リンデロン懸濁注

塩野義製薬

処方薬 先発 注射剤

基本情報

副作用

主な副作用として月経異常、下痢、吐き気、食欲不振、めまい、不眠、むくみ、脱毛、色素沈着、発熱、ステロイド腎症などがあります。

■重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、使用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。
・ ショック、アナフィラキシー
・ 誘発感染症、感染症の増悪
・ 続発性副腎皮質機能不全、糖尿病
・ 消化管潰瘍、消化管穿孔
・ 膵炎
・ 精神変調、うつ状態、痙攣
・ 骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパチー
・ 血栓症

使用上の注意点

■下記に当てはまる方はリンデロン懸濁注を使用できません。
・ベタメタゾン酢酸エステル、ベタメタゾンリン酸エステルナトリウムに対し、過去にアレルギー反応を起こしたことのある方
・感染症のある関節腔内、滑液嚢内、腱鞘内または腱周囲
・動揺関節の関節腔内

■下記に当てはまる方は原則としてリンデロン懸濁を使用できませんが、医師の判断で使用されるケースがあります。
・有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の方
・消化性潰瘍の方
・精神病の方
・結核性疾患の方
・単純疱疹性角膜炎の方
・後嚢白内障の方
・緑内障の方
・高血圧症の方
・電解質異常のある方
・血栓症の方
・最近行った内臓の手術創のある方
・急性心筋梗塞を起こした方

■下記に当てはまる方はリンデロン懸濁注を使用後の経過に注意が必要です。薬を使用後に体調に変化があらわれた場合は医師に相談してください。
・感染症の方
・糖尿病の方
・骨粗鬆症の方
・腎不全の方
・甲状腺機能低下のある方
・肝硬変の方
・脂肪肝の方
・脂肪塞栓症の方
・重症筋無力症の方

■リンデロン懸濁注投与中に水痘または麻疹に感染すると、致命的な経過をたどることがあるので使用後の経過に注意が必要です。薬を使用後に体調に変化があらわれた場合は医師に相談してください。

■連用後、投与を急に中止すると、ときに発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、ショックなどの離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行います。離脱症状があらわれた場合には、直ちに再投与または増量します。

■副腎皮質ホルモン剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの方において、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがあるので、使用後の経過に注意が必要です。薬を使用後に体調に変化があらわれた場合は医師に相談してください。

■リンデロン懸濁注の長期あるいは大量投与中の方、または投与中止後6ヵ月以内の方では、免疫機能が低下していることがあり、生ワクチンの接種により、ワクチン由来の感染を増強または持続させるおそれがあるので、これらの方には生ワクチンを接種しません。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

■妊娠中はできるだけ控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は必要最小限の範囲で使用します。妊娠の有無を必ず医師に伝えてください。

■授乳中も同様に止むを得ず使用する場合は、薬が効いているとされる間は授乳は避けてください。

■15歳未満の子供については下記のような症状の可能性について注意喚起がされています。
・発育抑制
・投与部位の組織の萎縮(陥没)
・長期投与した場合、頭蓋内圧亢進症状があらわれる可能性

飲み合わせ・食べ合わせの注意

下記のような薬を使用している方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示をあおいでください。
・バルビツール酸誘導体(フェノバルビタール)、フェニトイン、リファンピシン
・サリチル酸誘導体(アスピリン、アスピリンダイアルミネート、サザピリンなど)
・抗凝血剤(ワルファリンカリウム)
・経口糖尿病用剤(ブホルミン塩酸塩、クロルプロパミド、アセトヘキサミドなど)、インスリン製剤
・カリウム保持性利尿剤を除く利尿剤(フロセミド、アセタゾラミド、トリクロルメチアジドなど)
・シクロスポリン
・エリスロマイシン
・非脱分極性筋弛緩剤(パンクロニウム臭化物、ベクロニウム臭化物)
・リトドリン塩酸塩