はじめに
寒い時期になると逃れられないのが乾燥です。特に水仕事をする人たちにとってはツラい時期ですね。
手あれがどんどん悪化して起こる「ひび」。
いきなりピキーンと走る激痛は思い出すだけでもヒヤッとします。
そんな手あれやヒビの治療薬、ケラチナミンコーワ ヒビエイドについて解説しましょう。
ケラチナミンコーワ ヒビエイドはどんなお薬?
- 乾燥や水仕事でできた手あれ・ひび・あかぎれ、を修復し肌を正常な状態へ改善していきます。
- 修復、血行促進、抗炎症、保湿の4つの作用があります。
- ひび、あかぎれの原因となる肌の乾燥、角化にも効果的です。
効能・効果
ひび・あかぎれ、しもやけ
購入方法と価格について
ケラチナミンコーワ ヒビエイドは第3類医薬品なので薬局、または薬剤師、登録販売者のいるドラッグストア・スーパー・コンビニ、インターネット通販でも購入できます。
希望小売価格(税込)
15g 1,566円
35g 2,150円
市場価格
2015年2月2日現在(参考:Amazon)
15g 1,279円
35g 1,728円
Amazonでは~19%くらいの割引でした。(2015年2月執筆時)
※別途送料がかかる場合があります。こちらで表記している市場価格はあくまでも参考価格です。店舗によって数百円の価格差があります※
ケラチナミンコーワ ヒビエイドの使用方法を知ろう。
用法・用量
1日数回患部に塗布してください。
成分一覧
成分と100g中の成分量は次の通りです。
成分名 |
分量 |
アライトン |
2.0g |
パンテノール |
5.0g |
トコフェロール酢酸エステル |
2.0g |
グリチルレチン酸 |
0.3g |
グリセリン |
40.0g |
内容成分詳細
アラントイン
皮膚修復作用のある成分です。傷を治す働きと細胞増殖効果によって細胞の再生を促し、古くなった角質細胞を取り除いて新しい皮膚組織の生成をサポートする働きがあります。
パンテノール
「プロビタミンB5」とも呼ばれる水溶性のビタミン成分です。
肌そのものの修復力を高めて回復力を早めます。保湿、壊れた組織の修復促進、皮膚を健康的な状態にする、抗炎症作用などが期待できます。
皮膚を細胞から活性化し、かゆくなりにくい肌を作ってくれます。
浸透しやすく保湿効果も高いことから目薬やシャンプー、ヘアケア製品など様々な製品に使われています。
トコフェロール酢酸エステル
ビタミンEです。血行促進作用。肌あれの原因となる活性酸素を消去したり活性酸素の発生を防ぎます。末梢血管を拡張して血液循環を促進する働きがあり皮膚の角化を防ぎます。
グリチルレチン酸
漢方で用いられるカンゾウ(甘草)由来の成分です。抗炎症、抗アレルギー作用があります。
グリセリン
水分を引き寄せる性質がある保湿成分です。多くの化粧品や医薬品で使われています。
ケラチナミンコーワ ヒビエイドの使用上の注意点や副作用について確認しよう!
次の人は使用する前に必ず医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
- 今までに薬などでアレルギー症状を起こしたことがある人。
- 湿疹やただれのひどい人
副作用と思われる症状
使用後、次の症状があらわれた場合、副作用の可能性がありますので直ちに使用を中止して、添付している説明書をもって医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
- 皮膚:発疹・発赤、かゆみ
「ヒビケア」「ヒビプロ」ヒビエイドと名前の似てる2つの製品と比較してみました。
価格は希望小売価格との比較です。
池田模範堂 ヒビケア
特徴・・・血行不良を改善、しみにくい。かゆみを抑える成分が入っています。
ヒビエイドとの共通成分・・・アライトン、パンテノール、トコフェロール酢酸エステル、グリセリン
ヒビエイドとの違い・・・・ジフェンヒドラミン(かゆみを抑える成分)配合。パンテノールは1.0gはヒビエイドより少ないです。
価格・・・15g 1512円。ヒビエイドより54円安くなっています。
ミナカラ内関連記事 くり返す「ひび」や「あかぎれ」のパックリ割れや「しもやけ」の治療と対策に効果的なヒビケアの使い方
メンソレータム ヒビプロ
特徴・・・ベースがワセリン、ミツロウの硬めのテクスチャー。水に強く水仕事の前にも塗ることができます。
ヒビエイドとの共通成分・・・・トコフェロール酢酸エステル
ヒビエイドとの違い・・・殺菌作用のあるイソプロピルメチルフェノール配合。l-メントールやdl-カンフル、サリチル酸メチル配合なのでスーッとします。それが、しみる場合があります。
価格・・・1,696円。ヒビエイドより130円高いです。
おわりに
ヒビエイドは治療薬であって、ハンドクリームのように予防を目的としては使用できません。
「乾燥してきたな?」と思ったら早めにハンドクリームを塗るようにして悪化を防いで、かゆみや炎症が起きたらヒビエイドなどの治療薬を塗るようにしてください。
※市販薬も、用法・用量にはお気をつけて使用してください。使用していて違和感を感じた時は、早めに医療機関(皮膚科)を受診して下さいね。※