膀胱炎の治療薬として処方されるセフカペンは、急性膀胱炎の原因の約8割を占める大腸菌やブドウ球菌属、レンサ球菌属など膀胱炎を引き起こす細菌に優れた効果があります。
セフカペンを膀胱炎に対して使用するときの服用期間、何錠使うかなどの飲み方や、効かないと感じた時の注意点、妊婦や授乳中の膀胱炎での使用に関して解説していきます。

膀胱炎に使うときの飲み方は?

残尿感や排尿痛をともなう膀胱炎をできるだけはやく改善するためには、処方されたセフカペンの効果がきちんと発揮されるように、用量・用法を守って服用しましょう。
100mg錠のセフカペンを処方された場合、1回1錠を1日3回、食後に服用するのが一般的です。
詳細な用法用量は以下のとおりですが、よほどの事情がない限りは医師からの指示通りに使うようにしましょう。

通常、成人にはセフカペン ピボキシル塩酸塩水和物として1回100mg(力価)を1日3回食後経口投与する。
なお、年齢及び症状に応じて適宜増減するが、難治性又は効果不十分と思われる症例には1回150mg(力価)を1日3回食後経口投与する。

セフカペンの膀胱炎への効果は?

セフカペンの効果を実感する目安は2~3日とされています。しかし、場合によっては排尿痛などの痛みに対して効果を実感しにくいことがあります。その理由には、抗生物質であるセフカペンの役割が、痛みを取り去るというよりは、体内に侵入した細菌を抑えることにあるからです。
ここで注意したいことは、効かないと思っても服用を止めずに継続することで、徐々に効果が出はじめ改善が見られる場合が多いことから、服用期間を守り必ず飲み切るようにすることです。
どれくらい服用するかというと、目安は3日程度です。しかし膀胱炎を繰り返したり、症状の改善が遅い、重症化している場合などは1~2週間と長めに処方されることもあります。
また、薬がよく効き症状が軽くなると完治したと思いこみ、自己判断で服用を止めてしまわないようにしましょう。
体内に細菌が残留してる可能性があり、再発又は他の疾患を引き起こす原因にもなり得ます。必ず医師に指示された服用期間を守りましょう。

妊婦や授乳中の膀胱炎でも使えるの?

膀胱炎になりやすいといわれる妊娠期間についてですが、妊娠中の方がフロモックスを服用することはできるのでしょうか。
添付文書によると「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。」とされています。従って、医師の判断によっては妊婦の服用が可能ということになります。
フロモックスを使用した妊婦による相談事例では、大きな影響は考えられないとされ、服用しても過度な心配の必要はないことが伺えます。
では授乳中の方はどうかというと、添付文書上でも特に注意はありませんので、授乳中でも服用することができます
また、授乳中に膀胱炎で受診した際に、医師の判断によってフロモックスが処方された場合は、指示に従いましょう。
授乳中の赤ちゃんへの影響ですが、基本的には問題ないとされています。フロモックスは小さな子供が服用しても安全性が高い治療薬です。赤ちゃんへの影響が気になる方は、授乳と服用のタイミングをずらすなどの工夫をし、心配な点は医師に相談しましょう。

最後に

セフカペンはどんな膀胱炎にも有効というわけではなく、原因の細菌がセフカペンが退治できる種類の細菌であることが重要です。
セフカペンのような抗生物質を使用する際には、原因になっている細菌と治療薬との相性があることを忘れないようにし、医薬品の使用の際には医師や薬剤師の指示を必ず守りましょう。
個別の治療の内容については、この記事に記載されている内容が必ずしも当てはまらない可能性がありますのでご注意ください。