ベルソムラの薬価を解説:他の睡眠薬との効果や薬価の違いについて

ベルソムラは他の睡眠薬とは違うメカニズムを持つ睡眠薬です。この記事ではベルソムラの薬価や処方日数制限などについて解説します。

ベルソムラは、2014年に販売が開始された比較的新しい睡眠薬です。
これまでの睡眠薬とは効果の発生の仕方が異なり、薬への依存性なども大幅に改善されているため、従来の睡眠薬では効果がみられなかった人や睡眠薬を敬遠していた人たちへも効果や使用が期待される薬です。

ベルソムラは他の睡眠薬と比較するとやや高めに価格設定されています。
この記事では、他の睡眠薬と薬価が異なる理由や処方日数制限などについて解説していきます。

ベルソムラは新しい作用を持つ睡眠薬

ベルソムラは脳の活動を活発化させるオレキシンという物質を抑制することで自然な眠りを促します。この仕組みは従来の睡眠薬にないメカニズムです。

ベルソムラの入眠作用は穏やかで、中途覚醒に対する睡眠維持に高い効果を持ちます。薬の効果が半分程度になるまで10時間程度を要し、比較的長い時間効果が持続します。なかなか寝付けなくて困っている入眠障害を持っている方にとっては効き目が弱く感じる傾向がありますが、夜中に何度も目が覚めて困っている方にとっては非常に有効な睡眠薬です。
また、睡眠薬への依存性や耐性をみせにくく、副作用の発生を従来の睡眠薬よりも格段におさえています。
ベルソムラに関して、詳しくはこちらの記事をごらんください。
関連記事:睡眠薬ベルソムラの効果や副作用とは?効果が続く時間について解説!

ベルソムラの薬価は15mg錠:89.10円、20mg錠:107.90円

ベルソムラは成分量によって種類がわかれます。基本的には1日1回1錠を就寝前に服用します。

製品名 薬価/1錠
ベルソムラ錠 15mg 89.10円
ベルソムラ錠 20mg 107.90円

※平成28年4月現在
ベルソムラは処方箋が必要になる処方薬のため、薬価の他に病院での診察代、薬局での調剤料などが加算されます。ひとつの目安ではありますが、これらの合計は1200円ほどです。保険適用の場合は、薬の購入にかかる総合計額の3割が自己負担となります。

睡眠薬が一度に処方される期間は1週間程度を目安に、ベルソムラを購入する際にかかる費用を計算してみましょう。

107.90円(1日分の薬価)×7日間+1200円(診察代や調剤料など)=1955.3円

これに保険適用がされる場合は3割負担で586円です。
※小数点以下切り捨て

なお、2016年4月の時点ではベルソムラのジェネリック医薬品や同成分の市販薬の販売はありません。

他の睡眠薬との薬価比較

従来使用されてきたベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系・メラトニン受容体作動薬の主な睡眠薬の薬価は次の通りです。

◼︎ ベンゾジアゼピン系睡眠薬

製品名 薬価 ジェネリックの値段
サイレース錠 2mg 20.00円 5.80円
エバミール錠1.0 1mg 19.80円 ジェネリックなし
ロヒプノール錠2 2mg 19.60円 5.80円
リスミー錠1mg 17.40円 10.60円
ユーロジン2mg錠 14.40円 11.30円
ハルシオン0.25mg錠 13.80円 5.80円

◼︎ 非ベンゾジアゼピン系睡眠薬

製品名 薬価 ジェネリックの値段
ルネスタ錠3mg 102.70円 ジェネリックなし
マイスリー錠10mg 65.00円 25.90〜36.60円
アモバン錠10 10mg 26.00円 7.10〜9.60円

◼︎ チエノジアゼピン系

製品名 薬価 ジェネリックの値段
レンドルミン錠0.25mg 24.30円 8.50〜9.90円
デパス錠0.5mg 9.00円 6.00〜6.30円
デパス錠1mg 12.10円 6.40〜9.60円

◼︎ メラトニン受容体作動薬

製品名 薬価 ジェネリックの値段
ロゼレム錠8mg 84.90円 ジェネリックなし

ベルソムラは他の 睡眠薬に比べて値段が高い

代表的な睡眠薬であるマイスリーとベルソムラを1週間使用する場合の薬価を比較してみましょう。

製品名 薬価/1日 薬価/1週間
マイスリー10mg 65.00円 456円
マイスリー10mgジェネリック 25.90〜36.60円 181.3〜256.2円
ベルソムラ20mg 107.90円 755.3円

参考額ではありますが、マイスリーとベルソムラだと1週間あたり303.3円の差がでます。マイスリージェネリックとベルソムラの場合は、最大で574円の差です。

このようにベルソムラは、マイスリーやその他の睡眠薬と比べてもやや値段が高くなっています。
これは、比較的新しい薬であること、従来型の睡眠薬とは異なる作用で他に同じような薬がないこと、副作用に対する安全性が高いことなどが理由にあげられます。

睡眠薬を選ぶ上で、価格もひとつの要素になる場合もありますが、大切なことは自分にあった薬を選ぶことです。他の睡眠薬との違いをしっかり確認して、症状にあった薬を処方してもらうようにしましょう。

ベルソムラの投与制限の解除

発売して日の浅い新薬は、発売から1年間は一度に14日分しか処方できない処方日数制限があります。2014年に発売されたベルソムラは2015年12月から投与制限が解除され、長期処方が可能になりました。

ベルソムラは、脳に作用することで精神機能に影響を与える向精神薬ではないため、3ヶ月ほどの長期処方も可能です。

ただし、睡眠薬は依存性の危惧がある習慣性医薬品であることに変わりはありません。薬の服用は医師の指示のもと、用法用量を守って使用するようにしましょう。

さいごに

ベルソムラはこれまでにない作用のある薬のため、これまで睡眠薬を使用してもあまり効き目を感じなかった方や、依存性・副作用などの面から睡眠薬の使用を敬遠してた方にとって有効な薬になる場合もあります。
医師とよく相談の上、使用を検討してみるのもひとつ選択です。

ベルソムラに関しては、こちらの記事もごらんください。
睡眠薬ベルソムラの副作用とは?悪夢や頭痛が起きたときの対処法
睡眠薬ベルソムラが効かないときはどうすればよい?

ベルソムラのお役立ち情報

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