かゆみを抑えて「アセモア」

気象庁の発表によると、今年の夏も例年と同等か、それ以上の暑さが予想されるそうです。
夏の健康被害といえば、熱中症と日焼けがまっさきに浮かんでくると思いますが、この2つに加え、近年増加しているのが「あせも」です。

「あせも」は汗が汗菅(かんかん:汗の出る菅)で詰まり、炎症を起こすことで発生します。
日本人に多くみられるあせもは、小さな水ぶくれでかゆみを伴わない「水晶様性汗疹(すいしょうようせいかんしん)」と、赤いブツブツでかゆみを伴う「紅色汗疹(こうしょくかんしん)」の2つ。
子どもだけではなく、大人の増加が目立っていることが、近年の特徴です。これは、猛暑に加え、節電により冷房の温度設定が高くなったことも大きく影響していると言えるでしょう。汗もができやすい部位は以下の通り。

●首回り:男性に多い。シャツの襟の密着が原因で起こりやすい。
●脇や胸の下:女性に多い。下着の締め付けが原因で起こりやすい。
●おなかまわり:男女ともに多い。ベルトや下着の締めつけで起こりやすい。
●肘の内側・足のつけ根:肌が密着するために起こりやすい。


新陳代謝の遅い大人の場合、紅色汗疹をかき壊してしまうと色素沈着などで痕が残りやすくなる恐れがあります。
さらに、かきむしることで雑菌が他の掻き傷にも感染し、「とびひ」になってしまうケースも・・。
こうしたトラブルを避けるためには、早めの対処が大切!そこで登場するのが
非ステロイドの治療薬・小林製薬の「アセモア」です。


image by PhotoAc
 

アセモアとはどんなお薬?

アセモアはかゆみを抑えることでかきむしりを防いで症状が悪化するのを防ぐあせも治療薬です。

アセモアパウダージェル

ベタつきの少ないパウダージェルタイプ。汗を吸収するパウダーを配合することで塗った部位をサラサラにします。
パウダー入りですが、白残りしにくいことが特徴です。

アセモアaパウダージェル 32G(第2類医薬品)

 

【第2類医薬品】アセモアパウダースプレー

効能・効果 

あせも、かゆみ、ただれ、じんましん、皮膚炎、湿疹、虫さされ、しもやけ

用法・用量

☆アセモアパウダージェル 1日数回、患部に適量を塗布してください。

☆アセモアパウダースプレー 1日数回、患部に適量を噴射してください。 

 

アセモアの有効成分

かゆみを抑える成分は抗ヒスタミン成分の「ジフェンヒドラミン」と局所麻酔成分「リドカイン」。
そして、ジェルは殺菌成分の「
イソプロピルメチルフェノール」が、スプレーは「ベンセトニウム塩化物」が雑菌を殺し、症状が広がるのを防ぎます。

抗ヒスタミン成分とは?

 かゆみの原因物質である「ヒスタミン」が神経を刺激することを抑える成分のことです。

非ステロイド剤なのでステロイドが心配な人も安心。

「アセモア」にはステロイドは配合されていません。かゆみを抑えることでかき壊しを防ぎ患部の悪化と他への感染を防ぎます。

 

「アセモアパウダージェル」の有効成分

ジフェンヒドラミン塩酸塩:抗ヒスタミン成分 かゆみの原因物質ヒスタミンの合成を抑える。
リドカイン:局所麻酔成分。神経に作用しかゆみを感じなくさせる。
イソプロピルメチルフェノール:雑菌の殺菌

アセモアパウダースプレーの有効成分

ジフェンヒドラミン ヒスタミンの合成を抑えてかゆみの発生を抑制する。
リドカイン 局所麻酔作用でかゆみを緩和。
ベンセトニウム塩化物:殺菌作用で化膿を防止
酸化亜鉛:患部を乾燥し、治癒促進

 

副作用について

強い副作用は少ないようですが、添付文書には次のような副作用が記載されています。

●皮膚:発疹・発赤、かゆみ、はれ

 

あせもができた時の対処法

あせもができた時、生活の中では次のような点を注意することで、あせもの悪化を防ぐことができます。参考にしてくださいね。

肌を清潔にたもつ

汗をかいたらそのたびにふき取りましょう。乾いたタオルだと水分だけ吸って老廃物を残し、炎症の原因になるので、汗拭きシートや固く絞った濡れタオルなどがベターです。家に帰ったらすぐにシャワーを浴びて汗を流してください。スポーツや長時間の屋外レジャーには着替えを持っていきましょう。

室温を下げる。

特に就寝時は無意識に患部をかいてしまうことがあります。室温を下げて無意識のかきむしりを防いでください。

辛いものやアルコールは控えましょう。

体温を上昇して汗をかきやすくなります。あせもがあるうちはしばらく控えて下さい。

お風呂はぬるめで。

熱いお風呂は汗をかきやすくなりますし、炎症を起こしている患部への刺激が強くなってかゆみを悪化させる恐れがあるので、ぬるめのお風呂にするかシャワーでさっと洗い流しましょう。

●肌はやさしく洗おう。

ナイロンタオルでゴシゴシ洗うのはNGです。背中もしっかり洗いたいなら手ぬぐいがおすすすめ。たっぷりの泡でやさしく洗ってください。弱酸性やアミノ酸の刺激の少ないボディーソープや石鹸を使うようにしましょう。

下着は綿100%がオススメ

速乾性のナイロンが入った下着や肌着もありますが、それによりあせもができているケースもあります。下着は綿100%が汗の吸収力がありオススメです。
 

おわりに

アセモアは赤くブツブツとしたあせもに効果のあるお薬です。湿潤や化膿・ただれがひどい場合や、5~6日使用しても症状の改善が見られない場合は使用を中止し、皮膚科医を受診して適切な治療を受けてください。