剤となっています。
直径約10㎜・厚さは約4.7㎜となっており、飲みにくさは感じない大きさかと思われます。
コップ一杯の水またはぬるま湯と一緒に服用してください。

■サワシリン細粒
見た目はうすいだいだい色の細粒で、芳香があり味は少し甘味がついています。
そのまま水またはぬるま湯と一緒に服用するか、水やぬるま湯に溶かして服用してください。

サワシリン細粒の飲ませ方

サワシリンの細粒は、小児でも服用しやすい剤型となっているため小児に処方されることが多いです。
子どもにサワシリンを飲ませるときの注意点について確認しておきましょう。

■水またはぬるま湯で服用しましょう
サワシリン細粒は子どもでも服用しやすいように甘い味がついています。
そのままコップ一杯の水またはぬるま湯と一緒に飲ませてあげてください。

そのままでは飲みずらいようであれば、溶かして服用しても問題ありませんが苦みが出やすくなる場合がありますのでご注意ください。

■薬の飲み残しがないようにしましょう
薬の飲み残しがあると、薬の効果を感じられなくなってしまうことがありますので水などに混ぜて服用する場合、薬が沈殿して底に残っていないか確認してあげてください。

■できるだけ毎日同じ時間に服用しましょう
サワシリンのような抗生物質は長期服用するケースは少なく、1週間程度の処方が多い薬です。
飲み忘れを防ぐためにも、できるだけ毎日同じ時間に飲ませてあげるようにしましょう。

サワリシンの使用上の注意

サワシリンを服用してはいけない人

サワシリンの成分アモキシシリンにショックを起こしたことのある人、伝染性単核症の人はショック症状の再発や副作用の発現頻度を高める危険性があるため、サワシリンを使用することはできません。

禁忌(次の患者には投与しないこと)

1.本剤の成分によるショックの既往歴のある患者
2.伝染性単核症の患者[発疹の発現頻度を高めるおそれがある。]

サワシリン添付文書

※サワシリンの成分であるアモキシシリンまたはペニシリン系抗生物質に対し過敏症を起こしたことのある人は、過敏症の再発の危険性があるため原則使用は禁止されています。

やむを得ず使用が必要と判断されたときは、用法用量を守り慎重に服用してください。

原則禁忌(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)

本剤の成分又はペニシリン系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者

サワシリンを服用する際に注意が必要な人

下記に当てはまる方はサワシリン使用後の経過に注意が必要です。
サワシリンを服用していて体調に変化があらわれた場合は医師に相談してください。

1.セフェム系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者
2.本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
3.高度の腎障害のある患者
4.経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。]
5.高齢者

サワシリン添付文書

高齢者は使用できる?

高齢者のサワシリンの使用は可能となっていますが、高齢者は生理機能が低下していることが多く、副作用があらわれやすいためご注意ください。
また、ビタミンK欠乏症による出血傾向があらわれることもあります。

このような副作用を未然にふせぐためにも、医師の指示どおりの正しい服用を心がけて、サワシリン服用後に体調の変化を感じた場合は医師に相談するようにしてください。

高齢者には次の点に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。

(1)高齢者では生理機能が低下していることが多く、副作用が発現しやすい。
(2)高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがある。

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妊娠中に使用できる?

妊娠中のサワシリンの使用は避けるべきとされていますが、医師の判断により処方されることがあります。
やむを得ず使用するときは、必要最小限の範囲で使用します。

妊娠初期・後期では薬の影響をうけやすかったり、体調が変化しやすいことがあります。
サワシリンを使用してから体調の変化を感じたときは、医師に相談してみましょう。

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]

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授乳中に使用できる?

サワシリンの授乳中の使用は避けるべきとされていますが、医師の判断により処方されることがあります。
医師からサワシリンを処方されたときは、薬が効いているとされる間は授乳を避けるようにしてください。

授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせること。[母乳中へ移行することが報告されている。]

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子どもは使用できる?

生後4週未満の子供・低出生体重児については、ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎を除く感染症では使用した経験は少ないとされていますが、医師の判断で使用するケースがあります。

医師からサワシリンを処方されたときは、医師の指示にしたがって正しい服用を心がけてください。

〈ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎を除く感染症の場合〉
低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していない。(使用経験がない。)

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サワシリンとアルコールの併用に注意!

