トランシーノ

第一三共ヘルスケア(株)/ ダイト

市販薬 錠剤

基本情報

副作用

■以下のような症状が持続する場合や悪化が見られた場合は、使用を中止し、医師、薬剤師などに相談してください。
・下痢

■以下のような症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医師、薬剤師などに相談してください。
[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤、かゆみ
消化器:吐き気・嘔吐、腹痛、食欲不振、胸やけ
循環器:動悸
精神神経系:頭痛、めまい

使用上の注意点

■以下のような方は使用しないでください。
・透析療法を受けている方(けいれんがあらわれることがあります)

■以下のような方は医師、薬剤師などに相談してください。
・医師または歯科医師の治療を受けている方
・55歳以上の方
・薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある方
・血栓症のある方(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎、肺塞栓症など)
・血栓症を起こすおそれのある方(以前に血栓症にかかったことがある人、家族が血栓症を起こした人、医師から先天性の凝固異常症を指摘されたことがある人、経口避妊薬・ホルモン補充療法などの血栓症を起こすおそれのある薬を使用している方)
・次の診断を受けた方:腎臓病

■トランシーノは、血栓(血液が凝固したもの)を溶けにくくする働きのある成分が含まれているため、下記のような血栓症の初期症状に注意してください。
激しい頭痛、舌のもつれ、10分以上続く胸の痛み、突然の息切れ、片足のふくらはぎの痛み、むくみ、呼吸困難、胸の痛みをともなう一過性の意識消失など。

■トランシーノの使用により、尿及び便の検査に影響を与えることがあります。医療機関で検査を受ける場合には、ビタミンCを含有する製剤を使用している旨を医師に伝えてください。

■トランシーノは、しみの中でも肝斑に限った効能効果となっています。肝斑以外のしみや日焼け・かぶによる色素沈着、ソバカスなどについての効能効果はみとめられていません。また、肝斑以外のしみにトランシーノを使用しても、しみの悪化や副作用がでるといったことはないとされています。

■肝斑の特徴として、ほほ骨の付近に左右対称の同じ大きさであらわれることが多く、輪郭のはっきりしないしみが広範囲にわたりひろがる傾向があります。肝斑は目の周辺にあらわれることは少なく、ほほ以外に額や口の周りにもあらわれることがあります。

■トランシーノの効果を高めるために、肝斑を刺激する紫外線は避け、帽子やサングラス、日焼け止めクリームを使用するなどの対策を同時に行うことをおすすめします。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

■妊娠中の使用に関しては特別な注意は必要ないとされています。どうしても心配な場合は妊娠中であることを医師、薬剤師などに伝え確認をとってください。

■授乳中の使用に関しては特別な注意は必要ないとされています。どうしても心配な場合は授乳中であることを医師、薬剤師などに伝え確認をとってください。

■15歳未満の子供は使用しないでください。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

■トランシーノを使用している間は、以下の薬は使用しないでください。
・トラネキサム酸を含有する内服薬

効果時間

薬の効果がわかる目安は1か月ほどですので、用量・用法を守り継続して使用することをおすすめします。その際、2か月間を超えて続けて使用しないでください。また、しみ(肝斑)の改善には個人差がありますので、誰にでも効果がでるわけではなく、効果があらわれてもしみ(肝斑)が完全に消えるとは限りません。

薬効・薬理

【トラネキサム酸】
トランシーノの主成分トラネキサム酸は人工に合成されたアミノ酸の一種で、タンパク質を構成するのに欠かせない成分です。炎症を引き起こす成分を抑制する作用にすぐれ、肌への作用としては、しみがつくられる初期の段階で、しみの原因であるメラニンを生成するための情報伝達を阻止し、メラニン生産の活性化を防ぎます。

【L-システイン】
表皮細胞にはメラニンを生産するためのメラノサイト(メラニン細胞)があります。メラノサイトがメラニンを生産するための情報を受け取ると、チロシナーゼという酵素が発生し、メラニンのもととなるチロシンが活性化され、アミノ酸であるチロシンがメラニンへと変化します。
L-システインはメラニンを生産する働きをするチロシナーゼやチロシンを阻害する他、メラニンを排出する作用にすぐれています。

【アスコルビン酸(ビタミンC)】
アスコルビン酸はビタミンCのことで、チロシンがメラニンへと変化する過程を阻害する他、L-システインと同じようにチロシナーゼがチロシンを活性化させメラニンの生産を増やすことを抑制し、しみなどの色素沈着を緩和します。さらに、すでに生成されたメラニンを褐色させる作用もある他、コラーゲンの生成を補助し毛細血管を強くする働きがあります。

【ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)】
ピリドキシン塩酸塩はビタミンB6のことで、主にタンパク質や脂質の代謝を促す他、皮膚や粘膜の機能を健やかに保つ役割もはたし、神経や血液の働きにも関わりがあります。体内のビタミンB6が欠乏すると末梢神経炎や鉄芽球性貧血になることがあり、一般的な用途としては肌荒れ、口内炎、湿疹などに用いられています。

【パントテン酸カルシウム】
パントテン酸はビタミンB5のことで、タンパク質や脂質、糖質の代謝や副腎皮質ホルモンの合成に重要な役割をもつ他、皮膚を健康に保つための欠かせない成分の1つです。欠乏するとめまい、手足のしびれ、疲労、不眠などの症状があらわれることがあります。一般用医薬品としては皮膚の新陳代謝を高める作用があることから、しみ、そばかす、日焼け後のケアとして使用されるとともに、栄養補給としても使用されます。