ボルタレンSRカプセル37.5mg

ノバルティスファーマ/ 同仁医薬化工

処方薬 先発 カプセル

基本情報

副作用

■副作用で多いのは、胃痛や胃部不快感です。
これはNSAIDsの解熱鎮痛薬の特徴でもあり、痛みの原因物質プロスタグランジンが作られるのが抑制されると同時に胃の粘膜などを保護する作用も抑制されることが原因です。
その他に腹痛、浮腫、かゆみ、発疹、頭痛、眠気、AST(GOT)・ALT(GPT)上昇などが報告されています。

◼︎重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、服用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。
・ショック、アナフィラキシー
・出血性ショック又は穿孔を伴う消化管潰瘍
・再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少
・中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)
・急性腎不全
・重症喘息発作(アスピリン喘息)
・間質性肺炎
・うっ血性心不全、心筋梗塞
・無菌性髄膜炎
・重篤な肝障害
・急性脳症
・横紋筋融解症
・脳血管障害

使用上の注意点

■以下に当てはまる方はボルタレンSRカプセル37.5mgを使用できません。
・消化性潰瘍のある方
・重篤な血液の異常のある方
・重篤な肝障害のある方
・重篤な腎障害のある方
・重篤な高血圧症のある方
・重篤な心機能不全のある方
・ボルタレンの成分に対しアレルギー症状を起こしたことのある方
・直腸炎、直腸出血又は痔疾のある方
・アスピリン喘息の方(非ステロイド性消炎鎮痛剤等により誘発される喘息発作)又はアスピリン喘息にかかったことのある方
・インフルエンザの臨床経過中の脳炎・脳症の方
・トリアムテレンを使用中の方

■以下に当てはまる方はボルタレンSRカプセル37.5mgの使用には注意が必要です。症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もありますので医師に伝えておきましょう。

・消化性潰瘍になったことのある方
・血液の異常を起こしたことのある方
・出血傾向のある方
・肝障害を起こしたことのある方
・腎障害を起こしたことのある方
・腎血流量が低下しやすい方
・高血圧症のある方
・心機能障害のある方
・SLE(全身性エリテマトーデス)の方
・過敏症になったことのある方
・気管支喘息のある方
・潰瘍性大腸炎の方
・クローン病の方
・非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期の使用による消化性潰瘍のある方で、ボルタレンSRカプセル37.5mgの長期的ま使用が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている方

◼︎重篤な肝障害があらわれることがあります。とくにボルタレンを何度も使用する場合は定期的に肝機能検査をおこなうことが望ましいとされています。

◼︎慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症など)で使用する場合には、次のことに注意してください。

・長期間にわたって使用する場合は、定期的に尿検査や血液検査などをおこなうこと。異常が起こった場合には医師の指示のもと薬の減量や休薬などなど適切な処置をおこなうこと。

◼︎感染症を合併している方は適切な抗菌剤を併用して、医師の診断・観察をこまめに受けてください。

◼︎薬を使用中に眠気、めまい、目の前がぼやけるなどが起こった場合は、自動車の運転など危険を伴う機械の操作をおこなわないでください。

◼︎高齢者や子供、消耗性疾患の方は、副作用の中でも過度の体温下降・血圧低下によるショック症状、虚脱などがあらわれやすいので、特に慎重に使用してください。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

◼︎妊婦又は妊娠している可能性のある方は使用しないでください。

◼︎授乳中の使用は避けてください。

◼︎15歳未満の子供への使用は慎重に行ってください。生後4週間未満の新生児や、1歳未満の乳児への使用はできるだけ避けてください。
ジクロフェナクナトリウム製剤を解熱目的で使用した後にライ症候群を発症したとの報告があります。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

■以下のような薬を使用している方はボルタレンSRカプセル37.5mgを使用できません。
・トリアムテレン(トリテレン)

◼︎以下のような薬を使用している方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示をあおいでください。
・CYP2C9を阻害する薬剤(ボリコナゾール等)
・ニューキノロン系抗菌剤(エノキサシン等)
・リチウム、強心配糖体(ジゴキシン等)、メトトレキサート
・アスピリン
・非ステロイド性消炎鎮痛剤
・副腎皮質ステロイド剤(プレドニゾロン等)
・降圧剤(β-遮断剤、ACE阻害剤、アンジオテンシンII受容体拮抗剤等)
・利尿剤(ヒドロクロロチアジド、フロセミド等)
・カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、カンレノ酸)、抗アルドステロン剤(エプレレノン)
・抗凝血剤及び抗血小板薬(ワルファリン、レビパリン、クロピドグレル、エノキサパリン等)

効果時間

血液中の薬の濃度が最も高くなる時間は、薬を服用してから約7時間後とされています。
また、その後約2時間後に血液中での薬の濃度が半分になるとされています。

薬効・薬理

炎症や痛み、発熱の原因とされるプロスタグランジンという生体内の物質の合成を阻害する作用を示します。