夏のかゆみや発疹に内側からアプローチ!

夏場は汗や紫外線など肌は常に刺激に晒されています。
そんな夏の皮膚疾患は虫さされや日焼けによるもの以外にも、汗や気温も影響します。

かゆみが広範囲に及ぶ時は塗り薬と合わせて内服薬が効果的です。
虫さされのかゆみ止めでお馴染みのムヒから初めて内服薬、飲むかゆみ止め・はれ治療薬「ムヒAZ」が発売されました。

この記事では「ムヒAZ」の成分や効能からその効果を検証!合わせて夏場のかゆみ対策を見ていきましょう!


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ムヒAZが効果を発揮するのはこんな場面!

夏の肌のかゆみは体温上昇、発汗による水分の蒸発、蒸発による乾燥、汗の塩分の刺激、汗による肌のアルカリ性へ変化(通常肌は弱酸性)紫外線など肌に負担がかかりやすくなっています。夏の肌のかゆみで多いのは次のような症状です。

☆湿疹・じんましん
☆アレルギー性の皮ふのただれ
☆体温上昇によるムズムズ
☆乾燥によるカサカサ肌
☆夜かゆみがつらくて眠れない・・・など
 

なぜかゆみが起こるのだろう?

体がなんらかの刺激を感じると血管の周辺にある脂肪細胞が「ヒスタミン」という物質を大量に放出します。
そのヒスタミンが血管を広げることで皮膚が赤くなったり、血管内の水分が外に出てはれが起こるのです。

かゆみやはれを止めるにはこの「ヒスタミン」の分泌を抑える必要があります。

 

のむかゆみ止め「ムヒAZ」の正体は抗ヒスタミン・抗アレルギー薬

ムヒAZはそんなヒスタミンの働きを抑える成分で、かゆみを元からブロックします。
内容成分は第二世代の抗ヒスタミン薬「アゼラスチン塩酸塩」のみ。

1983年以前に主流だった第一世代の抗ヒスタミン成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩など)に比べ、眠気や口の渇きなどの副作用が改善された抗ヒスタミン・抗アレルギー成分です。

内服薬なので成分が血液にのり、全身に行き渡ります。背中や腰回りの発疹やあかみなど、塗り薬では対応しきれない広範囲のかゆみやはれに効果を発揮。体の内側からかゆみを鎮めます。

臨床では1回の服用で12時間の効果時間が確認されています。長く効くので朝起きた時や眠る前など1日2回の服用でOKです。

 

抗ヒスタミン成分なら鼻炎薬!鼻炎薬で皮膚のかゆみが改善するの?

同じ成分「アゼラスチン塩酸塩」を含むお薬にはエーザイ製薬の「スカイナーAL錠」があります。
こちらは花粉やハウスダストによる鼻炎症状のためのお薬ですが、同様に皮膚のかゆみにも使用することができます。
構成されている添加物などの違いはありますが、成分量も1日2回の服用も同じです。

スカイナーAL錠

その他の第二世代抗ヒスタミン薬

抗ヒスタミン・抗アレルギー薬と言えばスカイナーAL錠と同じくアレルギー性鼻炎や花粉症のお薬です。春に買った花粉症のお薬が残っているなら出番です!
近年は副作用の少なく、長く強い効き目をもった第二世代抗ヒスタミン薬が続々と発売されています。パッケージや添付文書に皮膚疾患にたいしての記述がないものもありますが、各成分の医療用の添付文書には「じんましん・湿疹・皮膚炎・皮膚そう痒症(かゆみ)」など皮膚疾患に対しても使われていることが確認できました。これらはすべて第1類医薬品なので、皮ふのかゆみに使いたいことも含めて、薬剤師さんとよく相談して購入してください。

☆アレジオン:エピナスチン塩酸塩配合
☆アレグラ:フェキナフェソジン塩酸塩
☆ストナリニZ:セチリジン塩酸塩

 

夏の肌を守る皮膚炎予防法

☆汗を書いたらこまめに拭き取る。
朝と夜でシャワーを浴びれるならそれが理想ですが、朝は濡れたタオルや汗拭きシートでふき取るようにしましょう。患部がただれていたり、炎症を起こしている時はこすらないようにやさしく拭き取って下さい。

☆紫外線対策は万全に!
長時間の野外活動の時などは薄い長袖を羽織りましょう。
肌が直接強い紫外線にさらされないように注意しましょう。

☆洗濯のすすぎは丁寧に!
衣服に残った洗剤 柔軟剤が汗により肌につくことがあります。丁寧なすすぎを心がけましょう。
 

症状が改善しない時は皮膚科に行きましょう。

アレルギー反応による湿疹や皮膚炎なら、今回ご紹介したムヒAZをはじめとした市販の抗ヒスタミン薬で効果を得られるでしょう。
しかし、市販の治療薬を使っても現状が回復しなかったり、違和感がある場合は、その他の原因が考えられますので、早めに皮膚科を受診して下さいね。

 

ムヒAZの基本情報

基本情報は以下の通りです。服用する前に添付文書をよく読んで内容を確認してから服用して下さい。

効能・効果

  • じんましん・しっしん・かぶれによる次の症状の緩和:皮膚の腫れかゆみ
  • 花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:くしゃみ、鼻水、鼻づまり

用法用量

成人(15歳以上)1回1錠を1日2回、朝食後及び就寝前に服用してください。15歳未満の小児は服用できません。

使用上の注意点(抜粋)

  • 妊娠してる人、15歳未満の小児、授乳中の人は服用しないでください。(授乳婦が服用する場合は授乳をやめること。母乳を介して赤ちゃんに薬の成分が移行します。)
  • アトピー性皮膚炎の診断を受けた人、薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人、気管支ぜんそくの診断を受けた人は服用する前に医師や薬剤師に相談してください。

副作用(抜粋)

  • 皮膚:発疹発赤
  • 消化器:吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胸やけ、腹痛など
  • 精神神経:倦怠感、めまい、頭痛、手足のしびれ
  • 循環器:動悸
  • 呼吸器:息苦しさ
  • 泌尿器:頻尿、排尿困難、血尿
  • 肝臓:全身のだるさ、黄疸
  • その他:顔面のほてり、鼻乾燥、むくみ、月経異常など