ランソプラゾールOD錠15mg「サワイ」

沢井製薬

処方薬 後発 錠剤

基本情報

副作用

ランソプラゾールは、潰瘍や逆流性食道炎などの治療では比較的副作用が起こりにくい薬です。
ただし、ヘリコバクター・ピロリの除菌では、一緒に飲む抗生物質の作用によりお腹がゆるくなることがあります。

■ランソプラゾールの病気ごとに起こる主な副作用は以下の通りです。
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger‐Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症の場合:ALT上昇、AST上昇など
・低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合:下痢、便秘など
・非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合:下痢、便秘など
・胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合:下痢、軟便など

■重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、使用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。
・ショック、アナフィラキシー
・皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)
・重篤な肝機能障害、黄疸
・汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、顆粒球減少、血小板減少、貧血
・偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎
・間質性肺炎
・間質性腎炎

使用上の注意点

■下記に当てはまる方はランソプラゾールOD錠15mg「サワイ」を使用できません。
・ランソプラゾールの成分に対してアレルギー症状が現れたことがある方
・アタザナビル硫酸塩やリルピビリン塩酸塩を使用している方

■下記に当てはまる方はランソプラゾールOD錠15mg「サワイ」の使用に注意が必要です。症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もあるのであらかじめ医師に伝えておきましょう。
・他の薬でアレルギー症状が現れたことがある方
・肝障害のある方

■高齢者は副作用があらわれやすいため慎重に使用してください。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

■妊娠中はできるだけ控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は必要最小限の範囲で使用します。妊娠の有無を必ず医師に伝えてください。

■ 授乳中も同様に止むを得ず使用するは、薬が効いているとされる間は授乳を避けてください。

■15歳未満の子供に対しては使用された例が少ないとされてますが、医師の判断で使用するケースがあります。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

ランソプラゾールの胃酸分泌抑制作用により、他の薬の吸収を促進または抑制することがあるため、他の薬との飲み合わせには注意が必要です。

◼︎下記のような薬を飲まれている方は使用できません。
・アタザナビル硫酸塩(代表製品:レイアタッツ)
・リルピビリン塩酸塩(代表製品:エジュラント)

◼︎下記のような薬を飲まれている方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示をあおいでください。
・テオフィリン(代表製品:テオドール)
・タクロリムス水和物(代表製品:プログラフ)
・ジゴキシン、メチルジゴキシン
・イトラコナゾール(代表製品:イトリゾール)、ゲフィチニブ(代表製品:イレッサ)
・メトトレキサート
・フェニトイン(代表製品:アレビアチン)、ジアゼパム(代表製品:セルシン)

効果時間

ランソプラゾールは、服用後およそ1.7時間で薬の血中濃度が最も高くなります。
その後、およそ1.2時間で薬の血中濃度が半分になります。

なお、水あり・水なしの使用で、効果時間に違いはほとんどありません。

薬効・薬理

ランソプラゾールは、胃酸を分泌するプロトンポンプに直接作用し、プロトンポンプを働かせる酵素を阻害することで胃酸の分泌を抑える作用があります。
胃潰瘍や逆流性食道炎など、胃酸により粘膜が傷つけられるような病気では、胃酸の分泌を抑えることで病気の治りが良くなります。

ヘリコバクター・ピロリの除菌では、胃酸の分泌を抑えると胃のpHが下がり抗生物質の除菌効率が良くなるため、補助的に使用されます。