ザガーロの効果

ザガーロは、デュタステリド成分を含む、男性型脱毛症治療薬です。

ザガーロに含まれるデュタステリド成分は、特定の酵素を阻害し、男性の抜け毛を引き起こす男性ホルモンを抑制する作用があります。

ザガーロは、医師の処方が必要な処方薬で、男性の脱毛症だけに効果を発揮します。女性の脱毛症には効果がないので注意が必要です。

ザガーロは2つの酵素を阻害!

男性の頭髪減少に関与するジヒドロテストステロンという男性ホルモンは、テストステロンというホルモンが変換して作られます。ホルモンの変換は、5α還元酵素1型および2型のはたらきによって行われます。

ザガーロは、ホルモンの変換に関わる5α還元酵素1型と2型の両方を阻害することで、脱毛症を引き起こすジヒドロテストステロンを作らせない働きをします。

ザガーロの副作用

ザガーロには、下記のような副作用の報告があります。

勃起不全、リビドー減退、精液量減少、精液障害、女性化乳房、乳房不快感、発疹、頭痛、抑うつ気分、腹部不快感、腹痛、下痢、じんましん、めまい、味覚異常、脱毛症、多毛症

副作用があらわれた場合、自己判断でザガーロの使用を続けずに、すぐに医師か薬剤師に相談してください。

重大な副作用

下記の症状は、肝機能障害や黄だんの初期症状の可能性があります。

・食欲不振、全身倦怠感、皮膚や粘膜が黄色くなる

このような症状があらわれた場合には、ザガーロの使用を中止し、すぐに医師の診断を受けてください。

ザガーロの用法・用量

ザガーロは1日1回、1カプセルを服用します。

カプセルの内容物が口の中の粘膜を刺激する場合があるので、カプセルは噛まずにそのまま飲んでください。

万が一、飲み忘れた場合は気づいたときにできるだけすぐに飲んでください。ただし、次の服用時間が8時間後以内の時は、飲み忘れた分はとばして次の服用時間に通常の1回分を飲んでください。絶対に一度に2回分を飲まないでください。

誤って多く服用した場合には、すぐに医師に相談してください。

ザガーロの使用上の注意

ザガーロは、使用上の注意が多い薬です。ザガーロを使用する前に知っておくべき注意点をくわしく解説いたします。

ザガーロの使用ができない方

女性は、ザガーロに含まれる成分により血中ジヒドロテストステロンが低下し、男子胎児の外生殖器の発達を阻害する可能性があるため、ザガーロを使用することはできません。

また、安全性が確認されていないため、小児がザガーロを使用することはできません。

その他、ザガーロの成分や、5α還元酵素阻害薬に過敏症の症状が出たことのある方や重度の肝機能障害がある方はザガーロを使用しないでください。

ザガーロの使用に注意が必要な方

ザガーロは、他の薬と併用すると、お互いに薬の作用を強めたり、逆に弱めたりする可能性があるため、他に使っている薬がある方は、担当の医師や薬剤師に伝えてください。

過去にザガーロを使用してアレルギー症状が出たことがある方、前立腺がん検診を受ける予定がある方、肝機能障害がある方もザガーロの使用に注意が必要です。

また、CYP3A4阻害作用を有する薬剤(リトナビル等)を使用している方はザガーロとの併用が注意です。

ザガーロを使用する前には必ず医師や薬剤師にご相談ください。

カプセルが破れたら触ってはいけない

ザガーロカプセルの中身は、皮膚から体内へ吸収される特徴があります。

ですので、ザガーロカプセルの薬剤が漏れた場合は直接触れないように注意してください。

特に、家族にザガーロの使用が禁止されている女性や小児がいる場合には、ザガーロの保管に注意する必要があります。

万が一、女性や小児がカプセルから漏れた薬剤に直接触れてしまった場合には、すぐに石けんと水で洗ってください。

ザガーロとプロペシアを比較!

プロペシアは、ザガーロと同様、男性型脱毛症の治療に利用する処方薬です。プロペシアは2005年に、ザガーロは2016年に発売を開始しました。

剤形と成分の違い

ザガーロの剤形はカプセルで、1カプセル中に含まれるデュタステリドの量は、0.1mgと0.5mgの2種類です。

プロペシアの剤形は錠剤で、1カプセル中に含まれるフィナステリドの量は、0.2mgと1mgの2種類です。

ザガーロに含まれるデュタステリド成分は、男性型脱毛症を引き起こす原因となる5α還元酵素の1型と2型の両方を阻害します。

対して、プロペシアに含まれるフィナステリド成分は5α還元酵素の2型のみを阻害します。

作用・効果の違い

前述の通りザガーロは5α還元酵素1型と2型の両方を阻害するのに対し、プロペシアは5α還元酵素の2型を選択的に阻害します。

ザガーロもプロペシアも男性型脱毛症の進行を遅らせる効果が認められています。また、発毛作用も報告されています。

ザガーロは使用後12週間、プロペシアは3ヵ月間の服用で効果があらわれる場合がありますが、どちらも通常6ヵ月間の治療が必要な薬です。

大きな違いはないといえますが、プロペシアの方が比較的に安全性が広く認められています。

まとめ

ザガーロは、5α還元酵素1型と2型の両方を阻害し男性型脱毛症に関与する男性ホルモンを抑制する薬です。必ず医師に指示された用法・用量を守って使用してください。

副作用があらわれた場合にはすぐにザガーロの使用を中止し医師か薬剤師に相談してください。