東和薬品
処方薬 後発 錠剤
薬品名 |
ペロリック錠10mg |
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薬のタイプ |
処方薬 |
薬価 |
5.60円/錠 |
成分 |
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添加物 |
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薬効分類 |
消化管運動改善剤 |
製造会社 |
東和薬品 |
割線の有無 |
なし |
剤形 |
錠剤 |
規制区分 |
なし |
効果・効能・作用 |
下記疾患及び薬剤投与時の消化器症状(悪心、嘔吐、食欲不振、腹部膨満、上腹部不快感、腹痛、胸やけ、あい気) |
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〈成人〉
主な副作用は下痢、便秘、胸やけ、嘔吐等、乳汁分泌、女性化乳房等です。
〈小児〉
主な副作用は下痢、錐体外路障害、眠気、発疹等です。
下記の副作用はめったに起こりませんが、念のためご注意ください。
お薬を使用していて下記のような初期症状が出た場合は、すぐに医療機関に行き飲んでいるお薬を医師に伝えて指示を仰いでください。
・ショック、アナフィラキシー
皮ふのかゆみ、じんま疹、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、冷や汗、息苦しさ、どうき、めまい、血の気が引く、息切れ、判断力の低下、意識の混濁など
※息苦しい場合は、救急車などを利用して直ちに受診してください。
・錐体外路症状
動きが遅い、眼球が上を向く、首のねじれやつっぱり、手足のふるえやこわばり、筋肉のこわばり
・意識障害、痙攣
意識の低下、考えがまとまらない、判断力の低下、顔や手足の筋肉がぴくつく、一時的にボーっとして意識が薄れる、手足の筋肉が硬直しガクガクと震える
・肝機能障害、黄疸
倦怠感、食欲不振、発熱、発疹、吐き気・おう吐、かゆみ、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿が褐色になる
下記のような方は本剤を使用しないでください。
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人
3.消化管出血、機械的イレウス、消化管穿孔の患者
4.プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)の患者
下記のような方は本剤の使用には注意が必要です。
症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もありますので医師に伝えておきましょう。
1.小児
2.肝障害又は腎障害のある患者
妊婦又は妊娠している可能性のある方、授乳中の方は使用しないでください。
小児において、特に1才以下の乳児には用量に注意し、3才以下の乳幼児には7日以上の連用を避けることとなっています。
下記のようなお薬を飲まれている方は注意が必要です。
併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示を仰いでください。
フェノチアジン系精神神経用剤(プロクロルペラジン、クロルプロマジン、チエチルペラジン等)、ブチロフェノン系製剤(ハロペリドール等)、ラウオルフィアアルカロイド製剤(レセルピン等):
内分泌機能調節異常又は錐体外路症状が発現しやすくなる。
ジギタリス製剤(ジゴキシン等):
ジギタリス製剤飽和時の指標となる悪心、嘔吐、食欲不振症状を不顕化することがある。ジギタリス製剤の血中濃度のモニターを行う。
抗コリン剤(ブチルスコポラミン臭化物、チキジウム臭化物、チメピジウム臭化物水和物等):
本剤の胃排出作用が減弱することがある。症状により一方を減量、中止する。又は必要に応じて間隔をあけて投与する。
制酸剤、H2受容体拮抗剤(シメチジン、ラニチジン等)、プロトンポンプ阻害剤(オメプラゾール等):
本剤の効果が減弱するおそれがあるので、両剤の投与時間を考慮する。
上部消化管並びにCTZに作用し、抗ドパミン作用を発揮し、消化管運動を改善することで、吐き気などの消化器症状を抑えます。