ゾシン静注用4.5

大正富山医薬品/ 大鵬薬品工業

処方薬 先発 注射剤

基本情報

副作用

■適応する疾患によって起こりやすい副作用に違いがあります。
【一般感染症の場合】
主な副作用として下痢、便秘、発疹、嘔吐及び発熱、肝機能異常及び頭痛、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、AST(GOT)上昇、好酸球増多、Al-P上昇などがあります。

【発熱性好中球減少症の場合】
主な副作用として下痢、肝機能異常、低カリウム血症、発疹、腎機能障害、γ-GTP上昇、クレアチニン上昇、ALT(GPT)上昇などがあります。

■重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こすおそれがあります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、使用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。
・ショック、アナフィラキシー
・中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症
・劇症肝炎、肝機能障害、黄だん
・急性腎障害、間質性腎炎
・汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少症、溶血性貧血
・偽膜性大腸炎
・間質性肺炎、PIE症候群
・横紋筋融解症
・薬剤性過敏症症候群

使用上の注意点

下記のような方は本剤を使用しないでください。

・本剤の成分又はペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者

・伝染性単核球症の患者[ペニシリン系抗生物質の投与で発疹が出現しやすいという報告があります]


下記のような方は本剤の使用には注意が必要です。
症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もありますので医師に伝えておきましょう。

・セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者[ショックがあらわれるおそれがあるので、十分な問診を行うことになっています]

・本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー反応を起こしやすい体質を有する患者[アレルギー素因を有する患者は過敏症を起こしやすいので、十分な問診を行うことになっています]

・腎障害のある患者(血液透析患者を含む)[高い血中濃度が持続するので、投与量の減量又は投与間隔をあけて投与することになっています]

・経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[食事摂取によりビタミンKを補給できない患者では、ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので観察を十分に行うことになっています]

・出血素因のある患者[出血傾向を助長するおそれがあります]

・肝障害のある患者[血中濃度が持続するおそれがあります]

・高齢者

・乳・幼児[乳・幼児(2歳未満)については下痢、軟便が発現しやすくなっています〕

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

■妊娠中はできるだけ控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は必要最小限の範囲で使用します。妊娠の有無を必ず医師に伝えてください。

■授乳中も同様に止むを得ず使用する場合は、薬が効いているとされる間は授乳は避けてください。

■2歳未満の子どもでは下痢、軟便の副作用が現れやすいため、子どもの便の状態にご注意ください。また、低出生体重児、新生児につては使用した経験は少ないとされていますが、医師の判断で使用するケースがあります。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

■下記のような薬を使用している方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示をあおいでください。
・プロベネシド
・メトトレキサート
・抗凝血薬:ワルファリンなど
・バンコマイシン

薬効・薬理

タゾバクタムは、それ自体の抗菌作用は弱いが、β-ラクタマーゼに対して不可逆的阻害作用を示すので、β-ラクタム系抗生物質と組み合わせて用いる。通常、ピペラシリンとの合剤とする。