ベンザブロックSプラスとは
鼻水、鼻づまり、くしゃみ、のどの痛みなどのかぜ症状に有効な総合感冒薬です。
解熱鎮痛剤の中でも安全性が高いアセトアミノフェンを配合しているので家族みんな(7才以上)で使えます。
ベンザブロックSプラスの基本情報
効能・効果
かぜの諸症状(鼻水、鼻づまり、のどの痛み、せき、たん、くしゃみ、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和
用法・用量
◆ベンザブロックS
次の量を、食後なるべく30分以内に、水またはお湯で、かまずに服用すること。
年齢 | 1回量 | 服用回数 |
---|---|---|
15才以上 | 2錠 | 3回 |
7才~14才 | 1錠 | |
7才未満 | ×服用しないこと |
◆ベンザブロックS錠
次の量を、食後なるべく30分以内に、水またはお湯で、かまずに服用すること。
年齢 | 1回量 | 服用回数 |
---|---|---|
15才以上 | 3錠 | 3回 |
11才~14才 | 2錠 | |
7才~10才 | 1錠 | |
7才未満 | ×服用しないこと |
成分
ベンザブロックS 成人の1日量(6錠)中、ベンザブロックS錠 成人の1日服用量(9錠)中
成分 | 分量 |
---|---|
アセトアミノフェン | 900㎎ |
ヨウ化イソプロパミド | 6㎎ |
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 3.5㎎ |
トラネキサム酸 | 420㎎ |
ジヒドロコデインリン酸塩 | 24㎎ |
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 | 60㎎ |
無水カフェイン | 75㎎ |
リボフラビン(ビタミンB2) | 12㎎ |
へスぺリジン | 90㎎ |
アセトアミノフェン
穏やかな作用の解熱鎮痛成分。熱を下げたり痛みを感じさせるプロスタグランジンを抑制します。
ヨウ化イソプロパミド
抗コリン成分。副交感神経を遮断する作用によって鼻水の分泌を抑えます。
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗ヒスタミン成分。アレルギー症状を抑えます。
トラネキサム酸
プラスミンの働きを弱めてアレルギー症状や炎症、腫れを抑えます。
ジヒドロコデインリン酸塩
せき中枢の興奮を鎮めてせきを止めます。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩
気道を広げ、息苦しさやせきを鎮めます。
無水カフェイン
かぜによる頭痛や頭重の解消。他の成分の薬理効果を上げる働きもあります。
★ビタミン★
リボフラビン(ビタミンB2)
吸収のよい活性型のビタミンB2。不足すると疲れやすくなります。有害な活性酸素を分解したり、脂質の代謝を促進します。
へスぺリジン
ビタミンP。ポリフェノールの一種。血管を強くし血流を改善します。
ベンザブロックSプラスの注意点や副作用
服用前は添付の説明書を必ずよく確認して下さい。
守らないと現在の症状が悪化したり、事故や副作用がおこりやすくなります。
治療を受けている人、病歴がある人は必ず医師、薬剤師または登録販売者に相談してから服用してください。
してはいけないこと
・服用後、乗物または機械類の操作をしないでください。
・授乳中の人は服用しないか、授乳を避けてください。
・服用後の飲酒は飲酒しないでください。
・長期連用しないでください。
次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
・他の処方箋、市販薬を服用していたり、医師の診療を受けている人。
・妊娠中、または妊娠していると思われる人。
・高齢者
副作用
皮ふ:発疹・発赤、かゆみ
消化器:吐き気・嘔吐、食欲不振、胸やけ
精神神経系:めまい、頭痛
泌尿器:排尿困難
その他:過度の体温低下、顔のほてり、異常なまぶしさ。
まれに起こりうる重篤な症状
アナフィラキシーショック:服用後すぐに皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁などがあらわれる。
スティーブンス・ジョンソン症候群:高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤などが持続したり、急激に悪化する。
肝臓機能障害:発熱、かゆみ、発疹、黄疸、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
腎障害:発熱、発疹、尿量の減少、全身のむくみ、全身のダルさ、関節痛、下痢等があらわれる。
間質性肺炎:階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする、苦しくなる、空せき、発熱などがみられ、これが急にあらわれたり、持続したりする。
ぜんそく:息をする時ゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しい等があらわれる。
再生不良性貧血:青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白く見える、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿などがあらわれる。
無顆粒球症:突然の高熱、さむけ、のどの痛みなどがあらわれる。
購入方法と価格について。
ベンザブロックSプラスは【指定第2類医薬品】なので薬局薬店、薬剤師または登録販売者がいるドラッグストア、インターネット通販で購入できます。
おわりに
アレルギー性鼻炎も、鼻かぜも、一度引くと長引いてしまう鼻水です。正しい鼻のかみ方を守って二次感染を防ぎましょう。
市販薬も用法容量を正しく守ってお使いください。
使用中に違和感を感じたら直ちに使用を中止して、医療機関(内科、耳鼻科など)の診療を受けるようにしましょう。