レボトミン散50%

吉富薬品,田辺三菱製薬/ 田辺三菱製薬

処方薬 先発

基本情報

副作用

主な副作用は、血圧降下、白血球減少症、食欲亢進、食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、便秘、パーキンソン症候群(手指振戦,筋強剛,流涎等)、縮瞳、頭痛、過敏症状,光線過敏症、口の渇き、頻尿、皮膚の色素沈着などです。
眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがあります。そのため、レボトミン使用中は自動車の運転や危険を伴う機械の操作に従事しないでください。

重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診してください。
・Syndrome malin(悪性症候群)
・突然死
・再生不良性貧血、白血球減少、無顆粒球症
・麻痺性イレウス
・遅発性ジスキネジア、遅発性ジストニア
・抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
・眼障害
・SLE様症状
・横紋筋融解症
・肺塞栓症、深部静脈血栓症

また、レボトミンもその仲間である抗精神病薬の使用において、肺塞栓症、静脈血栓症などの血栓塞栓症が起こった症例も報告されています。

使用上の注意点

◼︎下記に当てはまる方はレボトミンを使用できません。
・昏睡状態,循環虚脱状態にある方
・バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある方
・フェノチアジン系化合物及びその類似化合物に対しアレルギーを持っている方

◼︎皮質下部の脳障害(脳炎、脳腫瘍、頭部外傷後遺症など)の疑いがある方は、原則レボトミンを使用できません。ただし、どうしても必要で使用する場合は慎重に使用するようにしてください。

◼︎下記に当てはまる方はレボトミン使用後の経過に注意が必要です。薬を使用後、体調に変化があらわれた場合は医師に相談してください。
・肝障害または血液障害のある方
・褐色細胞腫、動脈硬化症あるいは心疾患の疑いのある方
・重症喘息、肺気腫、呼吸器感染症などの方
・てんかんなどの痙攣性疾患又はこれらの病歴のある方
・高温環境にある方
・脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊のある方

◼︎高齢者の方は、起立性低血圧、錐体外路症状、脱力感、運動失調、排泄障害などがおこりやすいため、慎重に使用するようにしてください。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

◼︎妊娠中はできるだけ使用を控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は必要最小限の範囲で使用します。妊娠の有無を必ず医師に伝えてください。

◼︎授乳中はできるだけ使用を控えることとなっています。止むを得ず使用する場合は、薬が効いているとされる間は授乳を避けてください。

◼︎15歳未満の子供へ使用すると、錐体外路症状やジスキネジアが起こりやすいため、慎重に使用する必要があります。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

◼︎アドレナリン(ボスミン)を使用している方は重篤な血圧降下を起こすこおそれがあるため使用できません。

◼︎以下のような薬を使用している方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示をあおいでください。
・中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体・麻酔剤等)
・降圧剤
・アトロピン様作用を有する薬剤
・ドンペリドン、メトクロプラミド
・リチウム
・ドパミン作動薬(レボドパ製剤、ブロモクリプチンメシル酸塩)

◼︎アルコール(飲酒)と併用すると、相互作用で眠気や精神運動機能低下などをおこすおそれがあります。薬を使用中の飲酒はご注意ください。

効果時間

血液中の薬の濃度が最も高くなる時間は、薬を飲んでから約2時間後とされています。
また、その後約14時間後に血液中での薬の濃度が半分になるとされています。

薬効・薬理

【条件反射抑制作用を含めた抗ドパミン作用】
幻覚・妄想や概念の統合障害等の陽性症状の改善及び悪心・嘔吐の改善に関連する。

【自発運動抑制作用を含めた抗ノルアドレナリン作用】
躁状態や緊張状態の改善に関連する。

【抗セロトニン作用】
思考の貧困化や感情鈍麻等の陰性症状の改善に関連する。