リポビタンとは?どんな種類があるの?

リポビタンとは、大正製薬が販売している栄養ドリンクシリーズです。1962年に「リポビタンD」が発売されて以来50年以上に渡って多くの人に親しまれており、さまざまなリポビタンシリーズの商品が販売されています。

リポビタンシリーズは配合成分の違いにより、第2類医薬品、第3類医薬品、指定医薬部外品に分類されています。

リポビタンDは以前は医薬品でしたが、医薬品販売の規制緩和により栄養ドリンクは医薬部外品となり、コンビニなどでも購入可能となりました。

第2類医薬品と第3類医薬品は薬剤師か登録販売者の対応が必要なため、薬局・ドラッグストア・インターネットでの取り扱いとなります。

  第2類医薬品 第3類医薬品 指定医薬部外品
商品名 ゴールドエース・D PRO・DⅡ α Dロイヤル・Jr.・ゴールドX D・Dライト・DW・Dスーパー・D8・D11・Dキッズ・ファイン・ファインプレシャス・フィール・ハーフ・アミノ・ノンカフェ・ライフ・ローヤル11・ゴールドV

※2017年8月現在。名称の「リポビタン」は表中では省略しています。

リポビタンの効果

リポビタンシリーズは共通して、肉体疲労・病中病後・食欲不振・栄養障害・発熱性消耗性疾患などの場合の栄養補給、滋養強壮、虚弱体質に効能効果が認められています。

リポビタンシリーズに含まれる主な成分

リポビタンシリーズに含まれる主な成分には、次のようなものがあります。ただし、配合される成分は商品によって異なります。

タウリン

カキやイカ・タコなどの貝類に多く含まれている成分で、人間の体重の0.1%が体内にあると言われています。体内でも生成することが可能ですが必要量には届かないため、食事として摂取する必要があります。

肝臓で生成される胆汁酸と結びつくとコレステロールを消費して減らす、心臓や肝臓の機能を高める、視力回復、高血圧予防などのさまざまなはたらきをするといわれています。

ビタミンB1

豚肉や大豆、米ぬかなどに多く含まれている成分です。水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、主に糖質からのエネルギー生成を補助するはたらきや神経機能を維持するはたらきがあります。不足すると夏バテのような症状が起こります。

ビタミンB2

レバーや卵、乳製品、葉菜類などに多く含まれている成分です。水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、主に糖質・脂質・たんぱく質からのエネルギー生成を補助するはたらきがあります。不足すると口内炎など皮膚や粘膜に炎症が起こりやすくなります。

ニコチン酸アミド

レバーや魚、肉などに多く含まれている成分です。水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、ナイアシンやビタミンB3とも呼ばれます。主に糖質・脂質・たんぱく質からのエネルギー生成を補助するはたらきや、皮膚や粘膜の健康を保つはたらきがあります。不足するとペラグラと呼ばれる皮膚炎や口角炎、下痢などの症状を起こす可能性があります。

ビタミンB6

カツオやマグロなどの魚、バナナ、レバーなどに多く含まれている成分です。水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、主にたんぱく質からのエネルギー生成を補助するはたらきや、筋肉・血液の生成を補助するはたらきがあります。不足すると湿疹などの皮膚の炎症や貧血が起こります。

イノシトール

オレンジや桃、すいか、豆類などに多く含まれている成分です。体内でも生成することが可能ですが必要量には届かないため、食事として摂取する必要があります。

血管や肝臓の脂肪、コレステロールの流れをよくするはたらきや神経機能を正常に保つはたらきがあります。

ローヤルゼリー

ミツバチの働きバチが花の蜜を熟成させた甘味料です。はちみつとは全くの別物で、酸味が強く乳白色なのが特徴です。はちみつのほとんどが糖質なのに対し、ローヤルゼリーは糖質・アミノ酸などのたんぱく質に加えビタミン、ミネラルも含まれています。

美肌を保ちたい方や疲れやすい方、健康維持に役立つといわれています。

エナジードリンクとリポビタンの違いは?

エナジードリンクとリポビタンの違いは、成分にあります。主成分であるタウリンは医薬品であり、清涼飲料水であるエナジードリンクには使うことができません。

また医薬品であるリポビタンは、ビタミンなどを体内に吸収されやすいように変化させて配合させていることを表記できるのに対し、エナジードリンクはそこまでの表記ができません。したがって、効果を保証できるのは医薬品に指定されているリポビタンだと言えます。

しかしカフェインに関しては吸収率に変化が無いため、カフェインを摂取するのが目的の場合はどちらを飲んでも変わらないと言えるでしょう。

リポビタンは眠気に効く?

リポビタンの多くには、無水カフェインという成分が含まれています。カフェインとの違いとしては、カフェインから純粋に成分として取り出されたものを無水カフェインと言います。リポビタンの効能効果として眠気を覚ますといったような記述はありませんが、成分としては覚醒作用・安眠を妨げる作用があります。

個人によってカフェインの作用にバラつきがあるので一概にはいえませんが、寝る前にリポビタンを服用する場合はカフェインレスのものを選ぶことをおすすめします。

おわりに

今回はリポビタンシリーズという大きなくくりでの解説でしたが、ミナカラではリポビタンを商品別に解説している記事もあります。興味を持った方は下記の関連記事も合わせてごらんください。