痛風発作の特効薬「コルヒチン」とは?

痛風は体内に蓄積された尿酸が結晶化することで、身体の様々な関節に痛みが生じる病気のこと。

風に吹かれただけでも痛い!と言われるほどの痛みを伴うことで有名ですね。

昔は贅沢病とも言われ、中年の男性患者が多いイメージでしたが、近年は若年層や女性の患者も増えてきています。

痛風は症状が進行すると、発作が起きる間隔が短くなってくるのが特徴。なかには歩けないほどの痛みを感じる場合もあるらしく、できることなら発作を回避したいと思うのは当たり前です。

そんな痛風のつらい痛みを起きないようにする特効薬「コルヒチン」についてご説明します。

コルヒチンが痛風発作を抑えるメカニズム

痛風は体内に溜まった尿酸が結晶化し、これが身体の様々な関節部分に溜まることによって痛みが生じます。

なぜ結晶化した尿酸が溜まると強い痛みが発生するのかというと、人間をウイルスや細菌から防御する働きを持つ白血球が結晶化した尿酸を敵とみなして攻撃するからです。

コルヒチンの作用は尿酸が溜まっている関節部位に白血球が集まってくるのを抑制するという薬です。

これにより白血球の攻撃がなくなり、関節部位の炎症を抑えることができます。​

コルヒチンは飲むタイミングが早いほど効果が高い

コルヒチンは前述のとおり、関節部位に白血球が集まるのを抑制するものですので、炎症を抑える効果はありません。

つまり、炎症が起こってからコルヒチンを飲むのでは遅いということ。

痛風経験者であれば分かるかと思いますが、痛風の発作が起こる前に関節部位にムズムズ感やピリピリ感が生じることがあります。この前兆症状を感じたらコルヒチンをすぐに服用する必要があります。

コルヒチンには炎症に対する作用は全くありませんので、関節部分の痛みを感じてからある程度時間が経ってしまうと、コルヒチンが効かなくなってしまいます。

その場合は痛み止めなどの鎮痛薬を服用する必要があります。

コルヒチンの副作用に要注意

どのお薬にも副作用がつきものですが、コルヒチンは副作用が強いお薬なので服用の際には注意が必要です。

コルヒチンの主な副作用は以下の症状。

・下痢
・嘔吐
・腹痛
・肝機能障害
・白血球の減少

コルヒチンを大量に飲んでしまうと、上記のような服用が起こる可能性が非常に高いため、医師から指示された用量を守ることが重要です。

「発作が怖いから2錠飲んでおこう」などと自己判断で服用量を誤ると、重篤な副作用を招く可能性がありますので注意してください。過去にはコルヒチンの服用過多により呼吸麻痺で死亡した例もあります。

また、妊婦の服用は禁止されています。

さいごに~コルヒチンは処方箋が必要なお薬です~

コルヒチンは処方箋が必要なお薬ですので、必ず医師の診断を受けたうえでお薬を処方してもらってください。

インターネット通販などを利用して購入し、自己判断のもと薬の服用をすると、前述のとおり大きな副作用を招く可能性がありますので注意してください。