アローゼンの効果

アローゼンは、便秘の改善や駆虫剤を使用した後の下剤として使われる顆粒状の薬です。

有効成分は生薬センナに含まれるセンノシドで、大腸を刺激して腸の運動を活発にし、排便をうながす作用があります。また、腸管の水分の吸収を阻害するため、便が硬くなるのを防ぐ作用もあります。

アローゼンのように大腸を直接刺激する下剤を「大腸刺激性下剤」といいます。刺激性下剤は、旅行などの環境や季節の変化、女性の生理前などに起きる急性便秘に使われます。

アローゼンの腸のぜんどう運動を強める作用が腹痛などの症状を悪化させるおそれがあるため、便秘の中でも自律神経の乱れによって大腸がけいれんする「けいれん性便秘」には使用できません。

アローゼンが効かない?

アローゼンに限らず、刺激性下剤は長期間連用すると効果が弱くなります。毎日薬の力で無理にぜんどう運動を起こさせると、大腸に負担がかかって疲労し大腸が動かなくなる傾向があります。そのことから下剤を飲んでも効果が感じられない状態になってしまうのです。

アローゼンが効かないからといって、自己判断で使用量を増やしていくと、薬なしでは排便ができないと言った事態も起こりえます。アローゼンに頼りがちになってしまう習慣性が生じるおそれがあるため、短期間の使用に限ることが望ましい薬です。

長期連用や自己判断での薬の増量はせず、医師の指示にしたがって使用しましょう。

アローゼンの飲み方

通常、成人は1回0.5~1.0gを1日1〜2回使用します。年齢や症状によって用量を調整する場合があります。

アローゼンの効果時間

アローゼンは飲んでから約8~10時間で効果が現れます。そのため、就寝前の使用を勧められることが多い薬です。

アローゼンの副作用

主な副作用として、腹痛・吐き気・おう吐・腹鳴(お腹がぐるぐる鳴る)などがあります。

重大な副作用の報告はされていませんが、副作用と見られる症状があった場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

妊娠中・授乳中の使用について

妊娠中の使用

妊娠または妊娠している可能性のある方でも、通常の量であれば使用できます。

大量の使用は子宮の収縮をうながし流産や早産などを引き起こす危険性があるため、妊娠や妊娠している可能性がある場合は必ず医師にその旨を伝え、指示された用法・用量を守りましょう。

授乳中の使用

通常の量であれば授乳中でも使用できるので、授乳中の方は必ず医師にその旨を伝え、医師に指示された用法・用量を守りましょう。

アローゼンに市販薬はある?

アローゼンの有効成分であるセンノシドは、多くの市販薬に配合されています。ただし成分がセンノシドだけであるアローゼンと全く同じ市販薬はありません。

アローゼンと似た市販薬として、山本漢方センナ顆粒Sがあります。アローゼンにはセンナ・センナ実が1g中963.2mgで、山本漢方センナ顆粒にはセンナ1.5g中750mg含まれています。

山本漢方センナ顆粒S

おわりに

アローゼンは、急性の便秘に強い効果を現す薬です。しかし、アローゼンに長期的に頼ることは避け、あくまで短期間に使用する薬であることを理解した上で用法用量を守って使用しましょう。

また、便秘には生活習慣も大きく関わっています。食物繊維の多い食事をとったり運動をするなど生活習慣の改善もすると良いでしょう。