デパケンR錠100mg

協和発酵キリン

処方薬 先発 錠剤

基本情報

副作用

主な副作用としては、高アンモニア血症、傾眠・眠気、悪心・嘔吐、Al-P上昇、白血球減少・好中球減少、血小板減少、好酸球増多、体重増加・肥満、失調等の症状が報告されています。

◼︎重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、服用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。

・劇症肝炎等の重篤な肝障害
・高アンモニア血症を伴う意識障害
・溶血性貧血、赤芽球癆、汎血球減少、重篤な血小板減少、顆粒球減少
・急性膵炎
・間質性腎炎、ファンコニー症候群
・皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)
・過敏症症候群
・脳の萎縮、認知症様症状
・横紋筋融解症
・抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
・間質性肺炎、好酸球性肺炎

使用上の注意点

◼︎下記に当てはまる方はデパケンR錠を使用できません。

・重篤な肝障害のある方。
・尿素サイクル異常症の方。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

■妊娠または妊娠している可能性のある方は、子供に奇形や障害、低血糖などさまざまな影響を与える可能性があるため、デパケンは原則として使用できません。
なお、どうしても使用が必要な場合は必要最小限の範囲で、できる限りデパケンのみの使用が望ましいとされています。妊娠の有無を必ず医師に伝え、妊娠中の方が使用する場合は、医師とよく相談してください。

■授乳中はできるだけ控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は必要最小限の範囲で使用します。また、止むを得ず使用する場合は、授乳を避けてください。

■生後4週未満の子供・低出生体重児については使用した経験は少ないとされていますが、医師の判断で使用するケースがあります。
また、片頭痛発作の抑制も同様で、15歳未満の子供については使用した経験は少ないとされていますが、医師の判断で使用するケースがあります。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

◼︎下記の薬を使用している方は、てんかんの発作が再発することがあるためデパケンR錠を使用できません。

・カルバペネム系抗生物質:パニペネム・ベタミプロン、(カルベニン)、メロペネム水和物(メロペン)、イミペネム水和物・シラスタチンナトリウム(チエナム)、ビアペネム(オメガシン)、ドリペネム水和物 (フィニバックス)、テビペネム、ピボキシル(オラペネム)

◼︎以下のような薬を使用している方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示をあおいでください。

・バルビツール酸剤(フェノバルビタール等)
・フェニトイン、カルバマゼピン
・エトスクシミド、アミトリプチリン、ノルトリプチリン
・クロバザム
・ラモトリギン
・サリチル酸系薬剤(アスピリン等)
・ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム等)、ワルファリンカリウム
・エリスロマイシン、シメチジン
・クロナゼパム

効果時間

血液中の薬の濃度が最も高くなる時間は、薬を空腹時に使用した場合は使用してから約10時間後であり、食後に使用した場合は使用してから約9時間後とされています。
また、その後、空腹時の使用では約13時間後に、食後の使用では約12時間後に血液中での薬の濃度が半分になるとされています。

薬効・薬理

本剤の使用により脳内GABA濃度、ドパミン濃度の上昇とともに、セロトニン代謝が促進されることが認められています。