ロキソニン細粒10%

第一三共ヘルスケア

処方薬 先発

基本情報

副作用

もっとも多い副作用は胃腸症状(胃部不快感、腹痛、悪心・嘔吐、食欲不振等:発生頻度2.25%)です。
重症化することはまれですが、胃潰瘍など消化性潰瘍にも念のため注意が必要です。
とくに高齢の方や、長期間服用する時は気をつけてください。
その他、浮腫・むくみ(0.59%)、発疹・じんま疹等(0.21%)、眠気(0.10%)などが続きます。

また、人によっては発疹ができたり、喘息発作を起こすおそれがあります。
アレルギー体質の人や、もともと喘息のある人は注意してください。
特に鎮痛薬や解熱薬で喘息を起こしたことのある方は事前に医師にお伝えください。

そのほか、長期間服用する事で腎臓や肝臓の働きが悪くなってくることがあります。
リウマチなどで長期間服用する場合は、処方医に相談しながら定期的に肝機能や腎臓や胃の検査・検診を受けることをおすすめします。


■重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、使用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。
・消化管潰瘍・胃腸出血:
胃痛、腹痛、血液便、黒いタール状の便、吐血(コーヒー色のものを吐く)。

・腎臓の症状:
尿が少なくなる、尿の濁りや泡立ち、血尿、むくみ、全身のだるさ、吐き気、腰痛、発熱、発疹など。

・肝臓の症状:
皮膚や白目が黄色くなる、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、尿が茶褐色になるなど。

・血液成分の異常症状:
発熱、喉の痛み、全身のだるさ、血豆・青あざや歯肉出血など出血傾向など。

・皮膚・粘膜の症状:
発疹・発赤、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、水ぶくれ、皮がむける、皮膚の強い痛み、目の充血、発熱など。

・喘息発作の誘発:
咳き込む、ゼーゼーとした息苦さ、息苦しさなど。

・心不全:
息苦しい、息切れ、胸が苦しい、動悸、疲れやすい、むくみ、体重増加など。

・ショック、アナフィラキシー様症状:
冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼーとした息苦さ、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れるなど。

・無菌性髄膜炎:
発熱、頭痛、吐き気、吐く、首の硬直、意識がうすれるなど。

・横紋筋融解症:
手足のしびれ・けいれん、力が入らない、筋肉痛、歩行困難、赤褐色の尿など。

使用上の注意点

■下記に当てはまる方はロキソニン細粒10%を使用できません。

・アスピリン喘息を持っている方、鎮痛薬や解熱薬で喘息を起こしたことのある方
・ロキソニン錠の成分に対して過敏症(アレルギー発作/アナフィラキシー症状等)を起こした事のある方
・消化性潰瘍、重い肝障害・腎障害・血液の異常・心機能不全がある方


■下記に当てはまる方はロキソニン細粒10%を使用後の経過に注意が必要です。薬を使用後に体調に変化があらわれた場合は医師に相談してください。

・消化性潰瘍を起こしたことのある方
・非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある方で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている方
・血液の異常、肝障害、腎障害がある方、または起こしたことのある方
・心機能異常のある方
・アレルギー症状を起こしたことのある方
・気管支喘息の方
・潰瘍性大腸炎の方
・クローン病の方


胃の副作用を予防するのに、胃腸薬がセットで処方されることがあります。胃腸の悪い方・弱い方、腎臓や肝臓の悪い方、そのほか持病のある方は副作用発生のリスクが高まる可能性もありますので医師に伝えておきましょう。

風邪での発熱やノドの腫れは、風邪の原因となるウイルスや細菌を対外に排出する体の運でもあるので、むやみに対症療法を続けると逆に症状が長引いてしまうことがあるため、ロキソニンを使っても症状が改善しなかったり長引く時は早めに医療機関に相談するようにしましょう。

