メジコンは咳止めの薬です。薬の種類も、錠剤・粉薬・シロップと揃っており、子どもから大人まで幅広く使用されます。そのため比較的安全性の高い薬ではありますが、薬である以上副作用が気になりますよね。
この記事では、メジコンの副作用について解説します。

メジコンの効果

メジコンは脳にある咳中枢に作用して、咳を抑える薬です。風邪や気管支炎、肺炎などにともなう咳症状で処方されます。
痰が少ない乾いた咳の治療に向いており、痰が多いときには、痰のきれをよくする去痰薬と一緒に使用する場合があります。
メジコン配合シロップに限り、「クレゾールスルホン酸カリウム」という痰を切りやすくする成分が配合されています。

メジコンの効能効果など詳細はこちらをごらんください。
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メジコンは副作用を起こしにくい鎮咳薬

鎮咳薬とよばれる咳止めの薬には、麻薬性と非麻薬性のものがあります。

麻薬性:効果は強いが、耐性や依存性がある。副作用も起こしやすい。
非麻薬性:麻薬性に比べて効果は弱いが、耐性や依存性も弱い。副作用も起きにくい。

メジコンは非麻薬性の薬です。体に薬が慣れてしまい効きづらくなる状態の耐性や、薬をやめられなくなる依存性もほとんどありません。
副作用発生率は約2.85%、メジコン配合シロップの副作用発生率は約1.1%と報告されており、副作用を起こしにくい薬です。

メジコンの主な副作用は眠気や吐き気

副作用を起こしにくいメジコンですが、副作用として起こる可能性がある症状を確認しましょう。
主に吐き気、下痢、食欲不振、軟便、蕁麻疹などが挙げられ、また、眠気も比較的出やすい副作用のひとつです。
いつもと様子が異なると感じた場合、医師や薬剤師に相談してください。

このほかに、めったに起こる副作用ではありませんが、念のため注意する重篤な症状が2点あります。

■ショック、アナフィラキシー
初期症状:皮ふのかゆみ、じんま疹、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、冷や汗、息苦しさ、どうき、めまい、血の気が引く、息切れ、判断力の低下、意識の混濁など
※息苦しい場合は、救急車などを利用してください。

■呼吸抑制
初期症状:息苦しい、息切れ

他の薬との飲み合わせに注意

メジコン単体で副作用が起こらなくても、他の薬との飲み合わせで重篤な症状が出現することがあります。

■メジコンと併用できない薬
パーキンソン病などの治療に使用されるMAO阻害剤と一緒に飲んではいけません。
併用したことにより、痙攣、反射亢進、異常高熱、昏睡などの重篤な症状が出現したという報告があります。
例:セレギリン塩酸塩(代表製品:エフピー)など

■メジコンの使用に注意が必要な薬
CYP2D6といわれる代謝酵素に影響を与える薬は、飲み合わせることにより、メジコンの血中濃度が上昇することがあるため注意が必要です。
例:アミオダロン塩酸塩(代表製品:アンカロン)、テルビナフィン(代表製品:ラミシール)、キニジンなど

おわりに

メジコンは副作用を起こしにくい薬です。
副作用かな?と思う症状がでた場合は、いちど他の原因も考慮してみてください。それでも解消されない場合は、自分の判断で薬をやめるのではなく、再度医師の診察を受けるようにしましょう。
また、妊娠中・授乳中の方でメジコンの使用が気になる方は、こちらの関連記事もご参照ください。
関連記事:『メジコンの妊娠中・授乳中の方への使用について解説!安全に使えるの?』