丸石製薬
処方薬 後発 錠剤
薬品名 |
アセトアミノフェン錠200mg「マルイシ」 |
---|---|
薬のタイプ |
処方薬 |
薬価 |
7.10円/錠 |
成分 |
|
薬効分類 |
アミノフェノール系解熱鎮痛剤 |
製造会社 |
丸石製薬 |
割線の有無 |
あり |
剤形 |
錠剤 |
規制区分 |
なし |
効果・効能・作用 |
風邪の解熱作用、頭痛、腰痛、生理痛、関節痛などの幅広い痛み止めとして使われます。またインフルエンザの解熱にも使えます。同じような解熱鎮痛作用のあるロキソニンなどと比べて効果がおだやかな薬のため、軽度~中度の鎮痛に向いています。 |
---|
副作用は少ない安全な薬とされていますが全くないわけではありません。主な副作用としては、吐き気や食欲低下、過敏症状 、チアノーゼなどが起こる可能性があります。
一般的な解熱鎮痛剤でよく見られる胃痛、胃荒れなどはアセトアミノフェンでは起こりにくいとされています。
■重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、使用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。
・ショック、アナフィラキシー
・中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症
・喘息発作の誘発
・劇症肝炎、肝機能障害、黄疸
・顆粒球減少症
・間質性肺炎
・間質性腎炎、急性腎不全
■1日の総量1500mgを超す高用量で長期に服用する場合は慎重に使用し、アセトアミノフェンを含む他の製剤との併用する場合は、重篤な肝障害が発現するおそれがあるので注意してください。
■下記に当てはまる方はアセトアミノフェン錠200mg「マルイシ」を使用できません。
・消化性潰瘍のある方
・重篤な血液の異常のある方
・重篤な肝障害、腎障害、心機能不全のある方
・アセトアミノフェン錠200mg「マルイシ」の成分に対しアレルギー症状を起こしたことのある方
・アスピリン喘息またはアスピリン喘息にかかったことがある方
■下記に当てはまる方はアセトアミノフェン錠200mg「マルイシ」の使用には注意が必要です。症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もあるのであらかじめ医師に伝えておきましょう。
・日常的にアルコールを多量に飲んでいる方
・絶食、低栄養状態、摂食障害などによるグルタチオン欠乏、脱水症状のある方
・アルコール多量常飲者 肝障害があらわれやすくなります。
・肝障害、消化性潰瘍、血液の異常がある方またはかかったことのある方
・出血傾向のある方
・腎障害がある方またはかかったことのある方
・心機能異常のある方
・アレルギー反応を起こしたことのある方
・気管支喘息のある方
■高齢者は副作用があらわれやすいため慎重に使用してください。
■妊娠中はできるだけ控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は必要最小限の範囲で使用します。妊娠の有無を必ず医師に伝えてください。
■授乳中の使用に関しては特別な注意は必要ないとされていますが、授乳中であることを医師に伝え確認をとってください。
■3カ月未満の子供・低出生体重児については使用した経験は少ないとされていますが、医師の判断で使用するケースがあります。
■下記のような薬を使用している方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示をあおいでください。
・リチウム製剤(炭酸リチウム)
・チアジド系利尿剤(ヒドロクロロチアジド等)
・クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム)
・カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン、リファンピシン、イソニアジド
・抗生物質(抗菌剤)
■大量のアルコール(飲酒)と併用により、相互作用で肝不全を起こすおそれがあります。薬を使用中は飲酒は控えてください。
血液中の薬の濃度が最も高くなる時間は、薬を使用してから約0.6時間後とされています。
また、その後約2.9時間後に血液中での薬の濃度が半分になるとされています。