今回は虫刺されやアトピーなどの炎症やかゆみに使われるデルモベートについて簡単にですがまとめてみました。

多少でも参考になればと思います。

 

効能・効果

湿疹・皮膚炎、痒疹、掌蹠膿疱症、乾癬、虫さされ、薬疹・中毒疹、ジベルばら色粃糠疹、慢性円板状エリテマトーデス、扁平紅色苔癬、紅皮症、肥厚性瘢痕・ケロイド、肉芽腫症、アミロイド苔癬、天疱瘡群、類天疱瘡、悪性リンパ腫、円形脱毛症など様々な症状に使われるお薬です。

症状により使用回数は変わりますが、基本的には1日1〜2回程度で使われることが多いです。

特徴

ステロイドの塗り薬はもっとも強いⅠ群から弱いⅤ群まで5つに分類されておりデルモベートはⅠ群のもっとも強い分類に入るステロイドです。
そのためあまり長期で使われることがなく、また症状がひどいときに使われるお薬です。なので自己判断で長期的に使用したりたくさん使ってしまわないよう注意しましょう。
正しく使えばとても効果的な薬ですので医師の指示をしっかり守って使いましょう。

またよく使われるケースとしては、虫刺されの症状がひどいときやアトピーのときなどがあります。特にアトピーではまず炎症とかゆみを抑えるということで中程度以上にひどい方などにはよく処方されます。

 

使用上の注意

・皮膚萎縮、ステロイド潮紅などの局所的副作用が発現しやすいので、特に顔面、頸、陰部、間擦部位の皮疹への使用には注意。
・大量又は長期にわたる広範囲の使用により、副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様な症状があらわれることがあるので、医師の指示がある場合を除き長期大量使用を極力避ける。

 

副作用

軟膏では、総症例8776例中、262例(3.0%)、クリームでは、総症例7251例中、220例(3.0%)に副作用が報告されています。その主なものは、皮膚萎縮〔軟膏91例(1.0%)、クリーム54例(0.7%)〕、毛のう炎・せつ〔軟膏57例(0.6%)、クリーム30例(0.4%)〕、毛細血管拡張〔軟膏42例(0.5%)、クリーム40例(0.6%)〕です。

基本的には1〜2週間程度の使用でしたら副作用はほとんど出ることはありません。
長期的に使うと副作用が出やすくなりますので、続けていてもよくならないようなら医師に相談しましょう。

その他の副作用

1. 皮膚の感染症

ときに皮膚の真菌症(カンジダ症、白癬等)、細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛のう炎等)及びまれにウイルス感染症があらわれることがあります。このような症状があらわれた場合には、適切な抗真菌剤、抗菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止しましょう。

2. その他の皮膚症状

長期連用により、ときにざ瘡様発疹、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、色素脱失、まれに酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほ、口囲等に潮紅、丘疹、膿疱、毛細血管拡張)、多毛等があらわれることがあります。このような症状があらわれた場合には徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステロイドを含まない薬に切り替えましょう。また、ときに魚鱗癬様皮膚変化、一過性の刺激感、乾燥があらわれることがあります。

3. 過敏症

塗布部に紅斑、発疹、蕁麻疹、そう痒、皮膚灼熱感、接触性皮膚炎等の過敏症状があらわれた場合は、使用を中止しましょう。

4. 下垂体・副腎皮質系機能

大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、下垂体・副腎皮質系機能抑制を来すことがあるので注意しましょう。またこのような場合において、投与中止により急性副腎皮質機能不全に陥る危険性があるため、投与を中止する際は状態を観察しながら徐々に減量していきましょう。

 

その他

・高齢者への使用
一般に高齢者では副作用があらわれやすいので、大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用に際しては特に注意すること。

・妊婦、産婦、授乳婦等への使用
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては使用しないことが望ましい。ただし治療上必要と医師が判断した場合はその限りではないです。

・小児等への使用
小児等に対して長期使用又は密封法(ODT)は、発育障害を来すおそれがあるので避けること。また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること。

・使用法
眼科用としては使用しないこと。

・同一成分の薬(ジェネリック)の一部抜粋
クロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏「タイヨー」
グリジール軟膏
デルスパート軟膏
デルトピカ軟膏
ソルベガ軟膏
マイアロン軟膏
などの同一成分のお薬もあり、効能効果や注意点は基本的に同じです。

 

終わりに

最後に、デルモベートは非常に強いお薬で怖いと思う方もいらっしゃると思いますが、
適切に医師の指示を守って使用すれば非常に効果的な薬となりますので使用方法を守って使いましょう。