ミルトン

杏林製薬

市販薬

基本情報

副作用

■ミルトン溶液との接触により、手の荒れ、発疹・発赤、かゆみなどの症状があらわれた場合は使用を中止し、医師、薬剤師などに相談してください。

使用上の注意点

■以下のような場合は医師、薬剤師などに相談してください。
・本剤をあやまって飲みこんだ時は、すぐに水、生卵、ミルクなどを飲み、医師に相談してください。
・目に入らないように注意してください。目に入った場合には、こすらずにすぐに水またはぬるま湯で十分に洗い流してください。なお、症状が重い場合には、眼科医に相談してください。

■その他の注意
・ミルトンは飲まないでください
・子供の手の届かない所に保管してください
・手の荒れやすい方は、取扱い時に炊事用手袋などをご使用ください。

■授乳後の哺乳びん・乳首は、食器用洗剤を用いてブラシでよく洗い、丁寧にすすぎます。特に乳首はミルクの被膜が付着しやすいので、食塩を研磨剤代わりにしこすり洗いをしてください。

■1度調製した希釈液は24時間有効です。したがって、24時間以内は何回でも消毒可能で、1度に何本かまとめて消毒することもできです。ただし、時間の経過とともに消毒成分は分解され、効力が低下します。十分な消毒効果を得るために、24時間使用ごとに作り替えてください。

■使用期限が過ぎた場合、使用は避けてください。使用期限が過ぎてもすぐに効果がなくなりませんが、消毒成分の分解が進み、効力が減弱して十分な消毒効果が期待できなくなることが考えられます。

■ミルトンの消毒成分である次亜塩素酸ナトリウムは、分解すると塩素を発生するため薬液は塩素のにおいがします。また、溶液にもわずかな塩素のにおいがあります。取り出した哺乳びんなどで気になる場合は、水道水ですすいで溶液を洗い流してご使用ください。消毒効果は変わりません。

■ミルトン(次亜塩素酸ナトリウム)を用いたノロウィルス感染予防については、以下の消毒方法が厚生労働省のホームページ上で紹介されています。
【調理器具などの場合】
洗剤などを使用し十分に洗浄した後、塩素濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウムでひたすように拭く。

【床などに飛び散った患者の吐ぶつやふん便の場合】
使い捨てのマスクと手袋を着用し、汚物中のウイルスが飛び散らないように、ペーパータオルなどで静かに拭き取る。その後、塩素濃度約200ppmの次亜塩素酸ナトリウムでひたすように床を拭き取る。
おむつや拭き取りに使用したペーパータオルなどは、ビニール袋に密閉して廃棄。(この際、ビニール袋に廃棄物が充分にひたる量の次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約 1,000ppm)を入れることが望ましい。)

■ミルトンで消毒できる材質、使用に適さない材質があるので、ご確認ください。
【使用できるもの】
・素材:陶器、ガラス、プラスチック製品(ポリカーボネート、ポリプロピ レン、ポリエチレン、アクリル樹脂、ABS樹脂など)、ゴム(ただし、天然ゴムは劣化が早まる可能性もあります)
・製品:哺乳びん、乳首、ストローマグ、食器、カトラリー、さく乳器、 プラスチック製のおもちゃなど

【使用に適さないもの】
ステンレスを含む金属製品、一部プラスチック製品(メラミン樹脂、フェ ノール樹脂、ポリウレタンなど)
※ ミルトンには金属腐食性、漂白作用がありますので、使用上の注意をよく読んで正しくお使いください。

その他

効果時間

溶液を作り、1時間以上つけて、取り出すだけで消毒可能です。そのため忙しいお母さんにも、子育て参加中のお父さんにも簡単に使えます。

薬効・薬理

生まれてすぐの赤ちゃんはお母さんから受け継いだ免疫力がありますが、すぐに低下してしまうので、生後3カ月くらいまでは免疫力がとても低い時期であると言えます。3カ月を過ぎた頃から免疫力が徐々につき始め、約10カ月かけて生まれた時と同じレベルに戻ります。しかしながら1歳になっても、まだ大人の半分程度しかありません。

よって乳幼児、特に1歳に満たない赤ちゃんは細菌に感染しやすく、回復力も弱い状態のため、少量の細菌でも大事に至る危険性があります。

そんな赤ちゃんを守るためにも、口にする哺乳びんは、しっかり殺菌しておきたいものです。
洗ったつもりでも、哺乳びんに残ったわずかなミルクのカスは、病原菌のすみかになる可能性があり、膜状になったカスは煮沸消毒などで固まるので、それを繰り返すと取り除けなくなってしまいます。
細菌の多くは煮沸や電子レンジでも消毒できますが、枯草菌などの芽胞をつくる細菌は、熱では死ににくいと言われています。
ミルトンは、このような菌に対しても殺菌消毒効果を発揮します。

また、特定の菌種やウイルスに対して効果・効能を取得している訳ではありませんが、一般的な細菌群に属する腸管出血性大腸菌(O-157)に対しても殺菌効果が期待でき、消毒効果が得られにくいと言われているノロウイルスに対し効果が得られる薬液として医療現場などで用いられています。

【次亜塩素酸ナトリウム】
医療・水道・食品工業・一般家庭などで、殺菌消毒薬あるいは漂白・除臭・除菌を目的に使用されています。