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リンデロン注20mg(0.4%)

塩野義製薬

処方薬 先発 注射剤

基本情報

副作用

主な副作用として、静脈内及び筋肉内注射では副腎皮質機能低下などが、静脈内及び筋肉内以外の投与では眼圧上昇、満月様顔貌などがあります。

■重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、使用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。
・ショック、アナフィラキシー
・誘発感染症、感染症の増悪
・続発性副腎皮質機能不全、糖尿病
・消化管潰瘍、消化管穿孔
・膵炎
・精神変調、うつ状態、痙攣
・骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパチー
・緑内障、後嚢白内障
・血栓症
・喘息発作の増悪

使用上の注意点

■下記に当てはまる方や下記の部位にはリンデロン注20mg(0.4%)を使用できません。
・成分であるベタメタゾンリン酸エステルナトリウムを使用して、過去にアレルギー反応を起こしたことのある方
・感染症のある関節腔内、滑液嚢内、腱鞘内又は腱周囲
・動揺関節の関節腔内

■下記に当てはまる方は原則としてリンデロン注20mg(0.4%)を使用できませんが、医師の判断で使用されるケースがあります。
・有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の方
・消化性潰瘍の方
・精神病の方
・結核性疾患の方
・単純疱疹性角膜炎の方
・後嚢白内障の方
・緑内障の方
・高血圧症の方
・電解質異常のある方
・血栓症の方
・最近行った内臓の手術創のある方
・急性心筋梗塞を起こした方
・ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患及び急性化膿性眼疾患の患者に対する眼科的投与

■下記に当てはまる方はリンデロン注20mg(0.4%)を使用後の経過に注意が必要です。薬を使用後に体調に変化があらわれた場合は医師に相談してください。
・感染症の方
・糖尿病の方
・骨粗鬆症の方
・腎不全の方
・甲状腺機能低下のある方
・肝硬変の方
・脂肪肝の方
・脂肪塞栓症の方
・重症筋無力症の方

■高齢者が長期投与した場合、感染症の誘発、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、後嚢白内障、緑内障などの副作用があらわれやすいので、慎重に投与してください。

■リンデロン注20mg(0.4%)の投与により、誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化管潰瘍、糖尿病、精神障害などの重篤な副作用があらわれることがあるので、薬の投与にあたっては次の注意が必要です。
・投与に際しては、特に適応、症状を考慮し、ほかの治療法によって十分に治療効果が期待できる場合には、リンデロン注20mg(0.4%)を投与しないでください。また、局所的投与で十分な場合には、局所療法を行ってください。
・投与中は副作用の発現に対し、常に十分な配慮と観察を行い、また、薬を使用する方をストレスから避けるようにし、事故、手術などの場合には増量するなど適切な処置を行ってください。
・特に、リンデロン注20mg(0.4%)投与中に水痘または麻疹に感染すると、致命的な経過をたどることがあるので、次の注意が必要です。
 (1)リンデロン注20mg(0.4%)投与前に水痘または麻疹の既往や予防接種の有無を確認してください。
 (2)水痘または麻疹にかかったことのある方においては、水痘または麻疹への感染を極力防ぐよう常に十分な配慮と観察を行ってください。感染が疑われる場合や感染した場合には、直ちに受診するよう指導し、適切な処置を講じてください。
 (3)水痘または麻疹にかかったことがある方や予防接種を受けたことがある方であっても、リンデロン注20mg(0.4%)投与中は、水痘または麻疹を発症する可能性があるのでご注意ください。
・連用後、投与を急に中止すると、ときに発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、ショックなどの離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行ってください。離脱症状があらわれた場合には、直ちに再投与または増量してください。
・眼科用に用いる場合には原則として、2週間以上の長期投与はしないでください。

■副腎皮質ホルモン剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの方において、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがあります。リンデロン注20mg(0.4%)の投与期間中及び投与終了後は継続して肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルス増殖の徴候や症状の発現にご注意ください。異常が認められた場合には、リンデロン注20mg(0.4%)の減量を考慮し、抗ウイルス剤を投与するなど適切な処置を行ってください。なお、投与開始前にHBs抗原陰性の方において、B型肝炎ウイルスによる肝炎を発症した症例が報告されています。

■リンデロン注20mg(0.4%)の長期あるいは大量投与中の方、または投与中止後6ヵ月以内の方では、免疫機能が低下していることがあり、生ワクチンの接種により、ワクチン由来の感染を増強または持続させるおそれがあるので、これらに該当する方は生ワクチンを接種しないでください。

■リンデロン注20mg(0.4%)の投与により、気管支喘息薬を使用する方の喘息発作を増悪させることがあるので、薬物、食物、添加物などに過敏な喘息患者には特に注意が必要です。

■強皮症患者における強皮症腎クリーゼの発現率は、副腎皮質ホルモン剤投与の方で高いとの報告があります。リンデロン注20mg(0.4%)を強皮症患者に投与する場合は、血圧及び腎機能を慎重にモニターし、強皮症腎クリーゼの徴候や症状の出現に注意してください。また、異常が認められた場合には適切な処置を行ってください。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

■妊娠中はできるだけ控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は必要最小限の範囲で使用します。妊娠の有無を必ず医師に伝えてください。

■授乳中も同様に止むを得ず使用する場合は、薬が効いているとされる間は授乳は避けてください。

■15歳未満の子供・低出生体重児では以下のことにご注意ください。
・発育抑制があらわれる場合があるので、薬を使用後は十分に観察してください
・長期投与した場合、頭蓋内圧亢進症状があらわれる場合があります
・与部位の組織の萎縮(陥没)を起こしやすいため、筋肉内注射はなるべく避けてください

飲み合わせ・食べ合わせの注意

■下記のような薬を使用している方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師などに相談しながら指示をあおいでください。
・バルビツール酸誘導体(フェノバルビタール)
・フェニトイン
・リファンピシン
・サリチル酸誘導体(アスピリン、アスピリンダイアルミネート、サザピリンなど)
・抗凝血剤(ワルファリンカリウム)
・経口糖尿病用剤(ブホルミン塩酸塩、クロルプロパミド、アセトヘキサミドなど)
・インスリン製剤
・利尿剤(カリウム保持性利尿剤を除く)(フロセミド、アセタゾラミド、トリクロルメチアジドなど)
・シクロスポリン
・エリスロマイシン
・非脱分極性筋弛緩剤(パンクロニウム臭化物、ベクロニウム臭化物)
・リトドリン塩酸塩