「便秘に効くピンクの小粒」で知られるコーラック。コーラックはロングセラーとなっている便秘薬で、使ったことがある方も多いのではないでしょうか。

現在コーラックシリーズは特徴の異なる6製品が発売されています。

この記事ではコーラックシリーズの6製品の使い分けのポイントを解説します。

コーラックシリーズの違いを比較!

コーラックは便秘の症状に合わせて6種類の製品が販売されています。

「やさしいシリーズ」として生薬配合の薬が2種と、「しっかりシリーズ」として効き目重視の薬4種の2タイプにわけられています。

初めて便秘薬を使用する方、習慣性の便秘で困っている方、すぐに効果が欲しい方など、自分の症状と薬の効果を照らし合わせて使いわけましょう。

コーラックハーブ:生薬配合でやさしい効き目

薬用植物由来成分センノシドが大腸を刺激し、腸のぜん動運動を活発にして排便を促します。腸の運動が低下している弛緩性便秘に効果的です。また甘草エキスがお腹の痛みを緩和し、センノシドの作用をサポート。腸がデリケートな方にもおすすめです。

就寝前または空腹時に1日1回、1回1〜2錠服用します。15歳以上から使用可能です。

コーラックファイバー:食物繊維で自然なお通じを

プランタゴ・オバタ種皮(食物繊維)が腸内で水分を吸収し、膨張することで便の量を増やし、大腸のぜん動運動を促します。さらにケツメイシとセンナから抽出される成分が大腸を直接刺激して排便を促します。

便秘に伴う肌荒れを改善する成分としてビタミンB6なども配合されています。

朝夕の空腹時または食前・食間に1日2回、1回1〜2錠服用します。15歳以上から使用可能です。

コーラックファイバー

コーラック:慢性の便秘に

有効成分ビサコジルが大腸を直接刺激してぜん動運動を促すとともに、排便反射も刺激。慢性の便秘にも効果を発揮します。成分が5層にコーティングされているので、胃で溶けずに腸で効いていく仕組みです。

就寝前または排便したい時間の数時間前に1日1回2錠服用します。

コーラックⅡ:水分を含んでスルッと排便

有効成分ビサコジルとDSSを配合した5層コートの薬で、胃で溶けずに腸で効果を発揮します。ビサコジルが腸のぜん動運運動を高めるとともに、DSSが硬くなった便に水分を与えて軟らかくします。

就寝前または空腹時に1日1回、15歳以上は1回1〜3錠服用します。11〜14歳以上は1回1〜2錠服用します。11歳未満は服用できません。

コーラックファースト:便秘薬初心者に

コーラックⅡと同じ有効成分(ビサコジルとDSS)配合ですが、少量ずつ調節しやすい錠剤です。便秘薬を初めて使う方や、コーラックⅡ1錠で強い効き目を感じた方におすすめです。

就寝前または空腹時に1日1回、15歳以上は1回1〜4錠服用します。11〜14歳以上は1回1〜3錠服用します。11歳未満は服用できません。

コーラックファースト

コーラック坐薬タイプ:すぐにスッキリ出したい方に

体温で速やかに溶け出し、粘膜と反応して炭酸ガスを発生させます。直腸だけを刺激して便通を促すので腹痛を起こしにくく、腸にやさしい成分です。約10~30分で排便効果を発揮します。

就寝前または空腹時に1回1個使用してください。効果が感じられない場合はさらに1個追加します。12歳以上から使用できます。

コーラック坐薬タイプ

コーラックの飲み方のポイント

坐薬以外のコーラックは、いずれも水またはぬるま湯でかまずに服用してください。

なお、コーラック、コーラックⅡ、コーラックファーストのビサコジルが入った飲み薬は、牛乳や制酸剤が含まれている胃腸薬などと一緒に飲むと、腸まで届かず早く溶けてしまうことがあります。牛乳や制酸剤が含まれている胃腸薬を服用する場合は、1時間以上間隔をあけてからコーラックを服用してください。

長期間使用しない!

便秘薬は、規則正しい排便のリズムを取り戻すために使用するものです。できるだけ連続での服用は控えてください。

初めは最小量から使用し、便通の具合に合わせて少しずつ使用量を調節することをおすすめします。

同じ薬を連用しない!

同じ便秘薬を飲み続けていると有効成分に体が慣れてしまい、効き目が薄れることがあります。長期間にわたる使用は控えることが前提ですが、違う成分の便秘薬を
試すなど、便通の具合を見ながら調整してみましょう。

妊娠中は使用しない!

コーラックは全6種ともに大腸を直接刺激して排便を促す成分が配合されています。
大腸と子宮は近い位置にあるため、妊娠中は服用前にかかりつけの産婦人科医に相談してください。

妊娠中でも使用できる市販の便秘薬については、関連記事をごらんください。

便秘薬を使うタイミングは?

排便リズムには個人差があります。毎日お通じがあるのが理想ですが、2日に1度、3日に1度という方もいます。いずれにしても、お腹が痛くなったりせず、定期的に排便できていたら便秘ではありません。

便秘気味かな?と思ったら、食生活の改善や運動不足の解消など、まずは自分の力で排便するよう努力してみましょう。

ただし高血圧や糖尿病などの基礎疾患や、狭心症や不整脈、脳梗塞を起こしたことがある人は注意が必要です。排便時にトイレでいきみ過ぎると血圧が急上昇し、血管に大きな負担がかかってしまうからです。

便が硬くなり自力で排便が難しくなる目安は3日です。3日以上出なかったら薬での対処も考えてみましょう。

なお、なかなか便秘が改善しない場合は他の病気が原因となっている可能性もあるので、消化器科など医療機関を受診してください。