ヘパリン類似物質とは体内に備わっているヘパリンという物質と似た作用を持つ成分のことです。
あまり聞いたことがない方もいらっしゃると思いますが、皮膚科ではよく「ヒルドイド」として処方されています。

ヒルドイドについては別記のページを参考にしていただければと思います。

参考記事:ヒルドイドソフト軟膏0.3%(処方薬)


その他にも「ビーソフテン」として処方されるものも比較的多くあります。
ビーソフテンについても別記のページを参考にしてください。

参考記事:ビーソフテンローション0.3%(処方薬)

 

ヘパリン類似物質の特徴

主に「保湿」「血行促進」「抗炎症」3つの作用があります。

・保湿作用
肌のバリア機能を回復させ、潤いを取り戻させ外的刺激から保護する。

・血行促進作用
新陳代謝を活性化させる。

・抗炎症作用
炎症を抑えて荒れた肌を元の状態にする。

 

乾燥肌に効くヘパリン類似物質

乾燥肌は皮膚が本来もっている「保湿力」や「バリア機能」が失われることによって起こるものです。これらは、皮膚の角質層がダメージを受けること、未熟な角質が表面まで出てきてしまうことなどで起きます。

ヘパリン類似物質が乾燥肌に効果的なのは、弱まった保湿力とバリア機能を取り戻し、新陳代謝を活性化させる作用があるからと考えられています。また、炎症を抑える効果も期待できるので乾燥によって荒れてしまったお肌の修復を早めると考えられています。

肌が水分を保持する力を助ける上で炎症を抑える効果もあるのですから、一時的な対処だけでなく乾燥肌の根本的な解決に繋がる保湿剤だといえます。

 

ヘパリン類似物質の種類・市販薬

・種類について
ヘパリン類似物質が使われている保湿剤は、さまざまなものがあります。クリーム・ローション・スプレーなどがあり、あなたの肌の状態・用途や使用感によって使い分けるといいでしょう。

例)夏場は汗などでべたつきやすいからローションで冬場は持続力のあるクリームなど

また、使用する際はどのタイプのものでも洗顔後5分以内に使用するのが効果的です。


・市販薬について
市販薬については他の記事でまとめてありますのでそちらを参考にしてください。

参考記事:ヒルドイドと同じ市販薬はある?!

 

終わりに

ヘパリン類似物質は長期的に使っても大丈夫なお薬になりますが、かゆみや赤みなどが出たりするようなら中断して医療機関にかかり医師に相談しましょう。

また市販薬によってはステロイドのお薬が混ざっているものもありますので、買う際には薬剤師に確認しましょう。