眠れない夜は誰にでもあります。しかし、「昨夜はよく眠れなかった…」では困る日は、一刻も早く眠りにつきたいものです。
また、普段はよく眠れていても、出張などで環境が変わると何度も途中で起きてしまい睡眠不足で仕事に支障をきたしたり、生活習慣の乱れから寝つきが悪くなってしまったりと、睡眠に関する悩みは多くの人が抱えています。
よく眠れない時には、睡眠薬の活用も解決法のひとつ。
病院に行くほどではないけれど、薬局で手軽に買えるならば欲しい!と考える方も多いのではないでしょうか。
薬局などで買える睡眠薬の種類を、注意点と一緒にご紹介します!

薬局で買えるのは「睡眠薬」ではない

睡眠薬と睡眠改善薬は、含まれている成分が異なるため、睡眠を誘導する仕組みが異なります。
一般的に「睡眠薬」に分類される薬は、病院で処方された処方箋がないと購入できません。
薬局で購入できる睡眠をサポートしてくれる薬は、「睡眠改善薬」という分類です。
睡眠改善薬は、長期にわたる不眠症状ではなく、一時的な寝つきの悪さや、眠りが浅く起きてしまう症状を改善するための薬です。

睡眠薬と睡眠改善薬のメカニズム

◼︎睡眠薬
脳の活動そのものを抑えます。ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなど中枢神経の活動を抑制することにより、眠気を誘導します。

◼︎睡眠改善薬
脳が覚醒している状態を保持するためにヒスタミンという物質が働いています。睡眠改善薬では、ヒスタミンの分泌を抑える抗ヒスタミン作用を利用し、眠気を誘導します。
花粉症の薬にも抗ヒスタミン作用があり、副作用として眠気が知られていますが、同じメカニズムを利用しています。

薬局で買える睡眠改善薬9選!

薬局などで購入できる主な睡眠改善薬をご紹介します。
睡眠改善薬は薬剤師か登録販売者のいる薬局やドラッグストア、そしてamazonなどのインターネットでも手軽に購入することができます。インターネットでの販売は、実際の販売価格がメーカー希望小売価格より安価な傾向にありますので、購入を検討するときに参考にしてみてはいかがでしょうか。

睡眠改善薬の種類は成分の違いによるもので、大きくは①ジフェンヒドラミン塩酸塩②漢方の2種類に分けられます。

①ジフェンヒドラミン塩酸塩

ジフェンヒドラミン塩酸塩はかぜ薬や抗アレルギー薬に含まれていることが多く、「飲むと眠くなる」という性質を睡眠改善に利用しています。
それぞれの薬の違いは、その他の添加物や、1日の服用回数などです。使用添加物・価格・飲む回数や量などを比較して、自分にあっている薬を選びましょう。

ドリエル

メーカー希望小売価格
ネット販売価格
1,000円(税抜き) 778円(税抜き)

※ネット販売価格は変動します。記事記載は平成28年5月現在です。
※ネット販売価格は別途送料がかかる場合があります。

ネオデイ

メーカー希望小売価格
ネット販売価格
1,600円(税抜き) 647円(税抜き)

※ネット販売価格は変動します。記事記載は平成28年5月現在です。
※ネット販売価格は別途送料がかかる場合があります。

グ・スリーP

メーカー希望小売価格
ネット販売価格
1,900円(税抜き) 1,019円(税抜き)

※ネット販売価格は変動します。記事記載は平成28年5月現在です。
※ネット販売価格は別途送料がかかる場合があります。

 

【ナイフル】

出典元:日邦薬品工業株式会社公式HP

メーカー希望小売価格
ネット販売価格
934円(税抜き) 取扱い無し(平成28年5月現在)

ハルナー

メーカー希望小売価格
ネット販売価格
1,500円(税抜き) 961円(税抜き)

※ネット販売価格は変動します。記事記載は平成28年5月現在です。
※ネット販売価格は別途送料がかかる場合があります。

カナコSP

メーカー希望小売価格
ネット販売価格
1,000円(税抜き) 1,000円(税抜き)

※ネット販売価格は変動します。記事記載は平成28年5月現在です。
※ネット販売価格は別途送料がかかる場合があります。

②漢方

有効成分に漢方を使用した薬です。薬の大きな違いは、有効成分として使われる生薬の種類です。

漢方ナイトミン

成分:酸棗仁湯エキス

メーカー希望小売価格
ネット販売価格
1,800円(税抜き) 1,398円(税抜き)

※ネット販売価格は変動します。記事記載は平成28年5月現在です。
※ネット販売価格は別途送料がかかる場合があります。

 

レスフィーナ細粒「分包」

成分:抑肝散加芍薬黄連水製乾燥エキス

メーカー希望小売価格
ネット販売価格
2,648円(税抜き) 1,645円(税抜き)

※ネット販売価格は変動します。記事記載は平成28年5月現在です。
※ネット販売価格は別途送料がかかる場合があります。

ホスロールS

成分:生薬抽出乾燥エキス

メーカー希望小売価格
ネット販売価格
1,700円(税抜き) 1,164円(税抜き)

※ネット販売価格は変動します。記事記載は平成28年5月現在です。
※ネット販売価格は別途送料がかかる場合があります。

睡眠改善薬の効果と副作用の関係

睡眠改善薬の効果は、一時的な不眠の改善になります。
一時的とは、精神的な原因による連日長期の不眠症状ではなく、重要な予定を控えた前夜の緊張や、生活習慣が乱れたことによる寝つきの悪さ、出張先や旅行先で環境の変化により眠りが浅く何度も起きてしまう症状、海外旅行から帰宅後の時差ぼけなどが考えられます。

処方される睡眠薬に比べて、睡眠改善薬は効果も穏やかな分、副作用や薬への依存のリスクは低くなります。
だからといって、副作用が全くおこらないというわけではありません。睡眠改善薬も個人の体質によっては、翌日の日中にまで眠気を持ち越すこともあります。また、長期的に使用した場合は、更にふらつき、頭痛、気分がイライラするなど重い副作用がおこる可能性もあります。

おわりに

薬局などで買える睡眠改善薬をご紹介しましたが、あくまで睡眠改善薬は、一時的な不眠症状に対処するための薬です。睡眠改善薬の使用が長期になりそうな場合、それは治療を必要とする睡眠障害の可能性もあります。

自己判断により長期で睡眠改善薬を使い続けると、睡眠薬での治療が効果的な睡眠障害であることを見逃してしまい、更に長期にわたって不眠症状に悩まされることになる場合もあるのです。一時的な不眠症状が睡眠改善薬を使用しても解消されないときは、いちど医師の診察をうけてみましょう。