今回はヘパリン類似物質を含むお薬の顔への使用について説明していきます。
市販薬については別に記事にてまとめていますのでそちらをご覧ください。
参考記事:ヒルドイドと同じ市販薬は?
ヘパリン類似物質の顔への使用
ヘパリン類似物質を含む市販薬が多く販売されていますが、ほとんどの市販薬で効能・効果または使用方法の欄に「きず・やけどのあとの皮膚のしこり・つっぱり(顔面を除く)」と書いてあります。
これでは「顔に使っちゃダメなの?」と思う方が多くいると思います。
そんなことはなくて、顔に使っても大丈夫です。
ただし、保湿目的での使用で使えるというものになります。
上記にも書いてありますが、傷ややけどのあとなどへの使用は推奨されていませんので気をつけて下さい。
念のためメーカーに問い合わせたところ以下の回答をいただきました。
保湿目的で顔にご使用いただくことに問題はありません。ただし顔面の傷・やけどの治療に関しては臨床試験の結果などの詳細な情報がないため専門医の診断を受けながら治療をいただいた方がいいと考え、効能・効果としては「きず・やけどのあとの皮膚のしこり・つっぱり(顔面を除く)」と製品のパッケージ・添付文書等に記載しています。
複数のメーカーに問い合わせましたがどこもほぼ同じ回答内容でしたので1件のみ記載させていただいております。
終わりに
市販されているヘパリン類似物質を含むお薬はだいたい「きず・やけどのあとの皮膚のしこり・つっぱり(顔面を除く)」の記載があるとは思いますが、保湿で使う場合は顔にも使えますのでご安心ください。
またニキビなど肌の調子が優れない場合は医師・薬剤師に相談しましょう。