キシリトールとは?

キシリトールは糖アルコールに分類され、イチゴやキノコなどにも含まれる天然甘味料のひとつです。

砂糖のようなしっかりとした甘さがありながら、血糖値の上昇がゆるやかなためダイエット中の方や糖尿病の方も安心して摂取でき、2002年にはキシリトール入りのガムの一部が特定保健用食品にも認定されています。

キシリトールの食品としての効果

砂糖などの一般的な糖類を摂取するとむし歯菌が砂糖を酸に変えてしまい、歯を溶かしてしまいますが、キシリトールは酸を発生させずに中和してくれます。

また、むし歯の原因となるプラークから歯を守り、再石灰化という歯の自然治癒を促進させます。また、むし歯の原因菌であるミュータンス菌の増殖活動を弱めます。

むし歯の原因にならない糖は他にもありますが、むし歯の発生・進行を防ぐのは今の時点ではキシリトールのみです。

ただし、キシリトールは薬ではなく食品であることは理解しておきましょう。

フッ素との併用による効果

普段から使っている歯磨き粉の多くに配合されているフッ素には、細菌の活動抑制や歯質の強化などの効果があり、キシリトールと合わせて使うことにより再石灰化を促進する効果があります。

また、キシリトールとフッ素の摂取の順番については医師によってさまざまな意見があるので、どちらが先でも大幅な効果の変化は見られないといって良いでしょう。

キシリトールの副作用:下痢になるのはなぜ?

キシリトールガムや飴などを短時間で大量摂取すると体質によりおなかが緩くなることがあります。これはキシリトールが消化・吸収されにくいことが原因で、大腸で水分をうまく吸収できない状態になり、下痢を引き起こします。

しかしこれは一時的なものであり、時間が経ちキシリトールが排出されれば症状も改善されます。

キシリトール配合の商品

キシリトール配合の商品といえばキシリトールガムが代表的です。他にも、ガムを飲み込んでしまうのが心配な子ども用にキシリトール配合のタブレットなども販売されており、ケーキやジュースにキシリトールが配合されていることもあります。

効果的な摂取量

むし歯予防が期待できる条件として、含有率が50%以上であること、糖類が0gであることの2つがあり、この条件を満たすガムかタブレットを1回に2粒を5分噛み、1日7回を目安に食べましょう。また、3か月以上継続する必要があります。

簡単に含有量を確認する方法としては、栄養成分表示の中のキシリトール量と炭水化物量を見比べたときに差が少ないと含有量が多いことになります。

おわりに

むし歯予防を考えて日頃から食べるものを選ぶのは簡単ではありません。キシリトールは、砂糖などの糖類を摂取した後や食間(食後約2時間)に摂取してもよいとされています。

持ち運びも楽で気軽に口にできるものなので、意識して摂取することをおすすめします。