アモバン錠7.5

日医工/ サノフィ

処方薬 先発 錠剤

基本情報

副作用

アモバン錠7.5は、睡眠薬の中では安全性が高い薬とされていますが、副作用が全くないわけではありません。主な副作用として一番多いのが「にがみ」で、その他ふらつき、眠気、口渇、けん怠感などがあります。

◼︎重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、服用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。
・依存性
・呼吸抑制
・肝機能障害
・精神症状、意識障害
・一過性前向性健忘、もうろう状態
・アナフィラキシー

使用上の注意点

◼︎アモバン錠7.5の使用後に、もうろう状態、睡眠随伴症状(夢遊症状など)があらわれることがあります。また、入眠までの、あるいは中途覚醒時の出来事を記憶していないことがあるので注意してください。

◼︎下記に当てはまる方はアモバン錠7.5を使用しないでください。
・アモバン錠の成分またはエスゾピクロンに対しアレルギー症状を起こしたことのある方
・重症筋無力症の方
・急性狭隅角緑内障の方

◼︎下記に当てはまる方には、アモバン錠7.5を使用しないことを原則としますが、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ慎重に使用してください。
・肺性心、肺気腫、気管支喘息及び脳血管障害の急性期などで呼吸機能が高度に低下している場合

◼︎下記に当てはまる方はアモバン錠7.5の服用には注意が必要です。症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もありますので医師に伝えておきましょう。
・衰弱している方
・心障害のある方
・肝障害、腎障害のある方
・脳に器質的障害のある方

◼︎高齢者は副作用があらわれやすいため慎重に使用してください。

◼︎不眠症に対しては継続的な使用を避け、短期間にとどめてください。やむを得ず継続的に使用する場合は、定期的に医師の診断を受け、症状などに異常がないかを十分に確認してください。

◼︎薬の影響が翌朝以降におよび、眠気や注意力・集中力・反射運動能力などが低下することがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作をしないよう注意してください。

◼︎アモバン錠7.5を過剰に使用すると、傾眠(意識がもうろうとなる)、錯乱などを引き越し、さらには失調、筋肉の緊張の低下、血圧の低下、メトヘモグロビン血症、呼吸機能の低下、昏睡などに至ることがあります。医師の指示のもと使用量には十分に注意してください。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

◼︎妊娠中はできるだけ控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は必要最小限の範囲で使用します。妊娠の有無を必ず医師に伝えてください。

◼︎授乳中も同様に止むを得ず使用する場合は、薬が効いているとされる間は授乳は避けてください。

◼︎15歳未満の子供については使用した経験は少ないとされていますが、医師の判断で使用するケースがあります。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

◼︎下記のような薬を使用している方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示をあおいでください。

・筋弛緩薬(スキサメトニウム塩化物水和物、ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物、パンクロニウム臭化物)
・中枢神経抑制剤(フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体など)
・麻酔剤
・薬物代謝酵素CYP3A4を誘導する薬剤(リファンピシンなど)
・薬物代謝酵素CYP3A4を阻害する薬剤(エリスロマイシン、イトラコナゾールなど)

◼︎使用した薬が特定されないままにアモバン錠の作用を弱めるフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を使用していると、新たにアモバン錠を使用する場合、アモバン錠の鎮静・抗痙攣作用が変化したり、効果が遅延するおそれがあります。

◼︎アルコール(飲酒)と併用すると、睡眠作用が強くなり、ふらつきなども出やすくなるおそれがあります。またアルコールと併用して薬を過剰に使用すると、命にかかわることがあります。薬を使用中は飲酒は控えてください。

効果時間

睡眠薬は、血液中での薬の濃度が半分になる時間(半減期)によって、大きく4種類に分類されています。
・超短時間型 : 半減期が2~4時間
・短時間型 : 半減期が6~10時間
・中時間型 : 半減期が12~24時間
・長時間型 : 半減期が24時間以上

アモバン錠7.5は「超短時間型」に入る薬です。血液中の薬の濃度が最も高くなる時間が、薬を服用してから約1時間後で、約3.6時間後に血液中での薬の濃度が半分になるとされています。

薬効・薬理

脳内の大脳辺縁系を中心に大脳皮質、小脳、脊髄などに分布するベンゾジアゼピン受容体に結合し、抑制性神経伝達物質であるガンマアミノ酪酸(GABA)の働きを促進し、神経活動を抑制することで寝つきをよくします。