また、頭痛などに頓用で使う場合は、薬物乱用頭痛を避けるため月 10 日以上服用している場合は注意が必要となります。
薬物乱用頭痛の診断基準は、月に 15 日以上鎮痛薬を飲んでいる場合となっていますが、実際には月に 10 日以上飲んでいる人は要注意と思ったほうがよいでしょう。

■高齢者は副作用があらわれやすいため少量から使用を開始するなど慎重に使用してください。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

■妊娠末期の方は使用してはいけません。妊婦の方、または妊娠している可能性のある方はできるだけ控えることとなっています。
また、症状によっては他のお薬を使うべきなこともあるため、どうしても必要な場合は、医師の処方のもと必要最小限の範囲で用います。

■授乳中もできるだけ控えるた方がよく、基本的にはアセトアミノフェン(カロナールなど)などの他の解熱鎮痛剤を使用する事となります。
どうしても必要な場合は、医師の処方のもと必要最小限の範囲で用います。

■15歳未満の子供・低出生体重児に対するロキソニンの安全性はまだ確立していないため、基本的にはアセトアミノフェン(カロナールなど)などの他の解熱鎮痛剤が優先して使われます。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

■下記のような薬を使用している方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示をあおいでください。

・ワルファリン:
一緒に飲むと、ワルファリンの作用が増強し出血が起きやすくなる可能性があります。
必要に応じて減量をする必要がありますのでワルファリンを服用されている方は医師にご相談ください。

・スルホニル尿素系の血糖降下薬:
一緒に飲むと、血糖降下薬の作用が増強し副作用が発生する可能性が高まります。必要に応じて減量をする必要がありますので医師にご相談ください。

・ニューキノロン系抗菌剤:
ニューキノロン系抗菌剤は、中枢神経系の抑制性神経伝達物質である GABA の受容体への結合を阻害し、副作用としてけいれん誘発作用をおこすことがあります。
一緒に飲むと、その阻害作用を増強し、けいれん誘発作用をおこすことがあります。

・メトトレキサート:
一緒に飲むと、リウマチや白血病の治療に用いるメトトレキサートの作用が増強する可能性があります。
必要に応じて減量をする必要がありますのでメトトレキサートを服用されている方は医師にご相談ください。

・リチウム:
一緒に飲むと、血中のリチウム濃度を上昇させ、リチウム中毒を起こすことがあるので血中のリチウム濃度に注意がいります。
必要に応じて減量をする必要がありますので医師にご相談ください。

・チアジド系利尿薬:
一緒に飲むと、利尿・降圧作用が弱くなるおそれがあります。
ロキソニンを頓用で使う場合は問題になりにくいですが、長期間使う場合などは特に注意して医師に相談しましょう。

・降圧薬(ACE 阻害剤、アンジオテンシン II 受容体拮抗剤):
一緒に飲むと、降圧作用が減弱するおそれがあります。また、腎機能を悪化させるおそれがある。
ロキソニンを頓用で使う場合は問題になりにくいですが、長期間使う場合などは特に注意して医師に相談しましょう。

多量のアルコールは、胃や肝臓の副作用をでやすくしますので、このお薬の服用期間中は酒は控えめにすることをおすすめします。

効果時間

ロキソニン錠60mgの情報ですが、効果時間(効き始め、ピーク時間、半減時間、服用間隔)の参考として、血中最高濃度時間(服用後に血中の成分の濃度が最高値に到達するまでにかかる時間)が服用後 0.79 時間となっており比較的早い効果が期待されます。

また、血中の濃度が半減するのは服用後1.31時間となっています。
朝昼晩と 1 日 3 回の服用でも体内には蓄積されず排泄されるお薬です。

※ 吸収性や血中濃度の推移は年齢や個人差、環境差により変化しますのでご注意ください。

3〜40分ほどで効果が出てきて、5時間ほどで効果が抜けていくと言われています。
とん服・とん用で使う場合は4〜5時間ほど空けていただければ体内に蓄積されず使えるでしょう。

薬効・薬理

プロスタグランジン生合成を抑制することで、優れた抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用を示します。