花粉症の薬・ジルテックは効き目も副作用も強め

ジルテックは、花粉症などのアレルギー症状を緩和する薬で、セチリジン塩酸塩を主成分とする第2世代抗ヒスタミン薬です。

抗ヒスタミン薬は、アレルギー症状の原因となるヒスタミンをブロックして症状の発症を緩和させる作用があり、鼻症状だけではなく皮膚のかゆみや湿疹、蕁麻疹にも効果を発揮します。

抗ヒスタミン薬は、販売された年代などによって第1世代と第2世代にわけられますが、第1世代の効果をそのままに副作用の眠気をおさえたものが第2世代抗ヒスタミン薬です。

ジルテックは第2世代抗ヒスタミン薬の中でも効果が比較的強く、花粉症の症状を抑える作用があります。

即効性もあるため服用後にすぐ効果は現れます。1日1回の服用で効果が持続することも特徴です。

ジルテックには錠剤とドライシロップがある

ジルテックの剤形には、錠剤とドライシロップの2種類があります。

ドライシロップとは粉薬の一種で、水に溶かして液剤にして飲むことも、そのまま粉薬として飲むことも可能です。糖類などで甘みがつけられているため、錠剤が苦手な子どもにも飲みやすいことが特徴です。

成分や効き目は錠剤もドライシロップも同じであるため、対象年齢や服用のしやすさによって患者に合わせて処方されます。

主に子どもに処方されるジルテックドライシロップについて、詳しくは関連記事をごらんください。

ジルテックは副作用の眠気の出やすい薬

ジルテックは効果が大きい一方で、第2世代抗ヒスタミン薬の中では眠気や口の渇きなどの副作用が現れやすくなっています。

ジルテックの主な副作用は、眠気(発生頻度6%)、倦怠感(0.9%)、口の渇き(0.6%)、吐き気(0.5%)などとなっています。

下記の重篤な副作用はめったに起こりませんが、念のため薬を服用後の体調の変化にご注意ください。
・ショック、アナフィラキシー様症状
・ 痙攣(けいれん)
・ 肝機能障害、黄疸
・ 血小板減少
 

 

ジルテックの使用上の注意

ジルテックは年齢や症状によって処方が異なります。医師から指示された用法用量を守って使用してください。

  対象年齢 用法用量
ジルテック錠10 15歳以上 ・15歳以上:1回1錠を1日1回就寝前に飲む
・7歳以上15歳未満:1回5mgを1日2回、朝食後及び就寝前に飲む
ジルテック錠5 7歳以上 ・15歳以上:1回2錠を1日1回就寝前に飲む
・7歳以上15歳未満:1回1錠を1日2回、朝食後及び就寝前に飲む
ジルテックドライシロップ1.25% 2歳以上 ・15歳以上:1回0.8gを1日1回就寝前に溶かして服飲む
・2歳以上7歳未満:1回0.2gを1日2回、朝食後及び就寝前に溶かして飲む
・7歳以上15歳未満の小児は1回0.4gを1日2回、朝食後及び就寝前に溶かして飲む

アルコールとの飲み合わせに注意

ジルテックの添付文書には、アルコールとの併用には注意が必要であると記載されています。ジルテックとアルコールを併用すると、副作用である眠気などが強まる可能性があるためです。

ジルテックを使用中は飲酒を控えるか、注意した上で摂取するようにしてください。

他の薬との飲み合わせ

ジルテックと同時に使用する場合には注意が必要な薬があります。他に飲んでいる薬がある場合は必ずそのことを医師に伝えてください。

また、市販薬などを飲む場合にもできるだけ医師や薬剤師に確認をとりましょう。

【併用に注意が必要な薬】
・テオフィリン
・リトナビル
・中枢神経抑制剤
・ピルシカイニド塩酸塩水和物

ジルテックにジェネリックや市販薬はある?

ジェネリック医薬品は新薬に比べると開発費用が少なくて済むため、成分や効果は同じでありながら比較的安価で購入できる薬です。

ジルテックのジェネリック医薬品は「セチリジン塩酸塩」として、現在多くの製薬メーカーから販売されています。

ジルテックと同じ成分のセチリジン塩酸塩を含む市販薬は、「コンタック鼻炎Z」と「ストナリニZ」の2つがあります。コンタック鼻炎ZとストナリニZの成分量は10mgで、ジルテック錠10と同じ量配合されています。

この2つの市販薬は、第2類医薬品であり、薬局・ドラッグストア・インターネットで購入できます。病院へ行く時間が無いという方には、市販薬が便利です。ただし、価格は市販薬の方が高くなります。

ジェネリックや市販薬との価格の比較については、関連記事をごらんください。

おわりに

ジルテックは、第2世代抗ヒスタミン薬の中ではもっとも効果が強い薬のため、花粉症の症状が重い方や、今まで試した花粉症の薬が効かなかった方におすすめです。

ただし効果が強い分、眠気などの副作用が出やすくなっています。

効果が感じられなかったり副作用が気になる場合は、医師に相談しましょう。