サワシリンとアルコールの併用について特別な注意喚起はありませんが、アルコールは中枢神経に作用をおよぼすため、薬の作用に影響を与える可能性があります。

薬を服用している間は飲酒を避けることが望ましいですが、飲酒量が多い人や、アルコールの摂取量が多い人は、サワシリンの服用について一度医師と相談してみることをおすすめします。

サワシリンの副作用

サワシリンの副作用はそれほど多くはありませんが、副作用としては以下のような症状が報告されています。

主な副作用は、下痢・軟便(2.0%)、食欲不振(1.7%)、発疹(1.6%)、悪心・嘔吐(1.2%)等でした。

抗生物質は細菌を死滅させる薬であり、腸内環境を整える菌に対しても影響を及ぼし、結果として腸内のバランスが崩れてお腹がゆるくなったり、下痢をしてしまいます。

基本的には薬の使用が終われば下痢も治まりますので、ひどい下痢が続く場合を除きあまり心配はいりません。 

発疹は主に湿疹やかゆみが現れることが多いです。症状がひどい場合は医師や薬剤師に相談してください。

眠気については1%未満の頻度とされており、ほとんど出ないと言えるでしょう。 

重大な副作用:ショック、肝・腎障害、無菌性髄膜炎など

サワシリン服用時、まれに重い副作用として以下のような症状が発現するおそれがありますので、ご注意ください。
また、以下のような初期症状があらわれた場合はすぐに医療機関を受診してください。

副作用 初期症状
ショック、アナフィラキシー 不快感、口内異常感、眩暈、便意、耳鳴、発汗、
喘鳴、呼吸困難、血管浮腫、全身の潮紅・蕁麻疹等
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群 高熱(38℃以上)、目の充血、めやに(眼分泌物)、まぶたの腫れ、
目が開けづらい、唇や陰部のただれ、排尿・排便時の痛み、
のどの痛み、皮ふの広い範囲が赤くなるがみられ、
その症状が持続したり、急激に悪くなったりする、
赤くなった皮ふ上に小さな白いブツブツ(小膿疱)が出る、
全身がだるい、食欲がない、皮膚の緊張感・灼熱感・疼痛
急性腎不全等の重篤な腎障害 尿量が少なくなる、ほとんど尿が出ない、
一時的に尿量が多くなる、発疹、むくみ、体がだるい
顆粒球減少 突然の高熱、さむけ、のどの痛み
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎 腹痛、頻回の下痢
肝機能障害、黄疸 倦怠感、食欲不振、発熱、黄疸、発疹、
吐き気・おう吐、かゆみなど
間質性肺炎、好酸球性肺炎 階段を登ったり、少し無理をしたりすると息切れがする、
息苦しくなる、空咳(からせき)が出る、発熱するなどがみられ、
これらの症状が急に出現したり、持続したりする
無菌性髄膜炎 項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁

その他の副作用:過敏症、消化器、ビタミン欠乏症

サワシリン服用時、その他の副作用として以下のような症状が発現するおそれがありますので、ご注意ください。

■ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合

発現部位 副作用
過敏症 発疹、発熱、そう痒
血液 好酸球増多
消化器 下痢、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、黒毛舌
菌交代症 口内炎、カンジダ症
ビタミン欠乏症 ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、
ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)
その他 梅毒患者において、ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応
発熱、全身倦怠感、頭痛等の発現、病変部の増悪)が起こることがある。

■ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の場合​

発現部位 副作用
消化器 下痢(15.5%)、軟便(13.5%)、味覚異常、腹痛、腹部膨満感、口内炎、
便秘、食道炎、口渇、悪心、舌炎、胃食道逆流、胸やけ、十二指腸炎、
嘔吐、痔核、食欲不振、黒毛舌
肝臓 AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、
Al-P上昇、ビリルビン上昇
血液 好中球減少、好酸球増多、貧血、白血球増多、血小板減少
過敏症 発疹、そう痒
精神神経系 頭痛、しびれ感、めまい、眠気、不眠、うつ状態
その他 尿蛋白陽性、トリグリセリド上昇、総コレステロールの上昇・低下、
尿糖陽性、尿酸上昇、倦怠感、熱感、動悸、発熱、QT延長、
カンジダ症、浮腫、血圧上昇、霧視

サワシリンの値段・購入方法

サワシリンの薬価

サワシリンの薬価は以下のとおりです。

名称 薬価
サワシリンカプセル125 11.90円/1カプセル
サワシリンカプセル250 11.90円/1カプセル
サワシリン細粒10% 11.90円/1g
サワシリン錠250 12.10円/1錠

サワシリンのジェネリック医薬品の薬価

サワシリンと同じ有効成分を含む後発品の薬価もあわせてご覧ください。

名称 薬価
アモキシシリンカプセル125㎎ 9.90円/1カプセル
アモキシシリンカプセル250㎎ 8.60円/1カプセル
ワイドシリン細粒 9.10円/1g
ワイドシリン細粒 14.50円/1g

サワシリンカプセル250のジェネリック医薬品の薬価は10円以下となっており、サワシリンよりも低い薬価となりますのでジェネリック医薬品を希望する場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

おわりに

サワシリンは、風邪の悪化時などの様々な炎症の治療やヘリコバクターピロリの除菌療法に用いられる薬です。

比較的安全性の高い薬ではありますが、思わぬ副作用の発現をふせぐためにも用法用量を守った正しい服用を心がけてください。
もし効果に疑問を感じたときは、一人で悩まずに医師や薬剤師に相談してください。

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