誰にもいえない尿漏れ・・・ 夏はニオイも気になるから、一層深刻です

大きな声で笑ったり、くしゃみの後に(あ・・・!)
さっきトイレに行ったのに、また・・・
夜中に何度もトイレに起きて、熟睡できない・・・

これら「尿漏れ」や「頻尿」の悩みは、出産を経験した若い女性から幅広い年齢層の男女まで、多くの方が人知れず抱えている問題です。
とくに夏は、薄着でニオイが気になったり、暑さによる寝苦しさも加わって眠りが一層浅くなったりと、悩みがさらに深刻になる季節。
放っておくと悪化する可能性が高い「尿漏れ」や「頻尿」は、症状が軽いうちにケアしましょう。

今回は薬局やドラッグストアで販売されている医薬品(OTC医薬品)の中で「軽い尿漏れ」に対する効果が認められている生薬製剤「ハルンケア内服液」について、使用されている生薬や効果効能など詳しくご紹介します。


 

ハルンケアはこんな方に

  • 体力の低下、下半身の衰え、手足が冷える
  • 軽い尿漏れ
  • 頻尿
  • 残尿感、尿が出渋る
  • むくみ

頻尿や尿漏れについて中医学では、体を温める機能と、冷やして潤す機能の両方が衰え、体の機能が全体的に衰えている状態と考えます。
さらに下半身を中心に水分が停滞し、手足が冷えているケースには「滋養」と「温める」ことを考えた対処をおこないます。
 

ハルンケアは漢方薬「八味地黄丸」由来の生薬エキス

ハルンケアは排尿異常で用いられる代表的な漢方薬「八味地黄丸」に由来した、8種類の生薬エキスを含有しています。

具体的にみてみましょう。

 

  • 地黄(ジオウ):補血や強壮作用があり、虚弱体質の改善に使用。利尿作用も。
  • 山茱萸(サンシュユ):足腰のだるさや無力、尿漏れの改善に。
  • 山薬(サンヤク):いわゆるヤマノイモのこと。滋養強壮のほかに排尿困難の際にも使用。
  • 沢瀉(タクシャ):尿量を増やしてむくみを改善。茯苓との配合で用いられることが多い
  • 茯苓(ブクリョウ):穏やかにむくみを改善
  • 牡丹皮(ボタンピ):無月経や生理不順の改善、更年期障害が不眠症にも。
  • 桂皮(ケイヒ):体を温める作用が強い。足腰のだるさやインポテンツ、頻尿の改善に。
  • 炮附子(ホウブシ):足腰がだるく冷える、インポテンツや頻尿の改善に。

 

8種類の生薬の特徴から、体を温めながら余分な水分をスムースに排出させるよう働きかける組み合わせであることがわかりますね。
ですから頻尿や尿漏れのほかに、下半身が冷えてむくみが気になる場合にも使用できるわけです。
尚、尿漏れや頻尿は、下半身や手足の冷えがある場合と、ほてりがあって尿量が多い場合とでは生薬が違います。

八味地黄丸に由来したハルンケアが有効なのは前者のケース。体を温める作用がある桂皮炮附子が含まれているのがポイントです。

ちなみにこの二つの生薬を除いた漢方薬が六味地黄丸で、頻尿(排尿困難)でも口の渇きやほてりを伴う場合に使用します。

 

服用に際して注意すること(禁止事項と副作用について)

次の人は服用できません

  • 胃腸の弱い人
  • 下痢をしやすい人
  • 脊椎損傷や認知症などにより、尿が漏れたことに気づかない人
  • 前立腺肥大症などにより、少量ずつ常に尿が漏れている人

 

次の人は服用前に医師、薬剤師、登録販売者にご相談ください

  • 現在、医師の治療を受けている人
  • 妊婦、または妊娠していると思われる人
  • のぼせが強く赤ら顔で、体力が充実している人
  • 今までに薬などにひと発疹・発赤・かゆみなどを起こしたことがある人
  • 漢方製剤などを服用している人(含有成分の重複に注意)

 

副作用について

  • 皮膚症状:発疹・発赤・かゆみ
  • 消化器症状:悪心・嘔吐・食欲不振・胃部不快感・下痢・腹痛・便秘
  • 泌尿器:尿閉
  • その他:頭痛・のぼせ・めまい・動悸・息切れ・悪寒・浮腫

このような症状があらわれたり、2週間服用しても効果がない場合は、すぐに服用を中止して医師や薬剤師にご相談ください。

おわりに

漢方薬など生薬由来の薬は、症状だけでなく「体質」も考えて選ぶ必要があります。

体質は年齢などとともに変化するものでもありますので、つねに自分自身の体と向き合って体調を把握しておきましょう。

(image by photo-ac )

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