タナトリル錠5

田辺三菱製薬/ 田辺三菱製薬

処方薬 先発 錠剤

基本情報

副作用

主な副作用としては、咳嗽、低血圧、めまい、頭痛、咽頭部異和感・不快感、ふらつきなどがあります。


下記の副作用はめったに起こりませんが、念のためご注意ください。
お薬を使用していて下記のような初期症状が出た場合は、すぐに医療機関に行き飲んでいるお薬を医師に伝えて指示を仰いでください。

・血管浮腫
急に、くちびる、まぶた、舌、口の中、顔、首が大きくはれる、のどのつまり、息苦しい、話しづらい
※息苦しい場合は、救急車を利用して直ちに受診してください。

・血小板減少
鼻血、歯ぐきの出血、あおあざができる、皮下出血、出血が止まりにくい

・急性腎不全、腎機能障害の増悪
尿量が少なくなる、ほとんど尿が出ない、一時的に尿量が多くなる、発疹、むくみ、体がだるい

・高カリウム血症
唇がしびれる、手足が動きづらい、手足に力が入らない、手足のしびれ、手足のまひ、筋肉が衰える、筋力の減退

・紅皮症 (剥脱性皮膚炎)、皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson症候群)、天疱瘡様症状
関節の痛み、発熱、発疹やみずぶくれができる、高熱(38℃以上)、目の充血、めやに、まぶたの腫れ、目が開けづらい、くちびるや陰部のただれ、排尿・排便時の痛み、のどの痛み、皮ふの広い範囲が赤くなるなどがみられ、その症状が持続したり、急激に悪くなったりする、全身の激しいかゆみ、全身の皮膚や鼓膜に生ずる大小の水ぶくれ(水疱)、破れやすい水ぶくれ(水疱)

使用上の注意点

◼︎下記に当てはまる方はタナトリル錠を使用できません。
・タナトリルの成分に対し、アレルギー反応をおこしたことのある方
・血管浮腫の病歴のある方

◼︎下記に当てはまる方はタナトリル錠使用後の経過に注意が必要です。薬を使用後、体調に変化があらわれた場合は医師に相談してください。
・両側性腎動脈狭窄のある患者または片腎で腎動脈狭窄のある方
・高カリウム血症の方
・腎機能障害のある方
・脳血管障害のある方

◼︎高齢者の方は、一般的に腎機能が低下していることが多いため、薬の影響を受けやすいとされています。そのため、低用量から使用するなど慎重な使用が求められます。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

◼︎妊婦または妊娠している可能性のある方はタナトリル錠を使用できません。

◼︎授乳中はできるだけ使用を控えることとなっています。止むを得ず使用する場合は、薬が効いているとされる間の授乳を避けてください。

◼︎15歳未満の子供については使用した経験は少ないとされていますが、医師の判断で使用するケースがあります。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

◼︎以下のような薬の使用や治療をしている方はタナトリル錠5を使用できません。
・デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコールまたはポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスの施行
・アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた透析 (AN69)

◼︎糖尿病を患っている方で、アリスキレンフマル酸塩を使用している方はタナトリル錠5を使用できません。

◼︎以下のような薬を使用している方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示をあおいでください。
・カリウム保持性利尿剤 (スピロノラクトン、トリアムテレンなど)
・カリウム補給剤 (塩化カリウムなど)
・アリスキレンフマル酸塩
・アンジオテンシンII受容体拮抗剤
・利尿降圧剤 (トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジドなど)
・リチウム製剤 (炭酸リチウム)
・非ステロイド性抗炎症剤 (インドメタシンなど)
・カリジノゲナーゼ製剤
・他の降圧作用を有する薬剤 (降圧剤、硝酸剤など)

効果時間

参考になりますが、タナトリルの成分であるイミダプリルを10mg使用した場合、血液中の薬の濃度が最も高くなる時間は、薬を飲んでから約2時間後とされています。
また、その後、約2時間後に血液中での薬の濃度が半分になるとされています。

薬効・薬理

アンジオテンシン変換酵素阻害作用により、昇圧物質であるアンジオテンシンIIの生成を抑制することによって降圧作用を生じます。
また、腎臓のACE活性阻害作用などにより、糖尿病性腎症の改善作用があります。