プリンペラン錠5

アステラス製薬

処方薬 先発 錠剤

基本情報

副作用

プリンペラン錠5は、脳の嘔吐中枢に直接作用する薬なので、中枢系(脳や脊髄)の異常としてふるえや筋肉の硬直、めまいなど、またホルモン系の異常として無月経、乳汁分泌などの異常が起こることがあります。

主な副作用は、手指振戦、筋硬直、頸・顔部の攣縮、眼球回転発作、焦燥感、無月経、乳汁分泌、女性型乳房、胃の緊張増加、腹痛、下痢、便秘、血圧降下、頻脈、不整脈、眠気、頭痛、頭重、興奮、不安、発疹、浮腫、めまい、倦怠感などです。


下記の副作用はめったに起こりませんが、念のためご注意ください。お薬を使用していて下記のような症状が出た場合は、すぐに医療機関に行き飲んでいるお薬を医師に伝えて指示を仰いでください。

・ショック、アナフィラキシー
・悪性症候群(Syndrome malin)
・意識障害
・痙攣
・遅発性ジスキネジア

使用上の注意点

◼︎下記のような方はプリンペラン錠5を使用しないでください。
・プリンペラン錠の成分に対しアレルギー症状を引き起こしたことがある方
・褐色細胞腫の疑いのある方[急激な昇圧発作を起こすおそれがある。]
・消化管に出血、穿孔又は器質的閉塞のある方[プリンペラン錠には消化管運動の亢進作用があるため、症状を悪化させるおそれがある。]

◼︎下記のような方は本剤の使用には注意が必要です。症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もありますので医師に伝えておきましょう。
・腎障害のある方[高い血中濃度が持続するおそれがある。]
・脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊のある方[悪性症候群(Syndrome malin)が起こりやすい。]

◼︎高齢者は副作用があらわれやすいため慎重に使用してください。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

◼︎妊娠中はできるだけ控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は必要最小限の範囲で用います。

◼︎授乳中も同様に止むを得ず使用する場合は、薬が効いているとされる間は授乳を避けてください。

◼︎15歳未満の子供については使用した経験は少ないため安全性は確率していませんが、医師の判断で使用するケースがあります。
子供の場合は多く使用するとふるえや筋肉の硬直といった錐体外路症状があらわれやすいため、とくに脱水状態、発熱時等には注意することとなっています。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

◼︎下記のようなお薬を飲まれている方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示をあおいでください。

・フェノチアジン系薬剤(プロクロルペラジン、クロルプロマジン、チエチルペラジン等)
・ブチロフェノン系薬剤(ハロペリドール等)
・ラウオルフィアアルカロイド薬剤(レセルピン等)
・ベンザミド系薬剤(スルピリド、チアプリド等)
・ジギタリス剤(ジゴキシン、ジギトキシン等)
・カルバマゼピン
・抗コリン剤(アトロピン硫酸塩水和物、ブチルスコポラミン臭化物等)

効果時間

血液中の薬の濃度が最も高くなる時間は、空腹時に飲んでから約1時間後とされています。
また、薬を服用してから約4.7時間後に血液中での薬の濃度が半分になるとされています。

薬効・薬理

ドパミンD2受容体を遮断することにより制吐作用を示し、セロトニン5-HT3受容体遮断作用の関与や5-HT4受容体刺激作用によって消化管運動促進作用を示します。