ワーファリン錠1mg

エーザイ

処方薬 先発 錠剤

基本情報

副作用

(高齢者や子供など注意が必要な方は)薬を服用後は体調の変化を観察し、異常が認められた場合はすぐに医療機関を受診して、服用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。
主な副作用として発疹、そう痒症、紅斑(皮膚の発赤)、蕁麻疹、皮膚炎、発熱、肝臓の機能の指標であるAST(GOT)・ALT(GPT)の上昇、悪心・嘔吐、下痢、脱毛、抗甲状腺作用です。

◼︎重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、服用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。
・出血
・皮膚壊死
・肝機能障害、黄疸

使用上の注意点

◼︎ワーファリン錠1mgとカペシタビンとの併用により、ワーファリン錠1mgの作用が増強し、出血が起こり死亡に至ったとの報告があります。併用する場合には必ず使用前に医師に相談するようにしてください。

◼︎下記に当てはまる方はワーファリン錠1mgを使用できません。
・出血している方(血小板減少性紫斑病、血管障害による出血傾向、血友病その他の血液凝固障害、月経期間中、手術時、消化管潰瘍、尿路出血、喀血、流早産・分娩直後等性器出血を伴う妊産褥婦、頭蓋内出血の疑いのある方など)
・出血する可能性のある方(内臓腫瘍、消化管の憩室炎、大腸炎、亜急性細菌性心内膜炎、重症高血圧症、重症糖尿病の方など)
・重篤な肝障害・腎障害のある方
・中枢神経系の手術又は外傷後日の浅い方
・ワーファリン錠1mgの成分であるワルファリンカリウムに対しアレルギー反応を起こしたことのある方
・骨粗鬆症治療用ビタミンK2(メナテトレノン)製剤を使用中の方
・関節リウマチの治療薬のイグラチモドを使用中の方

◼︎下記に当てはまる方はワーファリン錠1mgとの使用には注意が必要です。症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もあるのであらかじめ医師に伝えておきましょう。
・肝炎、下痢、脂肪の吸収不全、慢性アルコール中毒、うっ血性心不全、敗血症、遷延(せんえん)性低血圧症のある方や新生児のビタミンK欠乏時など。
・ビタミンK摂取時など
・悪性腫瘍のある方
・甲状腺機能亢進症または甲状腺機能低下症の方

◼︎急に投与を中止した場合、血栓を生じるおそれがあるので徐々に減量すること。
ビタミンK製剤を投与中の患者には本剤の効果が発現しないので、本剤の治療を要する場合は、止血目的以外のビタミンK製剤を投与しないこと。

◼︎高齢者は副作用があらわれやすいため慎重に使用してください。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

◼︎妊婦又は妊娠している可能性のある方はワーファリン錠1mgを使用できません。また、産後の産褥期の方はできるだけ控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は医師の判断により必要最小限の範囲で使用されることがあります。

◼︎授乳中も同様に止むを得ず使用する場合は、薬が効いているとされる間は授乳は避けてください。

◼︎生後4週未満の子供についてはできるだけ控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は医師の判断で必要最小限の範囲において使用されることがあります。

◼︎15歳未満の子供については使用した経験は少ないとされていますが、医師の判断で使用するケースがあります。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

◼︎以下のようなお薬を飲まれている方は本剤を使用できません。
・骨粗鬆症治療用ビタミンK2製剤、メナテトレノン(グラケー)
・イグラチモド(ケアラム、コルベット)

◼︎他にも飲み合わせに注意が必要な薬がさまざまあるので、服用中の薬がある場合は医師に必ず伝えてください。

◼︎アルコール(飲酒)と併用すると、相互作用で本剤の作用を減弱または強くなるおそれがあります。薬を使用中は飲酒は控えてください。

◼︎セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品と併用すると、相互作用でワーファリン錠1mgの作用を減弱するおそれがありますので併用の際は必ず医師に相談してください。

◼︎ビタミンK含有食品(納豆、クロレラ食品、青汁)と併用すると、相互作用でワーファリン錠1mgの作用を減弱するおそれがありますので上記食品の摂取は避けるようにしてください。

◼︎納豆、クロレラ食品、青汁以外のビタミンK含有食品を一時的に大量摂取し併用すると、相互作用でワーファリン錠1mgの作用を減弱するおそれがありますので上記食品の摂取は避けるようにしてください。

効果時間

血液中の薬の濃度が最も高くなる時間は、薬を服用してから約0.5時間後とされています。また、その後約55~133時間後に血液中での薬の濃度が半分になるとされています。

薬効・薬理

本薬は、ビタミンK作用に拮抗し肝臓におけるビタミンK依存性血液凝固因子(プロトロンビン、第VII、第IX、及び第X因子)の生合成を抑制して抗凝血効果及び抗血栓効果を発揮します。
また、本薬によって血中に遊離するPIVKA(Protein induced by Vitamin K absence or antagonist:プロトロンビン前駆体)が増加することにより抗凝血作用及び血栓形成抑制作用を持ちます。