クラビットは、ニューキノロン系の抗菌剤で、細菌感染に優れた効果を現します。性感染症の中でも、最も感染率の高いクラミジアにも用いられますが、クラビットの飲み方を誤ると、高い抵抗力を持つ「耐性菌」が生じる可能性があり、薬が効かないといったトラブルが起こることもあります。
クラビットのクラミジアに対する効果や飲み方、使用期間について解説します。クラミジアなどの感染症を改善するために、抗菌剤の正しい使用法を確認しましょう。

クラミジア感染にクラビットは効果がある?

性器クラミジア感染症の原因となるクラミジア トラコマティスは、直径0.3ミクロンの小さな細菌です。主に性行為で直接接触することにより感染すると、性器や咽頭(のど)に症状が現れます。
クラビットの添付文書によると、効能効果にクラミジア トラコマティスが対応菌種であること、薬理作用としても抗菌作用があることが記載されていることから、クラビットがクラミジアに対して効果があることがわかります。
まれに、クラビットを服用しても効果がないという話もありますが、医師の適切な診断のもとで処方された治療薬を正しく服用すれば、クラビットの効果は十分に期待できます。
医師に指示された通り、お薬を正しく飲むことが、早期改善するためにとても大切になります。

クラビットをクラミジアで使う時の飲み方や用法、使用期間は?

クラミジアを治療する際のクラビットの飲み方は、500mgを1日1回だけなのでとても便利です。使用期間はおよそ7日~14日が一般的です。
500mgを服用する効果については、100mgを1日3回服用するよりも耐性菌の発生を抑える効果が期待できることも添付文書に記載されています。
クラビットは1日1回の服用を2回に、またそれ以上に使用回数を増やしたところで、効果が高まる薬ではありませんので注意しましょう。必要もないのに回数を増やすと、効果がないだけでなく副作用の危険性が高まります。例え効果が実感できないことがあっても、自己判断はせず使用回数をきちんと守りましょう。

本剤の500mg1日1回投与は、100mg1日3回投与に比べ耐性菌の出現を抑制することが期待できる。本剤の投与にあたり、用量調節時を含め錠250mg及び細粒10%を用いる場合も分割投与は避け、必ず1日量を1回で投与すること。


クラミジアの症状が治まっても自己判断での中止はNG

クラビットを服用後、早い場合は1週間くらいで症状の改善がみられるようになります。でも、ここで注意すべき大切なことは、症状が治まり完治したように思えても、最後まで処方された薬を飲み切ることです。
クラミジアは人によって感染していても症状が出にくいことがあります。症状の有無だけに頼って、自己判断で途中で服用を止めてしまうことは、体内に残っている細菌を見逃すきっかけとなり、再発を繰り返してしまいます。
クラミジアの完治を目指すには、医師に指示された用量・用法をしっかり守ることが重要になります。