大人用と子供用のアネロンの違いは?

アネロンには大人用と子ども用の2種類が存在します。それぞれ商品名が異なるため、購入時は商品名と対象年齢をしっかり確認することが大切です。

15歳以上の方は大人用を、7歳から14歳未満の方は子供用を使用してください。7才未満は服用できません。

また、薬の種類はカプセルのみになり、チュアブルや内服液は発売されておりません。

  対象年齢 商品名称 内容量
大人用 15才以上 アネロン「ニスキャップ」 6カプセル
子ども用 7〜14才 アネロン「キャップ」 4カプセル

大人用 

アネロン「ニスキャップ」

子供用 

アネロン「キャップ」

アネロンはどこで買う?

急ぎであればドラッグストアがよいでしょう。アネロンはメジャーな薬なのでほとんどのお店で取り扱いが期待できます。

買い置きなど急を要しない場合には、Amazonや楽天などのネットの通販が確実です。

なお、アネロンは医薬品なのでコンビニでは取り扱いがありません。

(都心部などに一部存在する登録販売者在勤の店舗には取り扱いがありますが、例外的です。)

アネロンの成分

アネロンは大人用も子ども用も成分は一緒です。子ども用は成分の配合量が大人用の半分になっています。

【大人用アネロン「ニスキャップ」1カプセル中(1日量)の成分】

成分 分量 はたらき
マレイン酸フェニラミン 30mg はきけ・めまいなどの症状を鎮める
スコポラミン臭化水素酸塩水和物 0.2mg はきけ・めまいなどの症状を鎮める
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 5mg 消耗したビタミンを補う
アミノ安息香酸エチル 50mg 胃に作用し、吐き気を抑える
無水カフェイン 20mg めまい・頭痛を和らげる

アネロンの効果

乗り物酔い

主としては乗り物酔い対策として服用します。

「乗り物酔い」とは異常運動に伴う症状のことなので、車やバスに限らず船、電車、飛行機などでも起こります。

乗り物酔いの原因ははっきりと解明されていませんが、大きくは外因性と内因性の二種類にわけられます。酔い止めの薬は、主に外因性に働きかけて乗り物酔いを緩和します。

外因性 乗り物の振動により耳の中にある平衡器官が刺激され、視覚との調節が狂った結果、自律神経の失調をきたし乗り物酔いの諸症状が現れる。
内因性 乗り物の動きが胃腸の不自然な運動を促し症状が現れる。

アネロンには「アミノ安息香酸エチル」という、胃に働きかけ運動を抑制する成分が含まれているため、内因性の症状にも効果があることもおすすめのポイントです。

めまい

乗り物酔いからくるめまいにも効果を発揮します。

また、メニエール病などの症状軽減のために購入する方もいて、実際に効き目を感じる方もいるようです。

ただしあくまでも対症療法の薬あり、めまいの原因に働きかける薬ではないので、使用は応急処置に限り、後日改めてかかりつけの医師に相談することをおすすめします。

アネロンの飲み方と効果の持続時間

酔ってからでもOK!予防目的なら30分~1時間前に

乗り物酔いが始まってからの服用でも効果はありますが、乗り物酔いが始まる前から事前に服用しておく方が効果的です。予防目的としては、添付文書には以下のように記載されています。

乗物酔いの予防には乗車船の30分前に服用してください。

アネロンニスキャップ 添付文書

ただし30分前はあくまで目安なので、おおむね30分~1時間前に飲んでおくと安心です。

なお、アネロンは食前や食後に関係なくいつでも飲むことができます。

効果の持続時間

効果が長く続くよう工夫された持続性製剤なので、1日1回の服用で効果が持続します。ただし、1日に複数回飲むことはできないので、乗車船の直前に服用するのがよいでしょう。

アネロンは眠気の副作用に注意!

最も代表的な副作用は眠気です。マレイン酸フェニラミンは抗ヒスタミンと呼ばれる成分であり、めまいに効果があると同時に眠気も催します。

バスや船などお休みになれる状況で服用されるのがおすすめです。

また、眠気の副作用がでることから、服用時は運転をしないよう注意喚起がなされています。十分に注意しましょう。

乗物又は機械類の運転操作をしないでください
(眠気や目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがあります。)

アネロンニスキャップ 添付文書

アネロンとの飲み合わせ

ロキソニン

添付文書上、ロキソニンをはじめとする解熱鎮痛剤との併用はNGです。

本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください
他の乗物酔い薬、かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、胃腸鎮痛鎮痙薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、アレルギー用薬等)

アネロンニスキャップ 添付文書

どうしても解熱鎮痛剤とアネロンを併用したい場合は、一度病院で相談することが望ましいです。処方薬では対応できる可能性があります。

アネロンは一時的に飲む薬ですが、頻用する方は一度病院を受診することをおすすめします。

お酒・アルコール

お酒・アルコールは、抗ヒスタミン成分の中枢神経抑制作用(眠気や倦怠感)を増強します。アネロンを服用した日は飲酒を避けましょう。

おわりに

移動中の乗り物酔いは、せっかくの旅行や大事な会議の大敵です。効果的な服用法を知り、きちんと対策したいものですね。

出典:独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページ