フロセミドとは

フロセミドはむくみや高血圧症の治療に用いられる薬です。ラシックスという利尿降圧剤のジェネリック医薬品で、むくみや高血圧症の治療に用いられる薬です。

フロセミドには、錠剤の他に、注射液・細粒があります。

フロセミドの効果

フロセミドの効果は以下のとおりです。

高血圧症(本態性、腎性等)、悪性高血圧、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、月経前緊張症、末梢血管障害による浮腫、尿路結石排出促進

フロセミド錠10mg「NP」/フロセミド錠20mg「NP」/フロセミド錠40mg「NP」添付文書

フロセミドは利尿作用が強く、反対に降圧作用は弱いという特徴があります。高血圧の方に使用した場合には、徐々に降圧効果を発揮します。

フロセミドの副作用

フロセミドのおもな副作用には、貧血、発疹、食欲不振、下痢、吐き気、めまい、頭痛、 脱力感、低ナトリウム症、低カリウム症、低カルシウム症などの代謝異常などがあります。

また、めったにありませんが重篤な副作用として、ショック、アナフィラキシー、重い血液成分の異常、水疱性 類天疱瘡、難聴、中毒性表皮壊死融解症、不整脈、間質性腎炎、間質性肺炎があります。

フロセミドの使用上の注意

他の薬との飲み合わせ

フロセミドには降圧薬、抗生物質、ジギタリス薬など複数の薬との飲み合わせが注意されています。

受診の際は、必ず医師もしくは薬剤師に服用中の薬を知らせてください。

腎機能の低下に注意

フロセミドを使用する際は、脱水症状に注意してください。食欲不振や体が水分を失いやすい状況では、脱水症状を起こしやすくなります。脱水になると腎臓の血流が低下し、急激に腎機能が悪化する恐れがあります。

脱水に十分注意し、医師の指示を正しく守って症状に合わせて使用量を調整してください。

フロセミドに似た市販薬

フロセミドは医師の診断が必要な処方薬であり、市販で購入することはできません。

市販薬でむくみや利尿作用の効果がある薬は、漢方薬の「猪苓湯(ちょれいとう)」「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」「五苓散(ごれいさん)」などです。

また、足のむくみを改善する市販薬には、エスエス製薬から販売されている「アンチスタックス」があります。軽度の静脈還流障害による足のむくみに効果がある薬です。「赤ブドウ葉乾燥エキス混合物」という有効成分が、足のむくみの原因に働きかけ血管を強化し、滞った血流を促進します。

アンチスタックスは要指導医薬品のため、薬剤師による対面販売が必要であり、通販などで購入することはできません。

おわりに

フロセミドはむくみや高血圧症に用いられる利尿降圧剤です。尿を排出する作用とともに血圧を下げる薬であり、薬を使用する際は医師の指示を正しく守って使用しましょう。