タリオンのジェネリック医薬品が登場

2018年3月1日、ニプロESファーマ株式会社からタリオンのジェネリック医薬品が販売開始になりました。

3月1日時点まで、タリオンにはジェネリック医薬品がなかったため、ニプロのジェネリック医薬品が初の後発薬です。

ニプロから発売されたタリオンのジェネリック医薬品は「AG(オーソライズド・ジェネリック)」という特殊なジェネリック医薬品であることから、各方面から注目されています。

また、2018年6月15日以降からはさまざまな製薬会社から、通常のジェネリック医薬品も販売が開始されましたが、オーソライズドジェネリックではありません。

AGとは異なり製造方法や添加物に違いがありますが、タリオンに含まれる添加物にアレルギー反応を起こしてしまう人は、ジェネリック医薬品に変えることで問題なく服用できる場合があります。

AG(オーソライズド・ジェネリック)とは?

一般的なジェネリック医薬品は、有効成分は一緒であっても製造方法や添加物が異なります。しかしAG(オーソライズド・ジェネリック)では、有効成分・添加物・製造方法・製造工場・効能効果の全てが先発薬と同一です。

一部製造工場が同じでないものもありますが、ニプロから販売されたタリオンのジェネリック医薬品に関しては、全てが先発薬と同じ条件で製造されています。

タリオンのジェネリックの薬価は?

タリオンの先発薬・ジェネリックの薬価は以下の通りです。(2018年7月現在)

5mg
(錠剤・OD錠)
先発薬 34.6円
AG・その他ジェネリック 17.4円
10mg
(錠剤・OD錠)
先発薬 41.4円
AG・その他ジェネリック 20.7円

病院で医師にジェネリック医薬品を希望していることを伝えるだけで、簡単にジェネリック医薬品を処方してもらうことができます。

ジェネリック医薬品に不安を感じている人は、費用をおさえることもでき、成分・添加物などが全て先発薬と同じであるAGか試してみてはいかがでしょうか。

薬価を抑えられる理由

先発薬と全く同じ条件であるにも関わらず薬価が抑えられるのは、開発費用がかかっていないことが理由です。

有効成分の効果や副作用については先発薬を開発する時点で済んでいるため、再び実験などを行う必要がありません。そのため、AGも安価で提供することができるのです。

有効成分「ベポタスチンベシル酸塩」の効果

タリオンの有効成分である「ベポタスチンベシル酸塩」は、次のような症状に効果があります。

効能又は効果

アレルギー性鼻炎,蕁麻疹,皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎,痒疹,皮膚そう痒症)

ベポタスチンベシル酸塩錠5mg「タナベ」/ベポタスチンベシル酸塩錠10mg「タナベ」 添付文書

ベポタスチンベシル酸塩は、アレルギー症状・蕁麻疹・かゆみの原因となる「ヒスタミン」の作用を阻害することで症状を緩和します。このような作用を「抗ヒスタミン作用」といいます。

また、抗ヒスタミン作用を持つ薬のことを「抗ヒスタミン薬」といいます。

抗ヒスタミン薬には効果・副作用ともに強い「第1世代」と、副作用を緩やかにした「第2世代」の2つがあり、ベポタスチンベシル酸塩を有効成分とするタリオンは、第2世代に分類されます。

ベポタスチンベシル酸塩には、ヒスタミンの作用を阻害する効果だけでなく、ヒスタミンの生成自体をおさえる効果もあるため、アレルギー症状が現われる前から服用することでも効果を得ることができます。

おわりに

ジェネリック医薬品を希望することで薬にかかる費用をおさえることができます。長い目でみると決して安くはない金額であるため、節約のためにジェネリック医薬品に変えてみるのもおすすめです。

また、ジェネリック医薬品が不安な人でも、オーソライズド・ジェネリックは先発薬とほぼ同一であるため、ジェネリック医薬品にしてみようか悩んでいる人はオーソライズド・ジェネリックから試してみるのはいかがでしょうか。