アダラートCR錠10mg

バイエル薬品

処方薬 先発 錠剤

基本情報

副作用

発生頻度は低いのですが、頭痛・頭重感、顔面潮紅・顔のほてり、動悸などがあらわれる可能性があります。

■重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診してください。
・紅皮症(はく脱性皮膚炎)
・無顆粒球症、血小板減少
・肝機能障害、黄疸
・意識障害

まれに、過度な血圧低下によるショック症状や一過性の意識障害、脳梗塞があらわれることがあります。その場合も薬の使用を中止し、医療機関を受診してください。

使用上の注意点

◼︎下記に当てはまる方はアダラートを使用できません。
・アダラートの成分に対しアレルギーを起こしたことのある方
・心原性ショックの方

◼︎下記に当てはまる方はアダラート使用後の経過に注意が必要です。薬を使用後、体調に変化があらわれた場合は医師に相談してください。
・大動脈弁狭窄、僧帽弁狭窄のある患者、肺高血圧のある方
・過度に血圧の低い方
・血液透析療法中の循環血液量減少を伴う高血圧の方
・重篤な腎機能障害のある方
・重篤な肝機能障害のある方
・うっ血性心不全

◼︎高齢者には慎重に使用する必要があります。過度の降圧は好ましくないため、低用量(10mg/日)から使用を開始するなどの措置をとる必要があります。また、副作用についてもあらわれやすい場合があります。

◼︎アダラートもその仲間であるカルシウム拮抗剤の使用を急に中止したとき、症状が悪化した症例があるため、医師の指示なしに服薬を中止せず、アダラートの休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を十分におこなうようにしてください。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

◼︎妊娠20週未満の方・妊娠のおそれのある方は、アダラートを使用するこができません。

◼︎妊娠20週以降の方はできるだけ使用を控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は必要最小限の範囲で使用します。妊娠の有無を必ず医師に伝えてください。

◼︎授乳中はできるだけ使用を控えることとなっていますが、止むを得ず使用する場合、薬が効いているとされる間は授乳を避けてください。

◼︎15歳未満の子供については使用した経験は少ないとされていますが、医師の判断で使用するケースがあります。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

◼︎以下のような薬を使用している方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示をあおいでください。
・他の降圧剤(レセルピン、メチルドパ水和物、プラゾシン塩酸塩など)
・β遮断剤(アテノロール、アセブトロール塩酸塩、プロプラノロール塩酸塩など)
・ジゴキシン
・シメチジン
・ジルチアゼム
・トリアゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール、フルコナゾールなど)
・リファンピシン
・フェニトイン
・カルバマゼピン
・タクロリムス
・シクロスポリン
・HIVプロテアーゼ阻害剤(サキナビル、リトナビルなど)
・キヌプリスチン・ダルホプリスチン
・硫酸マグネシウム水和物(注射剤)

アダラートを使用中は、グレープフルーツジュースの飲用に注意が必要です。
グレープフルーツジュースに含まれる成分が薬の働きに影響を及ぼすとされているため、なるべく同時に服用しないようにしましょう。

効果時間

血液中の薬の濃度が最も高くなる時間は、薬を服用してからおよそ5〜8時間後とされています。
また、薬の作用持続時間は、約24時間とされています。

薬効・薬理

アダラートの成分であるニフェジピンは、筋の興奮収縮連関物質であるCaの血管平滑筋及び心筋細胞内への流入を抑制します。それが冠血管を拡張、全末梢血管抵抗を減少させ、血圧を下げる作用と心筋酸素需給バランスの改善作用をあらわします。