《効能・効果・特徴》

ステロイド外用剤で発赤、はれ、かゆみなどの症状を改善します。
通常、アトピー性皮膚炎や顔面、頸部、わきの下、陰部の湿疹・皮膚炎の治療に用いられます。

・使い方

通常1日1〜数回塗ります。なお症状により適宜増減しますので医師から指示された回数でつづけましょう。
また自己判断で中止すると症状悪化することもあるため勝手に注意しないよう注意してください。

・特徴

ステロイドの塗り薬はもっとも強いⅠ群から弱いⅤ群まで5つに分類されておりキンダベートはⅣ群の比較的弱めの分類に入るステロイドです。なので顔などのデリケートな部分にも使われます。また幼児・小児などでもよく使われます。

《副作用》

総症例10826例中、70例(0.6%)に副作用が報告されています。
その主なものは、そう痒14例(0.13%)、毛のう炎・せつ11例(0.10%)、刺激感10例(0.09%)、ステロイドざ瘡9例(0.08%)、皮疹の増悪5例(0.05%)です。

また上記よりさらに起こる確率は低いですが重大な副作用として下記があります。
・眼瞼皮膚への使用により眼圧亢進、緑内障を起こすことがある
・大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により緑内障、後嚢白内障等があらわれることがある

その他の副作用

1. 皮膚の感染症
ときに皮膚の細菌性感染症(伝染性膿痂疹、毛のう炎等)、またまれに真菌性感染症(カンジダ症、白癬等)及びウイルス性感染症があらわれることがあります。このような症状があらわれた場合には、適切な抗菌剤、抗真菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止しましょう。

2. その他の皮膚症状
長期使用により、まれにステロイドざ瘡、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほ、口囲等に潮紅、丘疹、膿疱、毛細血管拡張を生じる)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、魚鱗癬様皮膚変化、また多毛及び色素脱失等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には徐々にその使用を減らし、ステロイドを含有しないお薬に切り替えること。また、まれに一過性の刺激感、乾燥があらわれることがあります。

3. 過敏症
塗布部に紅斑、発疹、蕁麻疹、そう痒、皮膚灼熱感、接触性皮膚炎等の過敏症状があらわれた場合は、使用を中止してください。

4. 下垂体・副腎皮質系機能
大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、下垂体・副腎皮質系機能抑制を来すことがあるので注意。また、このような場合において、投与中止により急性副腎皮質機能不全に陥る危険性があるため、投与を中止する際は医師と相談して状態を観察しながら徐々に減量しましょう。

《その他》

・高齢者への使用
一般に高齢者では副作用があらわれやすいので、大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用に際しては特に注意すること。

・妊婦、産婦、授乳婦等への使用
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては使用しないことが望ましい。ただし治療上必要と医師が判断した場合はその限りではないです。

・小児等への使用
小児等に対して長期使用又は密封法(ODT)は、発育障害を来すおそれがあるので避けること。また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること。